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Mini-ITXサイズのMSI製グラフィックスカード「R9 270X GAMING 2G ITX」レビュー。6ピン×1電源供給対応で,小型PC用として面白い
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印刷2014/05/31 00:00

レビュー

Mini-ITXサイズで6ピン×1電源供給に対応。これは面白い存在だ

MSI R9 270X GAMING 2G ITX

Text by 宮崎真一


R9 270X GAMING 2G ITX
メーカー:MSI
問い合わせ先:MSIサポートページ
実勢価格:2万4000〜2万7000円程度(※2014年5月31日現在)
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 あらためて述べるまでもないほど,自作PCの世界では,Mini-ITXや,それ以下のサイズのフォームファクタを用いた小型PCが花盛りだ。ただ,3Dゲームのプレイを前提にしたとき課題となるのがグラフィックスカードで,長尺のカードを利用しようとすると,当然のことながらPCケースも大きなものを選ばざるを得ない。そうなると,せっかくの小ささが台無しになってしまうわけで,最近では,各社から「ミドルクラスのGPUを搭載しつつ,Mini-ITXフォームファクタのサイズに収まるグラフィックスカード」がいろいろ登場するに至っている。今回取り上げるMSIの「R9 270X GAMING 2G ITX」もその1つだ。

 「Radeon R9 270X」を搭載しつつ,Mini-ITXサイズにまとめてきたゲーマー向けグラフィックスカードには,どれだけの価値を認めることができるのか。テスト結果をお届けしたい。


カードサイズはMini-ITXに収まる173mmを実現

コアクロックは最大1080MHzに


 R9 270XのGPU自体についてはGPUレビュー記事を参考にしてもらいたいと思うが,最初にアップデートをお届けしておくと,「Pitcairn」(ピトケアン)コアのマイナーチェンジモデルたるR9 270Xには,「Curacao」(キュラソー)という固有名があることを,AMDに確認できた。一部海外メディアでは報じられていた内容であるものの,“裏が取れた”ので,ここでお伝えしておきたいと思う。

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カードは見事にMini-ITXサイズ
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6ピン−8ピン変換アダプターにより,6ピン電源供給による利用も可能とされる
 さてR9 270X GAMING 2G ITXだが,そのカード長は実測約173mm。冒頭でも紹介したとおり,Mini-ITXフォームファクタのサイズに収まっている。R9 270Xのリファレンスカードだと長さは同242mmだったので,実に70mm近くも短くなったわけである。

 注目したいのは,R9 270XのリファレンスデザインだとPCI Express補助電源コネクタが6ピン×2となのに対し,R9 270X GAMING 2G ITXでは8ピン×1となっているところ。これだけなら,「ああ,カード長を短くするために束ねたのね」というだけの話になるのだが,R9 270X GAMING 2G ITXではそれだけではなく,6ピン―8ピンの電源変換アダプターが付属している。要は,とくにユーザーレベルでオーバークロック動作させたりしないのであれば,6ピン×1の給電でも利用できるようになっているのだ。
 R9 270Xの公称典型消費電力は180W。それに対し,6ピン×1だとPCI Express経由も含めて150Wしか入力できないので,本当に大丈夫かと思う人もいるだろうが,少なくとも筆者が確認した限り,6ピンによる電源供給でも問題なく3Dゲームをプレイし続けることができた。メーカーレベルで保証されている以上,オーバークロック設定で動かしたりしない限りは問題ないという理解でいいのではなかろうか。

クーラーは基板全体を覆うデザイン。8ピンの電源コネクタはカードの端で,マザーボードに差したときマザーボードに対して垂直方向を向くようになっている。カード背面には補強板が用意されているのも目を引くところ
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GPUクーラーは2スロット仕様。なので,Mini-ITXケース側でも拡張カード用ブラケットを2つ持つ必要がある
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 GPUクーラーは2スロット仕様で,90mm角相当のファンが1基搭載されている。
 GPUクーラーの取り外しはメーカー保証外の行為であり,取り外した時点で保証は一切受けられなくなる。その点をお断りしたうえで,記事のためにあえて外し,さらにクーラーを分解してみると,GPUと接する枕の部分から2本のヒートパイプが伸び,地を這う蛇のようにうねりながらヒートシンク上を走る構造なのが分かる。この設計によって,決して大きくないクーラー全体に熱を運び,各所の放熱フィンとファンを使って,効率よく冷却しようということなのだろう。
 なお,ファンのブレードには,2本線状の突起が設けられているが,これはエアフローの向上を図るものとのことだ。

4か所のネジを外すと,カード背面側の補強板とGPUクーラーを取り外せる。ヒートシンクは,熱伝導シート経由でメモリチップや電源部の熱も引き受ける仕様だ
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GPUクーラーは,カバーを外した状態で正面から見ると,非常に特徴的なヒートパイプの形状を確認できる。「Radax Fan」と名付けられたファンが,エアフローを整流するための突起や放射状のフィンを持つ,特殊な形状になっている点にも注目してほしい。これにより,冷却能力の向上とファン動作音の低減が実現されているとのことだ
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 一方の基板側を見てみると,電源部はGPU用(VDDC)が6フェーズ,グラフィックスメモリ用(MVDD)が1フェーズ,そしてGPUとメモリチップ間などのI/O用(VDDCI)が1フェーズという構成のようだ。電源部はMSI独自の品質基準「Military Class 4」を満たすものになっており,高い電源効率を誇る「SFC」(Super Ferrite Choke)と,内部抵抗が低く発熱も少ないアルミ固体電解コンデンサ,それにリーク電流が少なく長寿命を誇る「Hi-c CAP」(Highly-conductive Capacitor)が採用されているのが目を引く。MSIによれば,Military Class 4の採用により,定格動作時だけでなく,ユーザーレベルのオーバークロック設定時における動作の安定性も高めてあるとのことだ。

見るからにコストがかかっている電源部。カードの背面側にはInternational Rectifier製の定番デジタルPWMコントローラ「IR3567B」も搭載されていた
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 なお,搭載されるメモリチップはSK Hynix製GDDR5「H5GQ2H24AFR-R0C」(6Gbps品)。メモリクロックはリファレンスから変わらず5600MHz相当であるため,メモリチップの仕様上は400MHz相当のマージンが設けられている計算になる。

R9 270X GPUと搭載されるGDDR5メモリチップ
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 メモリクロックの話が出たついでに,GPUコアクロックについても触れておこう。R9 270X GAMING 2G ITXのコアクロックは定格1030MHzで,製品ボックス同梱のアプリケーション「Gaming App」から,「OC Mode」「Gaming Mode」「Silent Mode」を選ぶと,最大ブーストクロックが順に1080MHz,1070MHz,1050MHzに切り替わる仕様だ。Silent Modeを選んだ場合はリファレンスクロック相当で動作し,残る2モードではメーカーレベルによる若干のクロック引き上げが入るというわけである。
 ちなみにデフォルトはGaming Mode。切り替えるときにだけGaming Appを起動し,動作モードを変更したら閉じる,という使い方になる。

Gaming Appのスクリーンショット。Gaming Appを起動し,下側に用意されたボタンをクリックすれば動作モードを切り替えられる。雪の結晶のようなマークも見えるが,これは「ファンを強制的に最高回転で回す」機能の有効/無効を切り替えるトグルスイッチとして機能する
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MSIのゲーマー向けMini-ITXと組み合わせて

リファレンスカードと性能を比較


 カードを概観したところで,テストのセットアップに入ろう。
 今回,比較対象にはR9 270XのAMDリファレンスカードを用意。CPUにはリリースされたばかりの「Core i7-4790」を使うことにした。
 テストに使ったグラフィックスドライバは,テスト開始時の最新版となる「Catalyst 14.4」だ。5月27日の記事でお伝えしているとおり,より新しい公式最新β版ドライバ「Catalyst 14.6 Beta」が登場しているが,スケジュールの都合もあり,新しいドライバでテストし直したりはしていない。今回はRadeon同士の比較なので,ドライバのバージョンによる有利不利は生じないはずだ。

 そのほかテスト環境はのとおり。Mini-ITX環境を想定したテストということもあり,今回は「Intel Z97 Express」を搭載するMSI製のMini-ITXマザーボード「Z97I GAMING AC」を用いている。

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Z97I GAMING AC
メーカー:MSI
問い合わせ先:MSIサポートページ
実勢価格:2万3000〜2万4000円程度(※2014年5月31日現在)
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搭載されるIntel Z97 Expressチップセット
 R9 270X GAMING 2G ITXと同様に「GAMING」の名が冠されたZ97I GAMING ACは,MSIのゲーマー向け製品ブランド「G Series」に属する製品だ。電源部はR9 270X GAMING 2G ITXと同じくMilitary Class 4準拠で,1000BASE-T LANコントローラには広帯域幅で定評のあるQualcomm Atheros製の「Killer E2200」を搭載するのも特徴だ。

 サウンド周りは,ノイズに弱いアナログ段をそれ以外の部分から物理的に独立させる基板設計と,HD Audio CODECを電磁波の影響から守るというシールドやオーディオグレードのニチコン製コンデンサ,ヘッドフォンアンプの搭載がウリ。そこに,ソフトウェアスイートとして,バーチャルサラウンドヘッドフォン出力などに対応するCreative Technologyの「Sound Blaster Cinema」を組み合わせた構成になっている。USBサウンドデバイスやUSB接続型ヘッドセットを用いてゲームをプレイするときに,安定した5V電源供給を行えるという「USB Audio Power」に対応するのもポイントといえるだろう。

ヒートシンクは側面に竜のイラスト入り(左)。それを外すと(中央),Military Class 4準拠の電源部を目にすることができる
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Killer E2200は基板の裏側に搭載される(左)。Mini-ITXのサイズだからこその実装といえそうだ。中央はサウンド周り。「Audio Boost」と書かれたカバーの下にHD Audio CODECがある。右はI/Oインタフェース部で,サウンド入出力端子が金メッキ済みなのは目を引くところだ。赤いPS/2&USB 2.0ポートは「Gaming Device Port」とされ,高いポーリングレート時の動作安定性を向上させるという
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 マザーボード紹介で話が少し逸れてしまったが,テストの概要に戻ろう。
 テスト方法は4Gamerのベンチマークレギュレーション15.1準拠。ただし,リファレンスカードと比べてその3D性能が大きく変わるとはとても思えないため,「The Elder Scrolls V: Skyrim」と「GRID 2」のテストは割愛した。解像度は1600×900ドットと1920×1080ドットの2パターンを選択している。
 R9 270X GAMING 2G ITXの動作モードは,最も高い性能が期待できるOC Modeとした。

 なお,テストに用いたCPUの自動クロックアップ機能「Intel Turbo Boost Technology」は,テスト状況によってその効果に違いが生じる可能性を排除すべく,マザーボードのUEFI(≒BIOS)から無効化している。


リファレンスカードとのスコア差は1〜3%ほど

体感上はほとんど差がないと言っていいレベル


 テスト結果を見ていこう。グラフ1は「3DMark」(Version 1.2.362)の結果で,R9 270X GAMING 2G ITXとR9 270Xリファレンスカードとのスコア差は約2%。OC Modeに設定したR9 270X GAMING 2G ITXはブースト時の最大クロックが1080MHzまで上がるというのは先に紹介したとおりだが,この数字は,R9 270Xの同1050MHzと比べると約3%高い値となるので,ここでの結果はたいへん順当なものと評してよさそうだ。

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 続いてグラフ2,3は「Battlefield 4」(以下,BF4)の結果となる。ここでも両者の差は1〜3%程度なので,3DMarkと似た傾向と言える。ただ,フレームレートの違いは最大でもわずか3fps弱。これで両者の性能差を体感するのはまず不可能だろう。

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 残る「Crysis 3」「BioShock Infinite」「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」(以下,新生FFXIVベンチ キャラ編)のテスト結果は,グラフ4〜9で,まとめてチェックしてもらえればと思う。負荷状況次第でスコア差には若干の違いが出ているものの,「大差なく,体感できるレベルではない」という意味で,スコアはどれも同じだ。
 ただ,これは,リファレンスデザインより70mm近く短いカードでも,十分に冷却できるため,R9 270X搭載製品として期待される性能をきちんと発揮できているという意味でもある。「メーカーレベルのクロックアップモデル」であることに過度の期待をしない限り,納得のできるスコアだといっていい。

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※グラフ8,9は,グラフ画像をクリックすると,平均フレームレートべースのグラフを表示します
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消費電力はリファレンスカードと変わらず

GPUクーラーの冷却性能と静音性は優秀


 性能はリファレンスカードと同じだが,消費電力やクーラーの冷却性能はどうか。まずは,ログの取得が可能なワットチェッカー「Watts up? PRO」を利用して,システム全体での消費電力を比較してみたい。
 テストにあたっては,ゲーム用途を想定し,無操作時にもディスプレイの電源がオフにならないよう指定したうえで,OSの起動後30分放置した時点を「アイドル時」,各アプリケーションベンチマークを実行したとき,最も高い消費電力値を記録した時点を,タイトルごとの実行時としている。

 その結果がグラフ10で,アイドル時,そしてアプリケーション実行時とも,消費電力に大きな違いはない。BioShock InfiniteでR9 270X GAMING 2G ITXがリファレンスカードより7W低いのはやや気になるものの,基本的には何も変わっていないと見て問題ないはずだ。

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 続いてはGPU温度だ,テスト環境をPCケースに組み込まず,温度24℃の室内にバラックに置いた状態で,両者の温度を比べてみよう。
 ここではアイドル時に加え,3DMarkの30分間連続実行時を「3DMark時」,新生FFXIVベンチ キャラ編の30分間連続実行時を「新生FFXIV時」,ストレスツール「OCCT」(Version 4.4.0)の「GPU Test」30分間連続実行時を「OCCT時」として,各時点における温度をTechPowerUp製のGPU情報表示ツールである「GPU-Z」(Version 0.7.8)から取得することにした。

 結果はグラフ11のとおりで,アイドル時は横並びながら,負荷をかけた状態ではR9 270X GAMING 2G ITXのほうがリファレンスカードよりも明らかに低い温度を示した。カードは小型化したが,冷却能力に不安はないと述べていいだろう。

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 となると気になるのはファンの動作音だが,これは聞いてもらったほうが早いと思い,Wave型式のファイルを用意することにした。下に示したのは,マイクをファンに対して正対する格好で300mm離したところに置き,録音の開始後1分間,アイドル状態で放置し,その後,新生FFXIVベンチ キャラ編を「最高品質」の解像度1920×1080ドットで約4分間実行したときのものである。

R9 270X GAMING 2G ITXのファン動作音

R9 270Xリファレンスカードのファン動作音

 端的に述べて,アイドル時に大きな違いはないが,新生FFXIVベンチ キャラ編を実行すると,R9 270X GAMING 2G ITXのほうが静かだとはっきり分かる。つまり,R9 270X GAMING 2G ITXのほうが,冷却性能も静音性もリファレンスカードより優れているというわけだ。


リーズナブルで扱いやすく

広い層に勧められる


R9 270X GAMING 2G ITX(左)とZ97I GAMING AC(右)の製品ボックス。同じG Seriesの製品なので,デザインは共通となっている
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 まとめると,R9 270X GAMING 2G ITXの3D性能は,R9 270Xのリファレンスカードとほぼ同じだ。そして,にも関わらず,サイズは70mm近くも短くなり,クーラーの冷却能力と静音性は上がり,しかも実勢価格は2万4000〜2万8000円程度(※2014年5月31日現在)で,同2万2000〜2万8000円程度の“長尺版”R9 270Xカードと大差ない。つまり,カードが短くなって,電源供給のハードルも下がったのに,その分の価格的な上乗せはないのである。「希少価値がある分,値段は高い」という事態に陥っていない点は,素直に歓迎したいところだ。

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 そのカードサイズ的にMini-ITXゲームPC向けというイメージを持つかもしれないが,実際には,補助電源コネクタが6ピン×1で済むミドルクラスGPUというメリットもあり,グラフィックスカードとしてはかなり扱いやすい。小型のゲームPCに使えるグラフィックスカードを探している人だけではなく,2万円台前半で買えるミドルクラスのグラフィックスカードを探している人にも,広く勧められる製品といえるだろう。

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MSIのR9 270X GAMING 2G ITX製品情報ページ

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    Radeon R9 200

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