連載
巧みな話術で連絡先を聞き出せ。スマートフォン向けSNSシミュレーション「リプライください」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第430回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本連載の第358回で,LINE風のやり取りが楽しめる「返信ください」(iOS / Android)という作品を取り上げたが,本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介するのはその第2弾とも言える「リプライください」(iOS / Android)。本作は舞台をLINE(風インターフェース)からTwitter(風インターフェース)へと移し,新たな世界観で会話を楽しめるようになっている。
iOS版「リプライください」ダウンロードーページ
Android版「リプライください」ダウンロードページ
プレイヤーはまず「名前」「ニックネーム(ID)」「アイコン」「背景画像」「性別」といった基本情報を入力していく。アイコンと背景画像はあらかじめ用意されているものしか選択できないが,Twitterのデフォルトっぽいものや,変なイラスト,動物の写真など,思わず「あるある」と言いたくなるような画像がズラリ。これらの設定はあとからいつでも変えられるので,気軽に選択していこう。
さて,ゲームを開始すると,自分がフォローしている(という設定の)人たちの投稿が時系列に並んだホーム画面が表示される。これがいわゆる「タイムライン」だ。プレイヤーはこの中から特定の人物にタイムライン上でリプライ(返信)を送り,会話を続けながらやがて相手の「Henshin-ID」を聞き出すことが目的となる。とはいえむやみにリプライはできず,送れるのは特定のメッセージのみ。まずはざざっと眺め,気になった投稿をタップで開いていこう。
投稿をタップすると詳細画面に移行し,画面下にある「返信する」をタップすればリプライメッセージの作成画面が表示される。ただし前述したように特定の投稿以外は返信できないので,まずは返信できそうな投稿を探そう。
返信はあらかじめ用意された3つの選択肢からひとつを選ぶ方式。恋愛ゲームの会話シーンを思い浮かべていただくと,分かりやすいかもしれない。このとき,相手のツボを突く返しができれば○マークが,興味を引かない内容なら×マークが表示される。
×だとその時点でやり取りが終了してしまうが,やり直すことができるので,また一から再チャレンジしよう。○マークの出た選択肢をしっかり覚えておくのが攻略のコツだ。
こうしてうまく会話を続け,最終的に相手からHenshin-IDを聞き出せばそのユーザーとの会話は終了。Henshin-IDはDMで送られてくるので,画面下メニューのDM欄から確認しよう。複数の異性とやり取りし,たくさんHenshin-IDをゲットすべく奔走するのだ。集めたDMは勲章(?)として眺めて満足するといいだろう。
ちなみに本作は「返信ください」と連動しており,手に入れたIDを使って「返信ください」にキャラクターを追加することもできる。SNSで仲良くなり,一対一の会話ができるアプリではさらに親密に……と,何だか異常にリアルで生臭い楽しみ方もできるのだ。
「返信ください」よりも難度は低いが,一瞬本当にTwitterをやっている錯覚に陥ってしまうユニークな作品。返信できないキャラクターも意外といい味を出しており,そちらにもぜひ注目してみてほしい。気になった人はこのシリーズでモテる会話術を学んでみてはいかがだろうか。現実で通用するかどうかは,あなた次第だが…。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。