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「DOA5 UA」初の公式全国大会「Fighting Carnival 2014 SUMMER」レポート。新Ver.「Last Round」について聞いた早矢仕Pミニインタビューも
「DEAD OR ALIVE 5」(以下,DOA5)がアーケードへの移植を果たした「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate: Arcade」の稼働から初の公式全国大会となる本イベント。全国25店舗で行われた予選を勝ち上がった精鋭達と,ニコニコ生放送「APMチャンネル」内で行われた公式トーナメント優勝者5名,そして当日予選の勝者2名を加えた32名により,その頂点が争われた。
本稿では,激戦に次ぐ激戦が繰り広げられたイベントの模様を,写真と共にお伝えしていく。なお,昨今の格ゲーイベントの例に漏れず,本イベントはニコニコ生放送で配信が行われていたので,詳しい試合内容が知りたい方は,ニコニコ生放送のタイムシフトも合わせてチェックしてみよう。
「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate: Arcade」公式サイト
「DOA5」4回目の全国大会優勝はベテラン勢の輝Rock選手
イベントの開幕と共に始まった当日予選。定員は32名だったのだが,それを遙かに越える人数が集まってしまったため,出場はくじ引きとなってしまった。そうして行われた当日予選では,韓国の強豪Test選手(ザック)とSilver Moon選手(リサ)が見事勝ち上がり,決勝ラウンド出場権を獲得する結果に。
続いて決勝ラウンドのトーナメント組み合わせを決めるくじ引きが行われたのだが,ここで一波乱が。家庭用の公式大会「Official Tournament 2013-2014」で優勝した活忍犬選手(リグ)と,超強豪のユウイチ@くるとん選手(エレナ)が一回戦で激突することとなったのだ。
初っ端から注目プレイヤー同士の戦いが観られるということで,本人達の表情とは裏腹に,会場は大きな盛り上がりを見せていた。
なので1試合先取は中々に厳しいルールではあるのだが……そこはさすが全国の予選を勝ち上がった猛者達。限られたラウンド数の中で,読み合いが何周もするような熱戦が幾度も見られた。
そうしてベスト4に名を連ねたのは,輝Rock選手(レイファン),PoPo選手(ティナ),FLACK選手(バース),そしてkobm選手(ハヤテ)となった。いずれも,これまでの公式大会などで活躍してきた強豪達だ。
試合前には,お互いに「ここまで来られるとは思っていなかった」と謙虚なコメントを寄せていたものの,セクシー齋藤氏からの「優勝するのは誰ですか?」という質問に対し,とくに輝Rock選手は「俺だッ!!」と,本トーナメントにかける強い想いを覗かせていた。
そうして幕を開けた決勝戦では,輝Rock選手の要所での七寸靠(P)が火を吹き,kobm選手にペースを掴ませないまま,3-1で勝利。念願となる「Fighting Carnival 2014 SUMMER」優勝をつかみ取った。
無印の「DEAD OR ALIVE 5」発売から約1年半,同シリーズとしては4回目の公式全国大会となった本イベント。素晴らしい試合が目白押しだっただけでなく,コミュニティの根付きを強く感じさせるイベントだったことを付け加えておきたい。選手の入場シーンでも必ず盛り上がり,試合結果に関わらず,両選手には大きな拍手が寄せられる。そんな暖かさのあるイベントだった。
早矢仕洋介プロデューサー ミニインタビュー
記事冒頭でもお伝えしたとおり,本大会終了後には,シリーズ最新作となる「DEAD OR ALIVE 5 Last Round」(PS4 / Xbox One)が制作中であることが明らかになった(関連記事)。気になる新Ver.などについて,イベント終了後の早矢仕洋介プロデューサーに話を聞いてみたので,その模様を以下に掲載して本稿の結びとしよう。
4Gamer:
本日はお疲れさまでした。DOA5シリーズがアーケードに戻ってから,初めての公式全国大会はいかがでしたか。
元々,「闘劇」のような大会で競技種目に選ばれるようなゲームにしたいというのが,DOA5立ち上げ時の一つの目標だったんです。でも,今は闘劇はありませんし,僕らだけでアーケードのイベントをやるのも難しい。
そんな中でセガさん主催のアーケードイベントがこうやって新たに生まれて,その盛り上がりにDOA5で貢献できたことが本当に嬉しいです。これはアーケードゲームにとって,新たな一歩なんじゃないかと。
4Gamer:
大会自体も,とても盛り上がっていましたね。
早矢仕P:
そうですね。僕らが想像していた以上に,ファンの方々が盛り上げてくれました。それにDOA5では,我々開発スタッフもプレイヤーのコミュニティに入って,一緒になって盛り上がりを作ってきた部分があるんです。だから,これまでずっとDOAシリーズをやり続けてきてくれた輝Rockさんが優勝したのは,とても感慨深いですね。
4Gamer:
表彰式でのコメントも,これまでの歴史を感じるものでした。
早矢仕P:
ええ。そんな歴史を紡ぎ続けるためにも,セガさんには今後もぜひJAPAN GAMER'S LIVEを続けていってほしい。もちろん,我々としても協力していくつもりなので。
4Gamer:
分かりました。では最後に発表された「DEAD OR ALIVE 5 Last Round」について,少しお話をいただけますか。
早矢仕P:
DOA5は無料版も含めると,すでに160万ダウンロードくらいになっていて,今でもオンラインにたくさん人がいるんです。そうやって遊んでくれているプレイヤー達から,「PlayStation 4とXbox Oneには対応しないのか」という意見がたくさん届きまして。そんな声に,いち早く対応したいと思ったんです。
4Gamer:
PS4やXbox Oneの格闘ゲームは,まだまだ数が少ないですものね。でも,PS4のシェア機能なんて,まさに格闘ゲーム向けの機能なんじゃないかって気がします。
早矢仕P:
ええ。なので,DOA5シリーズをずっと遊んでくれている皆さんが移行しやすいように,これまでのDLCをすべて引き継げるように作っているんですよ。
PlayStation NetworkとXbox Liveそれぞれのアカウントを利用した引き継ぎではありますが,ぜひ発売された暁には,戦いの場をPS4とXboxOneに移してもらえればと。2015年春を目標に鋭意制作中ですので,期待しておいてください。
4Gamer:
今後の情報にも期待しています。本日はありがとうございました。
「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate: Arcade」公式サイト
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