連載
奇妙なてるてる坊主との生活。スマートフォン向け育成ゲーム「ゆれてる坊主」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第330回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
最近のスマートフォン向け育成ゲームでは,ただ可愛い生物を育てるのではなく,奇妙な生物(ときには物体)を育て,奇怪な姿に変身していく様子を楽しむものが流行中。本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「ゆれてる坊主」(iPhone / Android)も,そんな流行を取り入れた育成ゲームだ。
名前からなんとなく想像がついたかもしれないが,本作で育成するのは,なんと「てるてる坊主」。シュールで摩訶不思議な世界観に癒される……かもしれない。
iOS版「ゆれてる坊主」ダウンロードページ
Android版「ゆれてる坊主」ダウンロードページ
本作は,暇をもてあました1人の少女が,ふと思い立って,てるてる坊主を作ったという設定で始まる。最初はただのてるてる坊主だったのだが,なぜか昨日と顔が変わっており,もしやと思って虫をあげたら喜んで食べ,なにやら進化の兆しを見せ始める。果たして少女とてるてる坊主の物語の行く末は……。
といろいろ書いたが,本作におけるてるてる坊主の育成は,少女が書くてるてる坊主観察日記とともに進んでいく。てるてる坊主にエサ(虫)をあげて,姿が変わると日記が更新されるという仕組みだ。
てるてる坊主には,エサをあげると徐々に溜まっていく「成長ゲージ」がある。このゲージがMAXになれば,次の段階へと進化する仕組みだ。
エサとなる虫の調達は自分で行う必要がある。画面右下にある「虫網アイコン」をタップすると,画面内に妙な虫が表示されるので,タップやスワイプで収集していこう。
虫を取り尽くしても,時間が経過すれば再び出現するので,虫の収集→餌やり→放置→虫の収集……というスタイルのプレイが基本となるだろう。
エサをあげるには,画面左下にある数字の描かれた「虫アイコン」をタップすればOK。舌を伸ばして捕食するてるてる坊主の姿は,もはや爬虫類か何かかと疑念を抱きそうな絵面だが,ともあれこうして餌をあげることでゲージが少しずつ上昇していく。変身を繰り返すたびに,ゲージがMAXになるまでに必要なエサの量も増えていくので,後半はしっかりエサを集めていく必要がある。
羽のかわりに手が生えている奇妙な虫たち。収集した虫はストックされるので,ため込んでてるてる坊主を一気に成長させるのもよし |
まるでカメレオンのように舌を伸ばして捕食するてるてる坊主。。なぜ彼(?)はこのような姿になってしまったのか……? |
エサとなる虫の出現サイクルが早いので,サクサクと進められるのは好印象。「つぎはどんな姿に?」「少女の日記には何が?」といったように,ついつい先が見たくなってしまう作りはなかなかうまいと感じた。
よくあるといえばよくあるゲーム性なのだが,どこまでも珍妙奇天烈なてるてる坊主と,ちょっとずれた少女が記すストーリーが意外と面白いので,この手のゲームが好きな方にはぜひオススメしたい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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