最大100キャラで挑む，1日1回の大激戦！ 「チェインクロニクル3」の新コンテンツ“絆の大出撃”を先行プレイ

　先日の“年代記の塔”に続き，セガゲームスのスマホ向けRPG「チェインクロニクル3」（iOS / Android）で，9月19日に新コンテンツ“絆の大出撃”が実装される。これは最大100キャラのパーティで挑む，従来のシステムとはまったく異なるバトルコンテンツだ。

　今回は実装に先駆けて，同社で先行テストをしてきた感想や，具体的な仕様について紹介していく。あらかじめ所感を述べておくと，本コンテンツは“手軽にプレイできて報酬が美味しい，1日1回のデイリーコンテンツ”であった。

※画面はすべて開発中のものです。

「チェインクロニクル3」公式サイト

「チェインクロニクル3」ダウンロードページ

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手軽に遊べる，大出撃

　絆の大出撃は「ユグドの各地で“白き異形”が活性化したため，ユリアナが仲間を招集し，それらの対処に向かう」という背景のもと，最大100キャラでパーティを組み，バトルに挑んでいく。出撃可能なプレイヤーRankは30から，出撃時の消費APは40，出撃制限は1日1回となる。アクセスは“探索とガチャの間”に追加される新規アイコンからだ。

　100キャラのパーティは自動編成となり，自身で入れ替えることはできない。また，手持ちのアルカナカードが計100キャラに満たない場合でも，最低15キャラを揃えていればプレイ可能だ。アルカナコインなどを駆使してキャラを増やしておこう。そして自動編成の基準は基本的に，ATKとHPを参照した“強いキャラ順”となる。

絆の大出撃の先導役はユリアナ

　キャラの能力は，1週間のシーズンごとに指定される職業と合致していると，パーティの総合値「総戦力」にボーナスが加算される。そのほか，各々の「親愛度」「キャラクタークエストのクリア数」「キャラクターレベル」が影響する。ただし，所属の結束アビリティなどは影響しない。

　総戦力の数値の詳細については秘密とされたが，開発陣の話によると，キャラクエのクリアは戦力の上り幅が大きく，これにより“過去にキャラクエをクリアした，第1部・第2部キャラ”にも活躍の機会が巡ってくるようだ。

出撃確認の画面ではキャラが自動編成され，左から戦力が高い順に並べられる。総戦力は“前回比”が算出されるので「どの項目が，どう影響するか」を個人で計算してみるのもいいだろう

　上の画面で「大出撃する！」を押したら，バトルがスタート。大出撃はいわゆるイベント戦闘のようなもので，プレイヤーの操作は必要としない。100キャラが白き異形の軍勢に激突するとランダムで“Chain”が発生し，敵に与えるダメージが増大する点が，バトルの結果を左右する。

軍勢同士がぶつかるごとに，いろいろなモノが飛び散る

Chainがつながると，より大きなダメージを期待できるのは通常バトルと同様だ

ユリアナの号令でバトル終了

　計30秒ほどの戦闘が終わると，リザルト画面へと移行し，今回の大出撃で敵軍に与えた総ダメージと，それに応じた評価・報酬が表示される。報酬はS～Dの評価によって質と数が変わり，目玉のアルカナカードをはじめ，さまざまなアイテムを獲得できる。なお，絆の大出撃ではプレイヤー全体のランキング報酬などは用意されておらず，あくまで個人の評価報酬のみとなる。

総ダメージが高いほど，報酬もランクアップする

バトルログではどのキャラが貢献したのかを確認できる

　目玉のアルカナカードは，ノーマルガチャで登場する「白の癒し手ラティ」が成長した「純白の癒し手ラティ」で，初心者ならぜひとも入手したいSSR僧侶だ。また，味方全体の超必殺ゲージを上げるアビリティや，戦士結束を持っているため，上級者にも嬉しいキャラである。ちなみに，絆アビリティはサブパーティ編成時に効果を発揮するものなので，フィーナやアリエッタとの相性にも期待できる。

毎日の大出撃は，手軽でいて美味しい

　ここまでの説明を読んで，聡い読者は気づいたかもしれないが，絆の大出撃は「出撃確認」→「出撃ボタン」→「バトル演出（高速スキップも可）」→「リザルト画面」と，一連の流れを手早くプレイすると約1分ほどで済ませられる。バトルでは操作もいらないので，1日1回のプレイの負担がとても少ない。

　それでいて，極めるのはそれなりに困難だ。「深淵の渦」や「年代記の塔」とは違い，プレイングでどうこうできる要素がないので，ひたすらキャラクターを愛でて，より多くのアルカナカードを揃えて，高ランクを目指していくほかない。

　しかも，その高ランクというのが，上記の高難度コンテンツに負けず劣らずな難しさとなっている。一例として，（※あくまで先行プレイ時の開発環境ではあるものの）下記のテスト環境では天魔やレジェンドキャラをたっぷりと積み込んでいたが，バトル評価は「B＋」とまだまだ伸びしろが残った。

こちらはあくまで開発中の画面だが，しっかりと鍛え上げた天魔はやはり強し。キャラクエについては未消化キャラが多かったが，それらがどう影響するのか――

その結果，バトル評価はB＋

　報酬が変わるのはD～Sランクまでとのことなので，プレイヤーにはこれからのやり込みが存分に試されるだろう。フォーチュンスフィアのために手持ちのアルカナカードを整理整頓したのが悔やまれる……。

　とはいえ，コンテンツ自体はどっしりと腰と据えて遊ぶものではなく，個人的には「1日1回の遊びがいのある探索」のように感じられた。キャラを鍛えた分だけ数値に反映されるのも，これまでとは違う楽しみになっている。

　仮に“低ランクでD評価”だったとしても，もらえる報酬は圧倒的においしいので，総戦力をコツコツと上げていきながら，各々のスピードで上位ランクを目指すのがいいだろう。人によっては「デイリーおみくじ」のようなものになるだろうし，やり込みを見せつける「ダメージカウンター」になるかもしれない。

　なお，ランク2桁のプレイヤーにとっては消費AP40は重いはずなので，普段はプレイしないタイミングで起動し，ササっと消化するなど，ゲーム進行の妨げにならない工夫を考えておくといいだろう。もちろん，上級者であっても油断していたら“踏破イベントの周回用AP”などを削られることもあるので，注意したい。


　チェンクロ3では現在，絆の大出撃で100キャラが必要になることにちなみ，10月4日まで「酒場確率アップキャンペーン」が開催されている。1部酒場ではSSRが20％で，2部酒場のSSRが15％で排出されるので，キャラを揃えたい人は活用するといいだろう。

　今年はさまざまな高難度コンテンツが提供されてきたチェンクロ3だが，絆の大出撃は忙しくてもサラッと遊べて負担が少なく，それでいて報酬が美味しいコンテンツとなっていた。日々の遊びの中にもスムーズに取り入れられるものなので，9月19日の実装後は“1日1回，大出撃！”を心掛けるといいだろう。

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