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新作スマホアプリ「助けて!アニマル戦隊」先行プレイレポート。地形効果で戦略が変わるデフィフェンスゲームは“ゆるめ”に楽しめる
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印刷2013/10/12 19:01

プレイレポート

新作スマホアプリ「助けて!アニマル戦隊」先行プレイレポート。地形効果で戦略が変わるデフィフェンスゲームは“ゆるめ”に楽しめる

画像集#002のサムネイル/新作スマホアプリ「助けて!アニマル戦隊」先行プレイレポート。地形効果で戦略が変わるデフィフェンスゲームは“ゆるめ”に楽しめる
 CJインターネットジャパンの新作スマートフォンアプリ「助けて!アニマル戦隊」は,GREEにて今秋サービス開始を予定している(iOSおよびAndroidに対応)。
 本作は,主人公「ルル」を操作して,悪の博士ウィキッドにさらわれれてしまった動物達を救出し,共に戦うディフェンスゲームだ。ゲームがリアルタイムに進行するのが特徴で,助けた動物達を使い,ステージ左端にある自分の基地を守りながら,ステージ右端にある敵の基地破壊を目指す。
 今回は,アニマル戦隊の基本システムを紹介しつつ,β版のテストプレイで得た情報から,本作が持つ魅力に迫ってみたい。キュートでポップな見た目で操作もシンプルだが,プレイを重ねると戦術がものをいうゲーム性が見えてくる。

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シンプルな操作で楽しめるストラテジーゲーム


 スマートフォンやタブレット型端末では,次々に襲い掛かってくる敵をユニットや防御施設(タワー)からの攻撃で迎撃していく“タワーディフェンス”というジャンルが確立されている。タワーディフェンスはもともとはPCゲーム発祥で,ストラテジーゲームの一種として進化してきたものだが,タッチ操作ができるスマートフォンやタブレット型端末とは相性がよく,名作と呼べる作品がいくつも世に出てきている。なお,アニマル戦隊もその流れを汲む作品ではあるが,“タワー”要素が簡略化されて,MOBA的な要素も加わっているので,ここでは単にディフェンスゲームと呼ぶことにする。
 ストラテジーゲームというと,難しそうなイメージを持たれるかもしれないが,ゆるいキャラクターが織り成す戦いは,その見た目どおり,ゆるい難度で手軽に楽しめる。また,一つのステージをクリアするまでに要する時間が短く,通勤通学の移動中など,ほんの少しの時間でも楽しめる作りになっている。

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 ゲームの操作は,ルルのいる場所から右側をタッチすると右へ移動,左側のタッチで左に移動する単純仕様だ。敵が近づくと自動的に攻撃するが,移動中は攻撃できないことに注意して,ルルのメイン武器である弓の射程を考えながら,位置を微調整しよう。
 ステージ攻略中に操作するのは,ルルの移動以外だと,アイコンをタッチして行う動物の呼び出しと魔法の使用のみ。使用する動物と魔法をあらかじめ登録しておく必要はあるが,操作は全体的にシンプルなものになっている。


起伏のあるマップの中を動物達が自在に動き回る


 ゲーム大きな流れは,ステージに挑戦して報酬をゲットし,報酬で味方ユニットである動物達や基地を強化したり,ステージ攻略に有利になる魔法を購入したりしながら戦力を整えつつ,次のステージをクリアしていくという感じになる。ステージをクリアすると新しいステージが開放され,また,ステージが進むことで少しずつ使用できる動物が増えていく仕組みだ。

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 なお,ステージを開始するには「イチゴ」が必要となる。イチゴはいわば行動力を表わす数値で,時間の経過と共に回復していく。友達からはイチゴを送ってもらうことも可能で,さらにステージ攻略時に援軍として友達の動物を召喚することもできる。多くの友達と一緒にプレイするとお得だ。なお,テストプレイ時には,それなりのステージをクリアして進んでいたのだが,イチゴが尽きることはなかった。このあたりはかなりゆるい設定になっているようだ。

 さて,ステージは横に長いマップになっていて,左側にプレイヤーの基地,右側に敵の基地が配置されている。ルルと動物達の力を合わせて,敵の基地を直接攻撃して破壊すれば勝利だ。逆に,味方の基地が破壊されたり,ルルの「HP」が0になってしまうと敗北となってしまう。
 ルルには動物を召喚したり,魔法を使うときに使う「MP」が設定されていて,これも時間の経過で回復していく。弱いけどコストが低くてすぐ出せる動物を大量に出すか,強力だがコストが高い動物を1体ずつ出すか。戦況を見ながら召喚する動物を決めよう。

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 アニマル戦隊の一番の特徴ともいえるのが,マップに起伏があることだ。細かく分けると,平地/上り坂/下り坂/水辺があり,動物の中には,それぞれの場所で特性が変わるものが存在する。
 例えば,近接攻撃タイプのパンダの場合,平地や上り坂では棒を使って目の前の敵を攻撃するだけだが,下り坂に入ると,高速で転がりながら敵に体当たり攻撃を繰り出す。
 遠距離攻撃タイプのカメは,平地や下り坂では小さな甲羅を投げて攻撃するのみだが,上り坂になると強固な盾を構えて敵の攻撃を弾きながら前進していく。
 また,最もコストが低い動物であるリスも上り坂で攻撃方法が変わり,ドングリを投げつけるようになる。

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下り坂では転がって体当たりで大ダメージを出すパンダ
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カメは上り坂で盾を構えて味方を守ってくれる

 カモノハシなど水中を得意とする動物は,水辺で体がひと回り大きくなって,HPと攻撃力が増加したりする。
 また,ペリカンなど空中を飛行するタイプの動物は,地形の影響を受けずに行動できるのが特徴だ。空中の敵に対して有効な攻撃方法を持たない動物もいるので,うまく使いこなせば直接敵拠点まで飛んでいって攻撃を行うことも可能になる。
 一方,空中の敵にはモノを投げつけるタイプの動物が有効になる。とくにサルは地形に左右されず遠隔攻撃ができるので覚えておこう。

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水中でパワーアップするカモノハシ
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飛行して敵を攻撃するペリカン

 ざっと味方ユニットの動物の説明をしたが,各動物の特徴は敵側のユニットにも適用される。敵のパンダは坂道で転がってくるし,カメは上り坂で盾を構える厄介な敵となるのだ。召喚コストだけでなく,マップの地形がどうなっているのか,出現する敵の動物と相性のよい動物は何なのかを熟考したうえで,召喚する動物を決める必要がありそうだ。
 地形の様子と敵の主要なモンスターはステージ開始前に確認できる。ステージごとにオススメの出撃動物が表示されるので,慣れないうちはこちらを参考にするといいだろう。

まずは,地形を確認して使用する動物4種を決めよう
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 なお,召喚した動物達は常に敵の基地である右側へと移動し続け,敵が攻撃範囲に入ると自動的に迎撃を行う。魔法を使って移動させない限り,味方の本拠地から召喚されて主戦場まで歩いていくことになる。一部,敵の基地がないステージがあるが,この場合は画面の右端までいくと,ループして左端から再登場する。敵が上空から降りてくることもあって,その攻略方法は通常ステージとは異なってきそうだ。

 魔法は,瞬間的に効果を発動できる切り札的な役割を持ち,ダメージを与えたり,敵を少し後退させたり,体力を回復させたりと効果はさまざま。高得点を叩き出し,ステージクリアの評価を高めたいなら,魔法をうまく活用する必要があるだろう。危なくなってから魔法を使うのではなく,危ない状況にならないように魔法を使えるとステージ攻略がスムーズになるようだ。


「レスキューモード」で動物を集めたら,ハイスコアを目指して別のモードにチャレンジ


 続いて,アニマル戦隊のゲームモードを紹介しよう。
 ルルが悪の博士ウィキッドから動物達を救出していく「レスキューモード」は,ストーリーも楽しめるメインコンテンツだ。ゲームがあまり得意でない人でも楽しめるよう,難度は低く抑えられており,ステージを攻略していく楽しみに加え,動物達を集める楽しみも味わえる。一つのワールドの中に20面程度のステージがあって,攻略可能なステージの総数はかなりのものになる。また,ステージクリア時の評価をすべて最高値でワールドをクリアすると,そのワールドの高難度ステージをプレイできるので,ゲームが得意な人でもやり応えを感じることができるはずだ。

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 「ディフェンスモード」は,自分の基地を守るのが目的となる。上空から敵が次々と降下してくるため,基地を守りながらのスリリングな戦闘が楽しめる。味方の基地前に降下してくることもあるので,いざというときに動物を召喚したり魔法を使ったりできるようMPの管理にも気をつけたい。
 なお,ディフェンスモードは何回防衛を成功させられるか,自分の限界に挑戦できるモードにもなっていて,スコアがランキングに反映される仕組みになっている。1週間ほどのランキング期間が終わると,ランクに応じた賞品がもらえるので,自分なりの最強動物戦隊を組み,ハイスコアのチャレンジしてほしい。

 もう一つ「対戦モード」もあるが,こちらはほかのプレイヤーと直接戦うのではなく,特定のステージでスコアを競い合うモードとなっている。非同期なので,いつでも気軽にチャレンジできる。

 ディフェンスモードは難度が少々高くなっていることもあり,最初のうちはレスキューモードをどんどん進めていって,使用できる動物達を増やしくのがよいだろう。特定の条件を満たすと褒章がもらえる「クエスト」や「デイリービンゴ」も同時に達成するようにすると効率がいい。ある程度資金が貯まってきたら,動物やルルの装備品,さらに基地の強化を行うと,難しいステージにも挑戦できるようになってくる。


お手軽なゲームだがやり込み要素も多く,プレイした分だけ強くなる


 本作は手軽に遊べるタイトルであるが,やり込み要素は意外と多い。
 収集要素は,動物/魔法/ルルの乗り物/ルルの装備/動物の装備の5種類。乗り物は,見た目がコミカルになるだけでなく,移動速度や攻撃力が上がったりする効果があり,ダメージを受けたとき先に乗り物のHPが減るので,盾として少々強引な使い方ができたりもする。

画像集#014のサムネイル/新作スマホアプリ「助けて!アニマル戦隊」先行プレイレポート。地形効果で戦略が変わるデフィフェンスゲームは“ゆるめ”に楽しめる

 ルルの装備にはレベル制限があるが,動物用の装備はレベル制限がなく使い回しが利く。ショップで購入する際は,動物の装備を優先し,より良いものを買って装備させておくとステージ攻略が楽になる。装備の中には,ランダムで追加オプションが付与されたものもあり,オプション値の高い装備を求めて延々とプレイするのも楽しみの一つだ。

 強化に関しては,基地や動物,さらに装備品や魔法など,あらゆるものを強くしていける。その中でとくに重要となるのが,基地と動物の強化だ。
 基地は,敗北条件にもなっている耐久力のほか,MPの最大値/回復速度も強化できる。その中でもMP回復速度は,動物の召喚数に関わってくるため,早い段階で伸ばしておきたい。
 動物の強化も並行して進めていきたいが,すべての動物を最大レベルにするのは資源的に厳しいものがある。サイコロステージという,召喚できる動物がランダムで決定されるステージもあるので,強化費用の安いうちは万遍なくレベルを上げ,その後のレベルアップは自分のプレイスタイルに合ったものを選ぶのが理想だろうか。参考までに運営スタッフのおすすめだと,序盤はひたすらリスを強化するのがお得だとのこと。

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 以上,アニマル戦隊のゲームシステムについていろいろ紹介してきたが,本作の魅力はその手軽さにある。召喚して戦わせたい動物のアイコンを押すだけ,主人公ルルを左右に動かすだけ,という簡単操作も相まって,普段ゲームをしないような人でも十分に楽しめるだろう。ステージをクリアできるまで何度も繰り返し挑むのではなく,「かわいい動物達が一生懸命敵と戦っている様子を眺めてほっこりするゲーム」と言い替えても違和感はないだろう。
 アニマル戦隊は,現在正式サービスに向けて着々と準備を整えている。先行登録を行うと,特殊なルルの乗り物がもれなくもらえるので,この機会にゆるい動物キャラ達のコミカルな戦いを体験してみてはいかがだろうか。

「助けて!アニマル戦隊」公式サイト

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