ムービー
The Farm 51がフォトグラメトリーを使った映像制作技術「Reality 51」を発表。チェルノブイリ原発事故を扱った映像プロジェクトも明らかに
「Reality 51」公式Facebookページ
4Gamerでも何度かお伝えしているように,フォトグラメトリーとは,撮影された大量の画像から視差などを利用してテクスチャごと3Dモデルを作成するもので,非常に正確でリアルなグラフィックスの生成が可能になる(関連記事)。同社が開発中の新作「Get Even」(PC/PlayStation 4/Xbox One)のほか,Electronic Artsが発表した「Star Wars Battlefront」(PC/PlayStation 4/Xbox One)に使用されていることが発表されるなど,新しいグラフィックス技術として認知されつつあるようだ。公開されたムービーを見る限り「Reality 51」は,カメラによる撮影と専用ミドルウェアを組み合わせた技術であると思われる。
また,The Farm 51はこのカンファレンスにおいて,「Reality 51」を使ったVR対応ヘッドマウントディスプレイ向けの映像プロジェクト「Chernobyl VR Project」(仮称)を制作中であることも発表した。これは,2016年に発生から30年めを迎える「チェルノブイリ原発事故」をテーマにしたもので,発表されている資料からは,これがインタラクティブなゲームなのか,あるいは3D 360°映画として開発が進められているのかは今のところ分からない。現在でも閉鎖されているチェルノブイリ周辺の廃墟をリアルな映像で探索できるのであれば,大きな注目を集めそうだ。
©BANDAI NAMCO Entertainment Europe S.A.S developed by The Farm 51 Group S.A. All rights reserved.
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