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[gamescom]ミッション作成機能も加わったスキューバダイビングシム「World of Diving」の最新プレイアブルデモが公開
「World of Diving」の舞台となる架空の島には,ダイビングスポットが点在しており,その海域に存在する熱帯魚やウミガメ,サメといった生物達との遊泳を,1〜8人までのプレイヤーで満喫できる。海中では,酸素ボンベの残量チェックや,仲間達とのハンドシグナルによるコミュニケーションといったことも可能だ。遺跡や沈没船の探索を行って秘宝を探したり,写真撮影を行いながら資金を稼ぎ,プレイヤーキャラクターのウェットスーツやギアをカスタマイズしていくことになる。
今回のデモは,Vertigo Gamesのメンバーと共に沈没船の探索を行うというものだったが,一人称視点でターコイスの海に潜っていく感覚がしっかりと表現されている。
実は,今回のgamescom 2014において,Oculus VRのVRヘッドマウントディスプレイ「Rift」のショーケースタイトルとしてフィーチャーされる予定だったらしい。しかし,Oculus VRの規定するスペックのPCで,3D酔いが起こりにくくない最低基準とされる75fpsにギリギリ届かなかったのだとか。
ただ,今回のデモはノートパソコンを利用していたために,さらにその半分程度のフレームレートだったのにもかかわらず,割とスムーズに動いていた。正式ローンチに向けてのチューンアップも快調に進められているのは間違いなさそうだ。
なお,今回は新たにミッション作成機能も発表され,プレイヤーは自分でインスタンス・エリア(サーバーの特別区画)にサンゴや遺物などを配置し,宝探しやスピードランなどの用途に合わせたミッションを作り,それを仲間達に公開することが可能になった。こうしたオブジェクトは無限に配置できるものではないが,デモ担当者は樽などを組み合わせて巨大なドラゴンのようなオブジェを制作しており,「Minecraft」のようにプレイヤーの自由なコンテンツ制作が楽しめるよう配慮されている様子。「ひょっとして竜宮城なども作成できるのでは?」と期待しつつ,さらなる開発の進展に期待しておきたいところである。
なお,「World of Diving」は,すでに公式サイトにて19.99ドルでアーリーアクセス版が販売されており,発行されたコードをSteamで有効化することで,「Stage 0」と名付けられた導入部分がプレイ可能になっている。家にいながら手軽にスキューバダイビングが楽しめるので,興味のある人は,チェックしておくと良いだろう。
「World of Diving」公式サイト
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