連載
新たな“覚者”の物語。iOS向けRPG「ドラゴンズドグマ クエスト」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第375回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
コンシューマ向けにリリースされている「ドラゴンズドグマ」シリーズは,3Dグラフィックスによるオープンワールド型のアクションRPGとして人気を博している。本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」ではそのシリーズの流れをくむ作品「ドラゴンズドグマ クエスト」を紹介しよう。グラフィックスこそ2Dだが,これまでのシリーズ作品と世界観を共有し,しっかりとしたRPGに仕上がっている。
「ドラゴンズドグマ クエスト」ダウンロードページ
本作の冒険は,マップを歩き回って街や村を発見したり,ダンジョンを攻略したりすることで進んでいく。
街や村では住民から情報やアイテムを得られるほか,クエストの受注や装備品の購入などが可能だ。
一方,ダンジョンでは,マス目で区切られたフィールドを,歩数の書かれた「カード」を使いながら進んでいく。途中には分かれ道や,さまざまなギミックが置かれたマス目が存在するため,手持ちカードの状況によっては,いったん進んで下がる……といった攻略法が必要になってくる。
ダンジョン探索中にモンスターと遭遇すれば,バトルとなる。バトルは「ポーン」と呼ばれる仲間に指示を出して戦っていくというシステムだ。
ポーンが取れる行動はそれぞれの「ジョブ」によって決まる。「ファイター」なら剣で攻撃,「プリースト」なら体力を回復,といった具合だ。街やダンジョンなどで特殊なアイテムを入手すれば,新しいジョブに転職できるようになるのだが,本作に用意されているジョブの種類はなんと150近く。ジョブを使い分けられれば戦闘の面白さと快適さが何倍にも膨らむので,パーティのバランスを考えたり,自分の理想を追求したりして選ぶといいだろう。
また,ダンジョンには,自分のポーン4人に加えて,ほかのプレイヤーから借りたポーンの部隊を加えた8人で挑むことができる。単に人数が増えるだけでなく,自分が活用していないジョブの強さを試したり,意外な編成の部隊が実は強力な組み合わせだったことが分かったりと,さまざまなメリットがあるので,使わない手はないだろう。
本作はフィールド,ダンジョン,バトルという3つの要素が絶妙に絡み合って,独特なプレイ感を生み出している。とくにダンジョンとバトルはシミュレーションRPG的な要素が強く,プレイヤーの頭脳をほどよく刺激してくれる。スマートフォン向けのRPGというと,味気ないものも目立つが,本作は細部まで丁寧に作りこまれている印象だ。
筆者は以前からドラゴンズドグマシリーズの大ファンだったので,本作のプレイ開始当初は2Dグラフィックスとシステムの違いに少し驚かされたが,歯ごたえのあるダンジョンに挑んでいるうちに,すっかり本作の虜になってしまった。
ダウンロードは無料なので,「自分に合うかどうか……」などとあれこれ考える前に,とりあえず遊んでみることをオススメする。アイテム課金制ではあるが,無課金でも十分にゲームの面白さを味わえるので安心してほしい。
著者紹介:小坂祐輝
デザイン会社所属のゲームライター。美少女,格闘,RPGジャンルのゲームが好物。趣味は美少女ゲームの初回限定版をコレクションすること。最近はMMORPGに夢中。
「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」記事一覧
- 関連タイトル:
ドラゴンズドグマ クエスト
- この記事のURL:
(C)CAPCOM CO., LTD. 2013 ALL RIGHTS RESERVED.