プレイレポート
スマホ向けレーシングゲーム「GTレーシング2」のプレイレポートをお届け。美麗な世界でリアルなレースを楽しもう
本稿では,この冬に大型アップデートが実施され,さらに遊びやすくなった本作のプレイレポートをお届けする。
「GTレーシング2:The Real Car Experience」
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「GTレーシング2:The Real Car Experience」
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ではまず,本作の概要を紹介しよう。プレイヤーは,Mercedes-Benz,Ferrari,Dodge,Nissan,Audi,Fordなど,有名自動車メーカーのマシンを操り,さまざまなレースに挑戦して賞金を稼いでいく。そして,それを元手に新たなマシンを購入し,じっくりと鑑賞したり,さらに上のグレードのレースにチャレンジしたりといったことが可能だ。
本作に登場するマシンは,本物と見間違えてしまうほどの美しいビジュアルで,車好きの心をガッチリ掴んでくる。また,昨今のスマートフォンゲームでよく見かける“スタミナ”のシステムがなく,好きなだけレースに挑戦できるという点もうれしいところだ。
ただし,1回のレースで得られる賞金が少なく,資金が貯まりにくいため,新たなマシンを購入するには気長にプレイする必要があるだろう。
ゲームを起動すると,基本的な遊び方を学べるチュートリアルが始まる。まずは,3台のマシンから1台を選択することになるのだが,性能の違いはとくにないので,最初のマシンは見た目やメーカーなどの好みでを選んでしまって構わないだろう。筆者は映画で見かけたCHEVROLET CAMAROのデザインに心打たれた経験があったため,同じメーカーの「CHEVROLET SONIC」を選んでみた。
マシンを購入したのち,参加するレースを選ぶと,マシンのチューニングが行える「ブースト」の画面が表示される。これは,レース前にコインやキャッシュを使って,最高速度や加速といったマシンの能力を,そのレース限定で引き上げるというもの。また,コインやキャッシュで強化する以外にも,フレンドを割り当てることで,ブレーキやハンドリングの性能を向上させるという,ソーシャル要素も取り入れられている。
チューニングが終わると,いよいよレースに参加することになる。デフォルトで設定されている操作方法は,自動で加速し,端末の傾きでステアリングを切るというものだ。
このほかにも,ステアリング,アクセル,ブレーキをタッチ操作のみで行う方法など,全4種類が用意されているので,最初のレースで自分に合ったものを見つけておくといいだろう。
ちなみに本作では,ステアリングやブレーキのアシスト機能のON/OFFを切り替えられる。レースゲームが苦手な人は,そちらを活用することでグッと遊びやすくなるはずだ。逆に,レースゲームに慣れている人は,最初から解除しておいた方がレースを楽しめるだろう。
基本となる「クラシックレース」は,10〜20台のマシンが1つのコースで順位を競い合うというもの。コース上にはたくさんのマシンがいるので,コース取りが難しいのかと思っていたが,ほかのマシンを押しのけてコースに割り込めるため,予想以上に自由なプレイが可能となっていた。
また,ほかのマシンや壁にぶつかりすぎると,自車のフロントガラスが割れたり,ボディがへこんだりするが,見た目が変化するだけで性能は変わらないので,ので,レースへの影響はほとんどない。
こうした点は,リアルさを求めつつも良い意味でゲームっぽく作られており,ストレスを感じやすい部分がうまく削られているように感じた。
クラシックレース以外にも,規定時間内に前方のマシンを次々と追い抜いていかなければならない「オーバーテイク」,自車以外の車がいないコースで制限時間内の完走を目指す「クオリフィケーション」,上位にいるほど多くのポイントが加算されていく「キングオブザヒル」,1対1の勝負が行える「デュエル」,一定時間ごとに最下位がレースから脱落していく「ノックアウト」といった5種類のモードが用意されている。
その中でもクオリフィケーションは,他車がいないためもっとも集中して操作できる反面,敵にぶつかる,コースに割り込むといった小技が使えないため,難度は少し高めに感じた。
トンネルに入ると,エンジン音がこもったように聞こえるなど,サウンドにも力が入れられている |
マツダが製作したNagareシリーズの第5弾「FURAI」。ゲームを進めていくと登場する |
レースを終えると,報酬(コイン/キャッシュ/スター/経験値)が得られる。コインとキャッシュはゲーム内通貨で,マシンの購入やアップグレードなど,さまざまなシーンで使えるが,コインが報酬でしか手に入らないのに対し,キャッシュはリアルマネーでも購入可能となっている。スターは,溜めていくことで新たなレースが開放されというもの。経験値は一定量溜めることで,プレイヤーのレベルが上昇するというもので,このレベルは,マルチプレイ時のマッチングに影響する。
販売されているマシンの中には,キャッシュでしか買えないものもあるため,キャッシュよりもコインを優先的に使っていくといいだろう。
また,新たなマシンを購入すると,そのマシン向けにさまざまな形式のレースが選択できるようになる。その数は1400を超えるとのことなので,すべてをやり尽くすには膨大な時間が必要となるだろう。
本作はマルチプレイにも対応しており,世界中のプレイヤーと対戦が行える。対戦相手は,同レベルのプレイヤーがランダムに選出されるようだが,指定のプレイヤーと対戦ができず,ローカル対戦もできないという点は少し残念。
何回挑戦してもレースに勝てない,となったら「アップグレード」を使おう。これは,メカニックを雇ってマシンを強化するというシステムで,一時的にマシンの性能を引き上げる「ブースト」と異なり,一度でもマシンを強化すれば,永久的にその効果が継続する。
ただし,アップグレードを行うには作業時間が必要となり,その間マシンはレースに参加できなくなってしまう。効率的に進めたいのなら,寝ている時間をアップグレードにあてるなどするといいだろう。なお,たくさんのメカニックを雇って作業に割り当てたり,課金をしたりすることで,作業時間を短縮させることも可能だ。
序盤のうちこそ短くて済む作業時間だが,アップグレードを重ねていくと,長い時間が必要となり費用も高額になる。その結果,新たなマシンを買うための資金を貯める余裕がなくなってしまい,かなり根気よくプレイしなければ,高価なマシンは手に入れられなくなる。しかし,そうした苦労や努力を重ねることで,念願のスーパーカーを手に入れたときに,大きな達成感が得られるはずだ。
一方,手っ取り早く新しいマシンを購入したり,マシンをアップグレードさせたりしたいなら,課金をすればいいのだが,マシンやメカニックの数が多いため,目移りする人もいるだろう。
そこで活用したいのが,この冬のアップデートで登場した課金アイテム「マシンパック」だ。これは,数台のマシンとメカニックがセットになったお得なパッケージで,200円(税込)という手頃な価格で購入できるものから,5400円(税込)というリッチなものまで,全6種類が用意されている。
本作は,冒頭で少し触れているように,スタミナ(修理)の概念が存在しない。そのため,アップグレード中こそレースに参加できなくなるが,それ以外で「レースに参加できない」というシチュエーションがなく,非常にテンポよくプレイできるのが魅力だ。
また,本作の美しいビジュアルには目を引かれる。マシンの光沢や質感などは非常に美しく,実物のマシンと見間違える人がいても不思議ではない。風景に関しても,朝焼けや夕焼けを再現した「トワイライト」,一粒一粒を確認できるほど細かく表現された「雨」など,レース中についついよそ見をしてしまうほどのさまざまなシチュエーションが用意されている。
ビジュアル重視の人や,時間をかけてプレイしたい人にオススメの本作。あまりレースゲームをやらない人でも,サポート機能によってかなりプレイしやすくなっているので,本作からレースゲームにデビューしてみるのもいいかもしれない。
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