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  • 角川ゲームス
  • 発売日:2016/02/18
  • 価格:通常版:5800円 限定版:9800円(共に税抜)
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PS Vita用ソフト「艦これ改」がいよいよ抜錨。ブラウザ版をベースに大きく生まれ変わった本作のプレイレポートを掲載
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印刷2016/02/10 00:00

プレイレポート

PS Vita用ソフト「艦これ改」がいよいよ抜錨。ブラウザ版をベースに大きく生まれ変わった本作のプレイレポートを掲載

 角川ゲームスより,PS Vita用ソフト「艦これ改」が2016年2月18日についに発売される。本作は,現在サービス中のブラウザゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」(以下,ブラウザ版)をベースに,より戦略性を高める方向へゲームシステムを進化させた“艦隊型育成シミュレーション”だ。今回は,そんな本作を一足先に遊んでみたので,そのプレイレポートをお届けしよう。

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 ……と,その前に,念のため軽くゲーム概要を紹介しておこう。艦これ改では,ブラウザ版と同様,プレイヤーが提督となって,主に旧日本海軍の艦艇を擬人化した“艦娘(かんむす)”による艦隊を編成し,謎の勢力“深海棲艦(しんかいせいかん)”との戦いを繰り広げていく。設定的にはこれがすべてで,明確なストーリーラインが存在するわけではないという点もブラウザ版と共通している。

 読者の中には,すでにブラウザ版を相当にやり込んでいるという古参提督も多いかと思うが,それぞれのデータは独立しているため,自慢の艦隊を艦これ改に引き継ぐこと(またはその逆)はできない。では,艦これ改はブラウザ版を単にスタンドアロンで遊べるようにしただけのものかというと,まったくそうではない。
 ということで,ここからは「艦これ改はブラウザ版とどこが違うのか」を中心に,ゲームの流れに沿って紹介していきたい。

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「艦これ改」公式サイト



同じように見えて,同じじゃない!

ブラウザ版をベースに大きく生まれ変わったゲームシステム


 提督が鎮守府に着任しました。これより艦隊の指揮を執ります。てなわけで,ゲームを開始すると,まずはゲーム難度と初期艦娘の選択を行うことに。ゲーム難度は簡単なほうから順番に「丁」「丙」「乙」の3段階あり,あとから変更できない点に注意しよう。

まずは作戦難易度を選択する。一度決めたらプレイの途中で変更することはできない
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 また初期艦娘はブラウザ版から大幅に増えており,駆逐艦「吹雪」「叢雲」「電」「五月雨」「漣」「睦月」「時雨」「大潮」,軽巡洋艦「川内」「神通」「那珂」から,1人を選択できる。ゲーム的には,軽巡洋艦を選んだほうが序盤がほんのちょっぴり有利になるが,このときに選ばなかった艦娘もあとでゲーム内で入手できるので,見た目の好みで選んでしまってもまったく問題ない。強いて言えば,筆者は神通が好きです(迫真)。

初期艦娘の選択方法は「改スタータ」「CLASSICスタータ+」の2通りある。前者を選ぶと軽巡洋艦が,後者だと駆逐艦を選択できる。どちらを選んでも,ゲーム内で残りの艦娘を入手できるのでご安心を。史実における美保関事件のせいか,ちょっとおどおどした感じの神通ちゃんが大変可愛い
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●初期艦娘一覧
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艦隊のアイドル,那珂ちゃんだけ画像が大きいのは,並べてみたらたまたま奇数だったからで,決して自分だけ目立ちたかったわけではない……と思う。いいですね?
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 艦これ改の基本画面の1つが,旗艦提督室。ブラウザ版における母港の指令室と見た目や機能はほぼ同じだが,艦隊ごとに1つ用意されるという点が大きな違いだ。もちろん,個別に内装をカスタマイズすることも可能で,第1艦隊は洋風,第2艦隊は和室といった具合に変化を付けて楽しめる。

各種コマンドが配置された,旗艦提督室。ボタン操作はもちろん,画面タッチでも操作可能で,秘書艦を突っついてちょっかいを出したりできる。秘書艦にアニメーションが追加されたのも新鮮
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旗艦提督室にはサブメニューもあり,ゲームデータのセーブや図鑑の確認,家具の変更やアイテムショップの利用などは,こちらから行う。ブラウザ版に慣れていると,始めのうちはちょっと戸惑うかも
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 旗艦提督室では,艦隊の「編成」や,艦娘の「改装」「入渠」「補給」,さまざまな「任務」の受諾,艦娘の建造や兵器の開発などを行う「工廠」といった,各種コマンドを実行できる。これらのコマンドの中央に大きく配置された「戦略」を選択すると,艦これ改のもう1つのメインとなる戦略画面に移行する。

各種コマンドの実行画面。ほぼブラウザ版を踏襲しており,旗艦を明石にしたときにだけ利用できる改修工廠もある。明石の工廠では艦娘ではなく,装備の性能を向上させる改修を行える
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 ここで,ブラウザ版からの最大の変更点について触れておくと,艦これ改は1日=1ターンを単位とした“ターン制のシミュレーションゲーム”に変化した点が挙げられる。戦略画面は,まさにこのゲームシステムの変化を象徴する部分で,ここでは艦隊の「出撃」「遠征」「演習」,そしてほかの海域への「移動」といった,艦隊運用に関するコマンドを実行できる。

こちらが戦略画面。ゲーム開始時に艦隊を派遣できるのは,鎮守府海域,北方泊地海域,南方泊地海域の3つだが,これらを攻略することで徐々に派遣可能な海域が広がっていく。艦娘を建造できるのは鎮守府海域の艦隊のみで,海域によっては入渠ドックがない場合がある。また,鎮守府海域以外の海域で艦隊から外された艦娘は自動的に「回航」状態となり,鎮守府に帰投するまで,再度ほかの艦隊に編成したりはできないので要注意
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●出撃
各海域に艦隊を派遣し,参加する作戦を選んで,いざ出撃。マップ上での移動は,通称“羅針盤娘”の回す羅針盤でどこに進むかが決定されるが,特定の艦隊編成を行うことでルートを制御できるポイントも存在する。また,新マップが多数追加されているほか,ブラウザ版では期間限定のイベント海域だったマップが通常マップとして組み込まれていたりするので,気を抜かずに臨もう
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敵勢力が待ち構える,赤丸のポイントに達すると戦闘が発生する。戦闘開始時に「陣形」を選択する点はブラウザ版と同じだが,それに続いて「戦闘指揮」コマンドを入力できるようになったのが大きな違いだ。昼間の戦闘で,艦隊がどのような行動を取るかは,すべてこれによって決定され,従来のように空母がいるだけで自動的に艦載機による開幕攻撃が行われたり,戦艦がいるだけで攻撃が2巡したりするわけではない。極端な例を挙げると,敵から距離を離しつつ,ひたすら航空攻撃だけを繰り出したり,逆に敵に肉薄しての雷撃にすべてを賭けたりといったことも可能で,どのコマンドをどの順番で実行するとより効果的なのかは,かなり研究のし甲斐がありそうだ
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艦これ改では戦闘時の演出が一新。素早く進軍したければ,演出をスキップして戦闘結果だけを表示させることも可能になった。細かい部分だが,夜戦に突入する前に戦況を確認できるようになり,戦闘終了後の「進撃」「撤退」選択画面で艦隊の被害状況が分かるようになった点も嬉しい
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戦闘が終了すると,戦果と活躍度に応じた経験値を取得できる。勝利時には,新たな艦娘と出会えることもあるが,ドロップ率はブラウザ版よりもやや低めな印象。海域内のすべての作戦を達成すると,その海域の制海権を確保できる。神通ちゃん,頑張った!
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●遠征
遠征は海域ごとに実行できるものが決まっており,鎮守府海域からすべての遠征に出発できるわけではない。中には特定の艦隊編成を要求されるものもあり,遠征に成功すると,経験値や資源,アイテムなどを獲得できる
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●演習
演習には,1艦隊で行う「艦隊演習」と,同一海域にいる別の艦隊との模擬戦を行う「対抗演習」の2つがある。このうち,艦隊演習には,さらに複数のサブカテゴリが用意されており,艦娘を近代化改修せずとも,実行した演習に応じたパラメータが上昇する場合がある。また,対抗演習では自艦隊よりも高レベルの艦隊を相手にすることで,練度を大きく向上させることが可能だ
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 これらのコマンドは,1艦隊につき,1日1回しか実行できず,すべての艦隊への指示を完了したら,明示的に「終了」コマンドを実行してターンを進めることになる。また,戦略画面では,各海域に「輸送船団」及び,その「海上護衛艦隊」「配備」でき,これらをどこにどれだけ配備したかに応じて,ターンごとに獲得できる資源量が変化する。

 ちなみに,海上護衛艦隊は,出撃や遠征などを行う艦隊とは別に編成できるので,毎ターン海上護衛に追われてちっとも出撃できない! といったことは起こらないが,それぞれに別の艦娘を割り当てる必要がある。戦力が足りない序盤のうちは,とりあえず輸送船団のみを配備しておくといいかもしれない。

 ブラウザ版では,何もしなくても時間経過によって各種資源が少しずつ溜まっていくが,艦これ改では自然に資源が増加するということはないので,輸送船団&海上護衛艦隊の配備は非常に重要な要素となる。毎ターン,艦隊を出撃させ,そのたびに損害を受けて修理したり,次々と新たな艦娘の建造を行ったりしていると,あっという間に資源が底をついてしまうので,時にはあえて何もせずにターンを進め,資源の備蓄に努めることも必要になるだろう。

●配備
配備を実行することで,各海域に輸送船団と海上護衛艦隊を送り込める。ターンごとの資源獲得量は配備した輸送船団の規模によって変化し,海上護衛艦隊を付けることでさらに多くの資源を持ち帰れる。海上護衛艦隊を派遣しておかないと,敵の通商破壊作戦で輸送船団が壊滅することも
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 艦これ改では,こうして戦力を整え,兵站を確保し,各海域エリアの敵勢力を撃破して制海権を握り,深海棲艦の中枢泊地を制圧することでゲームクリアとなり,エンディングを迎えるというのもブラウザ版との大きな違いだ。クリア後には一定数の艦娘を引き継いで,別難度で挑むこともできる(引き継げる艦娘数,装備数はクリアした作戦難易度に応じて増えていく)。むしろ,歴戦の提督にとってはここからが本番だと言えるかもしれない。
 果たして,どんなエンディングが待っているのか気になるところだが,敵もそうやすやすと倒されるのを待つばかりではない。それが,深海棲艦の「反攻作戦」だ。

 深海棲艦が反攻作戦の準備を開始すると,戦略画面の海域ヘクスの色が変色するので,出撃を繰り返して敵勢力の漸減を図ろう。それでも防ぎきれなかった場合は,強力な敵艦隊が来襲し,こちらの「連合艦隊」で決戦を行うことになる。
 ブラウザ版の提督ならご存じのとおり,連合艦隊は複数の艦隊で出撃することになる。艦これ改ではブラウザ版と少し違う形となるが,前衛艦隊と主力艦隊という2つの艦隊で迎撃正面に出撃,さらに最大2つの支援艦隊を派遣することも可能だ。もし,迎撃戦に敗北すると,その海域エリアの制海権を失うだけでなく,配備されていた輸送船団などの兵站も手痛いダメージを受けてしまうので,そうならないよう全力で迎え撃とう。もちろん,涙を飲んで戦略的撤退を選ぶのも1つの選択だ。

敵の反攻作戦が開始されると,その進行度に応じて海域ヘクスがオレンジ→赤に変色する。こうなったら,同海域へ反復出撃して敵の勢力を削ぐことに全力をそそごう。それでも敵の反攻を食い止められなかった場合は,特別なマップで敵との総力戦に臨むことになる。出撃のチャンスは1度きりで,迎撃に失敗すると大きなペナルティを支払うはめに
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 筆者は,ブラウザ版を事前登録してサービス開始時から遊び続け,お気に入りの艦娘をせっせと育成して,もはやこれまでに何人とケッコンカッコカリしたか分からないほどの戦歴の持ち主なので,艦これ改を遊び始める前は「また艦娘を一から集め直すのは大変だなあ」などと思っていた。で,実際それはそのとおりなのだが,やってみるとこれが意外と楽しく,建造で一喜一憂したり,図鑑が少しずつ埋まっていくのを眺めてにやにやするのにすっかり夢中になってしまった。

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 また,上述のとおり,パッと見はこれまでと同じように見える部分でも,さまざまな点でゲームシステムの変更や新要素の追加が行われているため,慣れ親しんだブラウザ版とはまた少し違った歯ごたえのゲームとして楽しめるのも嬉しいところ。筆者はまだ出会えていないが,艦これ改ではブラウザ版に先行して1隻の新たな艦娘が登場するとのことなので,彼女といつどこで邂逅できるのかもモチベーションの1つになるだろう。

 艦これ改も本家ブラウザ版と同様,ゲーム内ですべての情報が開示されているわけではなく,自分で試行錯誤しながら(あるいは,ほかの提督達と情報交換しながら)攻略法を見つけ出していくタイプのゲームなので,そうした面ではややブラウザ版の経験者向けとも言える。とはいえ,自分に合った難易度を選べるうえ,ブラウザ版と異なり,大きな戦略ミスがあった場合に「戦局をセーブしておいた時点からやり直す」こともできるので,じっくりと腰を据えて自分なりの戦略や戦力育成を楽しむことができるだろう。提督諸氏はもちろん,艦これ改で提督デビューしようと考えている人も,ぜひ挑戦してみてほしい。

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