インタビュー
日本から世界で活躍するプロゲームチームを生み出したい――AimingがDeToNatorのメインスポンサーに就任した経緯を両者の代表に聞いた
DeToNatorといえば,オンラインFPS「Alliance of Valiant Arms」(AVA)にて2009年9月13日に活動を開始したゲームチームだ。現在はAVAに限らず,「Dota 2」部門と「League of Legends」(LoL)部門,そして「カウンターストライク:グローバルオフェンシブ」(CS:GO)部門を開設し,計4つのタイトルで競技活動を行っている。
一方のAimingは,2015年2月19日に東証マザーズへの上場承認を受け,3月25日に株式公開を行った(関連記事)。その後,「ログレス」の海外展開(PDF)や,2つのタイトルにおける独占ライセンス契約(PDF※1 / ※2)を立て続けに発表し,今もっとも勢いに乗っているゲームメーカーといえるだろう。
そんなAimingと,ゲームチームのDeToNator。一見,深い接点はなさそうな両者だが,スポンサー契約に至った背景には,どういった経緯があるのか。今回4Gamerは,Aimingの椎葉忠志氏(代表取締役社長)と,GamingDの江尻 勝氏(代表取締役)に,その詳しい事情を聞いてみた。
日本から世界に進出するプロゲームチームが生まれるのは本望
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。さっそくですが,AimingがDeToNatorのメインスポンサーに就任した経緯を教えてください。Aimingはスマートフォンゲームの会社というイメージが強いですから,ちょっと意外な発表でした。
「剣と魔法のログレス」がヒットし,会社として一つの成功を収めたことで,Aimingは次のステージを模索していました。ゲームを作り,売上を上げて成功するというのは当然として,ゲーム業界に何か貢献できないかと考えていたんです。そもそも私自身がゲーム好きで今でもいろいろ遊んでいますから。
4Gamer:
そこで着目したのがプロゲームチームだったと。
椎葉氏:
そうです。2014年の夏頃から,「プロゲームチームを持ちたい」と社内で話していました。世間的にもe-Sportsという言葉が広まりつつありましたからね。しかし,プロゲームチームを具体的にどう支援するべきか。このことを本当の意味で分かっている方は少ない。そうした状況の中で私にできることがあるなら,やるべきだろうと考えました。幸いなことに会社もうまくいっていますし,なんなら私が個人的に支援しても構わない。そして日本から世界に進出するプロゲームチームがあれば,本望だと。
4Gamer:
DeToNatorを支援するチームに選んだ理由も教えてください。
椎葉氏:
私はもともとゲームオンの出身で,AVAのプロデューサーとも旧知の仲です。ゲームオンがAVAを人気タイトルに育て上げていった過程も知っています。そうした縁がきっかけで,AVAで活躍中のDeToNatorを率いる江尻さんと知り合いました。それが2014年の末頃です。
4Gamer:
結果的には椎葉さん個人ではなく,AimingとしてDeToNatorを支援することになりましたが,その点はどういった経緯があったのでしょうか。
椎葉氏:
Aimingには「ゲーオタ採用」という制度があるくらい「ゲームを愛する人」を愛する会社です。社内でこの件について話し合ってみたところ,そんなAimingが,真剣にゲームに取り組んでいるDeToNatorのようなチームを支援するのは当然だろうということになったのです。
4Gamer:
一方の江尻さんは,Aimingによる支援について,どういった考えをお持ちでしたか。
順を追いつつ説明しましょう。DeToNatorは2015年で設立から6年になりますが,2014年まではずっとAVAだけに取り組んでいました。しかし,プロゲームチームとして今後も存続するためには,次のステージに行くことを考えなければならない段階に入っていました。これはつまり,AVA以外のタイトルへの取り組みや,スポンサー様に向けたさらなる活動が必要になったことを意味します。
そうした状況の中,これまでのDeToNatorの活動や,それに懸けてきた思い,そして僕自身の情熱を,椎葉さんに聞いていただけたのです。
椎葉氏:
実はそのときの江尻さんは,支援を受けるところまでは具体的に考えていなかったんです。しかし話の中で,江尻さんがプロゲームチームとしてやっていくことをしっかり考えている情熱の持ち主であり,起業の経験もあるなど,一介のゲーマーではないセンスを持った方だと分かりました。そこで,私個人またはAimingが支援するならこの人しかいないだろうと,私からスポンサーになることを江尻さんに申し出ました。「どういう形であれ支援する。プロゲームチームとして価値のある活動をしてほしい」と。
江尻氏:
その話がトントン拍子に進んでスポンサーになっていただくということになりました。
椎葉氏:
私は強運の持ち主でして,「こういうことが起きないと困るな」と思っていると,それが本当に起こるのです(笑)。江尻さんと知り合うことができたのも偶然でした。
4Gamer:
まさに渡りに船でしたね。
椎葉氏:
ただし,ゲームに打ち込んでいる方は,社会経験が少ないというケースもよくあります。日本におけるエンターテイメントビジネス全般に言えることかもしれませんが,とくにビジネスセンスが足りないことがあります。そういう人は,情熱はあるけど何をしていいのか具体的には分かっていない。
その点,江尻さんは思わずツッコミたくなるような変わった経歴をお持ちなのです。たとえば,カリスマ美容師ブームの時代に超有名美容室に美容師として在籍していて,その後独立して美容室を始めたり,辞めてからは加工食品の通販をやっていたり。
江尻氏:
美容師を辞めた理由の一つに,実は,ゲームに本格的に取り組もうという考えがありました。そういう意味でなら,Aimingからスポンサードされることは,僕自身がこの6年の間,DeToNatorとして温めてきた構想を実行できる段階に入ったと言えるかもしれません。
プロゲームチームとは,自力で稼げる集団
4Gamer:
DeToNatorは現在,AVAを含めて4タイトルにプロゲームチームとして取り組んでいますよね。
江尻氏:
お話してきたとおり,AVA部門は2015年で6年になります。そして2015年1月にDota 2部門,3月にLoL部門がそれぞれスタートしています。CS:GO部門は,現在どんな選手がいるのかコミュニティを調査し,立ち上げる準備をしている段階です。
「Alliance of Valiant Arms」(AVA) |
「Dota 2」 |
「League of Legends」(LoL) |
「カウンターストライク:グローバルオフェンシブ」(CS:GO) |
4Gamer:
メインスポンサーになると,チームが取り組むタイトルの選択も重要になってくると思うのですが,椎葉さんはどうお考えですか。
椎葉氏:
実は,そんなにこだわりはありません。私が考えるプロゲームチームとは,自力で稼げるチームです。Aimingとしては最初の一歩目を支援しますが,最後は自力で稼げないとプロゲームチームとしてはやっていけないのです。実際,欧米のプロゲームチームは自力で稼いでいます。ですから,ゲームはチーム自身で選定してもらって構いません。たとえば世界的に流行っているけれども,日本では今ひとつのタイトルでも構わない。逆に日本でしか流行っていないジャンルで,特別なポジションに立ってもらってもいい。そうやって,とにかく自分達で稼げるチームになってほしいです。
4Gamer:
なるほど。
椎葉氏:
もっと言えば,私は可能なら日本で行われるすべての競技ゲームとゲーム大会を支援したいと考えています。それは,どんなゲームでもジャンルでも構わない。日本のゲーム業界が次のステージに行くにあたって,世界基準のゲームの中で日本のゲームの価値をもっと上げていくためには,ビジネスとして考えるだけではダメなのです。そこにはゲームに対する無償の愛じゃないですけれども,たとえばポンと賞金を出すようなことも必要です。
4Gamer:
それは「パズル&ドラゴンズ」のタイムアタック大会のようなものでも対象になりますか。ゲーム本編はともかく,タイムアタックとなると競技性が伴いますよね。
椎葉氏:
もちろん対象になります。ただガンホーさんに,Aimingの支援は必要ないでしょうけれど(笑)。ともあれライバル企業であっても,「賞金を出してくれ」と言われたら,喜んで出すつもりですよ。
4Gamer:
そこまで考えているとなると,競技性の高いゲームをAiming自身がリリースするという手もあると思うのですが。
それはずっと考えています。Aimingのスタッフは,私も含めて本当にゲームが大好きですからね。本社と大阪スタジオを合わせて300人くらいスタッフがいるのですが,そのうち90人くらいでLoLの大会をやったりもしています。当然,競技ゲームの研究も進めていますし,私自身にも今のスマートフォンゲームの先に来る競技ゲームのイメージがあります。
4Gamer:
差し支えなければ,どんなゲームなのか教えてもらえますか。
椎葉氏:
操作性の高いものというよりは,「Hearthstone」に近いものになるかもしれませんね。本当にいろいろ考えていまして,現在,実際に開発段階にあるものもあります。ただ,今回のDeToNatorの件や大会を支援したいという話は,Aimingが将来リリースする競技ゲームを流行らせるためにプロモーションとしてやっているわけではありません。それよりも業界全体を拡大することを考えています。その中でAimingが優れたゲームを送り出すことができれば,私達が損することはまったくない。それどころか,絶対に得をします。「風が吹けば桶屋が儲かる」じゃないですけれども。
4Gamer:
業界の発展が回り回って自分達に返ってくるだろうと。
椎葉氏:
とは言っても現状の日本では,完全に競技に特化したゲームを作るのは厳しい。たとえば今の日本における顧客単価の高いゲームビジネスだと,欲しいアバターがなければ1円も払わずに遊べるLoLのようなモデルは難しいじゃないですか。
4Gamer:
LoLのビジネスは,世界全体でとんでもない数のプレイヤーがいるからこそ成立するモデルですよね。
椎葉氏:
アクティブプレイヤー数から考えると,売上少ないですもんね。仮に「剣と魔法のログレス」にあれだけのプレイヤーがいるとすると……月商3000億円くらいでしょうか。逆に言うと,競技性の高いゲームと言うのは,それくらいお金を払わなくとも遊べてしまいます。札束をはたいて勝てる競技ゲームというのは,ちょっと成り立たないですよね。そういうゲームを今から作って,はたしてビジネスとして成立させられるのかという疑問もあります。
4Gamer:
そうなると,Aimingが競技ゲームを作るなら,おっしゃっているようにトレーディングカードゲーム路線が濃厚になってきますね。
椎葉氏:
確かに現実的にはそうです。でも「Hearthstone」は,私もよくできていると思って一時期ハマったのですが,デッキの構成が面倒で止めちゃったんですよ。今は自動でデッキを組むシステムも充実してきてますけどね。それにトレーディングカードゲームだと派手さが足りないという課題も出てきます。「Hearthstone」は動画で見ても何をやっているか分かりますし,逆転したのも分かりやすいですが,自分達で作るとなると,そういう部分をどうするのかを考えなければなりません。
4Gamer:
なるほど……決して簡単にできるものではないと。
椎葉氏:
また,今のこの瞬間を切り取って何かを言うのはあまり意味がないとも考えています。ゲーム業界の流れを振り返ると,3〜4年でいろいろ変わっていますよね。2011年頃はmobage,GREEの全盛期でしたが,その前の2008年頃は日本だとニンテンドーDS,海外はXbox 360の時代でした。さらにさかのぼると2005年はPS2全盛期だったわけです。そのくらいのスパンで世の中が変わっていきますから,今,スマートフォンゲームが全盛だからと言って,3年後も同じとは限りません。したがって,その3年後に向けて今から準備をしておく必要があるわけです。
4Gamer:
分かりました。それではAimingから競技ゲームがリリースされたとして,DeToNatorがプロゲームチームとして取り組む可能性はありますか。
江尻氏:
もちろん可能性はあります。
椎葉氏:
そのゲームが世界なり日本なりで流行るかどうかどうかですよね。ゲームとDeToNatorの双方が世間的に価値を持ち,DeToNatorが勝つことでさらにゲームの価値が上がっていくというループができてくれると美しいのですが。
スター選手や動画配信を使った10代へのアピールが必須
4Gamer:
先ほど椎葉さんがおっしゃっていたとおり,最近ではテレビのニュースや一般向け雑誌の記事でe-Sportsという言葉が取り上げられるなど,日本でもゲームが持つ競技としての側面が世間に認知されつつあります。ここからさらに日本で競技ゲームがブレイクするには,何が必要だとお考えですか。
これはすべてのスポーツにおいてそうですが,やはりそこには,選手の顔が見えて,人となりが分かるということが必要です。そうすることで初めて,観ている人が選手に対して憧れを抱いたり,「この人がプレイしているゲームだからやってみよう」と思うわけですから。
だから僕は徹底してDeToNatorの選手を前面に出し,彼らの人間性が見えるようにしていますし,彼らの人間性を高めることにも努めています。ゲーマーというと,世間的には何かとネガティブなイメージを抱かれがちですから。
4Gamer:
具体的には,どんなことをやっているのでしょうか。
江尻氏:
DeToNatorでは,世界に通用する人材の育成を目指して,社会教育に力を入れています。そうでないと,プロゲーマーとして憧れられるような存在にはなれません。
椎葉氏:
ほかにも江尻さんは,DeToNatorの選手のヘアメイクを全部手がけているんですよね。江尻さんには,一流の美容室でタレントのヘアメイクを手がけてきた経験がありますから。
江尻氏:
もっと言うと,過去のAVAのオフラインイベントでは,出演する人達全員のヘアメイクも僕が手がけていました。
4Gamer:
え,そうだったんですか!
江尻氏:
人前に出るときには,そういった見栄えも重要ですからね。DeToNatorでは毎年1回,スタジオで写真撮影を行うのですが,撮影はプロのカメラマンに依頼します。当然ヘアメイクもプロを呼びますし,僕自身もやります。これがすごく反響があって,ネット上では「プロゲーマーってこんなに格好いいのか」と取り上げられました。そういったように,プロゲーマーは,その中身は当然として,見た目もよくしていかないとダメなのではないかと考えています。これは僕が美容師だった頃の経験が活きている部分です。
椎葉氏:
今,アジアでゲームが競技として受け入れられている過程は,かつての日本で野球が受け入れられていった過程と同じだと捉えています。つまり高度成長期に,長嶋茂雄のようなスター選手がいたことで人気を博し,今の野球のポジションが築かれた。それと同じことが,今のアジアのゲームシーンでも起きています。
各国にはそれぞれゲームのスター選手がいて,スターチームがあって,そのゲームの競技としての価値が高まりファンが生まれています。そう考えると,江尻さんの着眼点は素晴らしいですよね。選手の価値をいかに上げるかということをすごく考えている。もちろん,弱くてはどんなに格好よくても台無しですから,チームの運営もすごく考えていますし。
4Gamer:
そうやって日本でゲームが競技として認知されていく過程では,ビジネス的な面もきちんと考えなければならないかと思います。椎葉さんは,そこに何が必要だとお考えですか。
そうしたことを考えるにあたり,今の日本においてとくにしんどいのは,子ども達がPCオンラインゲームに馴染みがないということです。アジアを含めた世界各国では,10代の層がPCを使って競技ゲームをやっているんですよね。したがって日本においても10代を取り込めるかどうかが,競技ゲームをブレイクさせる大きな鍵になると考えています。これはスマートフォンゲームも同じで,今の日本では20代,30代がプレイヤー層の中心です。「パズル&ドラゴンズ」や「モンスターストライク」なら,もう少し年齢層が下がりますけれどね。実際,「モンストスタジアム」にはプレイヤーの年齢層を引き下げる狙いがあるのではないかとも考えています。
4Gamer:
それでは,どうやれば日本でも競技ゲームに10代を取り込めるのでしょう。
椎葉氏:
世界で競技ゲームがもてはやされている背景には,間違いなく動画配信の存在があります。したがって日本でも,動画配信をうまく使わなければなりません。私の小学生の子供もゲームの動画配信をよく見ていますし,具体的には,憧れの人を作ることでしょう。
「すごい人がいるらしい」というところから始めて,世界的に流行っているゲームで活躍するスター選手を育てていく。またビジネスとしてやっていくためには,ニュースとしての価値も必要になります。しかし「世界で活躍している」という部分がないと,なかなか話題にはなりません。逆に「総額10億円の賞金を懸けた世界大会に出場する日本チーム」となればニュースバリューが生じ,興味を持つ人が増え,それだけ動画を観てもらえるようになります。ひいては,そのチームの選手が格好いい,憧れるというところにつながっていくわけです。まとめると,私は世界基準でやれるかどうかという部分が重要だと考えています。
4Gamer:
少し話がそれますが,DeToNatorにも世界での活躍を求めていると。
椎葉氏:
今のAimingの支援規模はそこまでではありません。法人化したばかりのDeToNatorというチームを評価する時期になって,この先行けると判断すれば,もっと積極的な支援をしていきます。たとえばLoL部門には,外国人コーチを導入するといったように,最終的にはDeToNatorがプロゲームチームとして世界に羽ばたくところまで支援していきたいです。そうなれば,回り回って私達のためになりますし,またDeToNatorも自分達の力だけで十分に稼げるようになります。できるだけ早く,そういったループを作りたいですね。
4Gamer:
分かりました。ところで椎葉さんがおっしゃったとおり,世界でe-Sportsと呼ばれている競技ゲームというとまずPCベースのタイトルの名前が挙ります。しかし日本ではPCでゲームをプレイすることに対して,未だマニア向けというイメージを抱く人も少なくありません。その点,お二人はどうお考えですか。
江尻氏:
僕としては,DeToNatorがe-Sportsに取り組んでいるとはあまり意識していません。もちろん僕達がやっていることを,周囲の皆さんがe-Sportsと呼んでくださるぶんには全然構いません。
じゃあDeToNatorが何に取り組んでいるのか。それは「PCゲームをどれだけ盛り上げられるか」ということです。僕達が活躍することでPCゲームに人気が出て,PCが売れれば,当然スポンサー様も元気になります。そうなると,DeToNatorとしての活動もまた変化するでしょう。僕達はそういったアプローチを大切にしています。
椎葉氏:
私はもう少し先を見ています。たとえば今,コンシューマゲームが落ち込んでいるという話がよく出てきますよね。しかしその一方では,スマートフォンの普及によってゲーム人口そのものは増えています。その増えた人口の中からは,もっと凝ったゲームをやりたいという層が必ず生まれます。
私はよく,ゲームのコアユーザーとカジュアルユーザーの構成比を考えるときに,ピラミッドをイメージするのですが,今はスマートフォンのおかげでピラミッドの裾野が大きく広がった状態です。この先どうなるかというと,その裾野をベースに以前よりもずっと高いピラミッドが形成されるはずです。
4Gamer:
つまり,もっと凝ったゲーム──たとえばPCゲームなどをやりたいという層がピラミッドのコア層や中間層に加わると。
椎葉氏:
そのときに,より面白くて楽しいゲームを提供できるプラットフォームとは,競技性の高いゲームがプレイできるデバイスではないか,と私は考えています。それはクラウドゲームかもしれませんし,結局はPCやその周辺に落ち着くかもしれませんが,今のスマートフォンゲームの盛り上がりの先には,必ず競技ゲームの盛り上がりが来るだろうと。先ほども少し触れましたが,Aimingでも,そういったポスト・スマートフォンゲームを見据え,競技ゲームの研究と開発を進めています。
4Gamer:
なるほど。
椎葉氏:
そもそもPCは高価だったり,持ち運べなかったりといろいろ不自由だったんですよね。だから手軽に携帯できるスマートフォンが主流になった。しかしその一方では,最新のMacBookがスペックアップしつつ軽くなったように,技術の進歩によってそういった壁はなくなっていきます。
それとともに「PCゲームが流行らないのはPCというプラットフォームだから」ということも次第になくなっていくでしょう。ゲーム自体の面白さと,それをプレイする人口だけを見ていけばいいという時代になるでしょうね。
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