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[TGS 2015]V8エンジンもカスタマイズできる! 10月1日発売予定の世紀末カーアクション「マッドマックス」を体験してみた
本作のジャンルはカーアクションなのだが,マックスの愛車である「インターセプター」は,ゲームを開始した途端,悪党に奪われてバラバラに分解されてしまう。そこでポンコツ車をベースに,そこらじゅうからスクラップをかき集め,あるいは強奪して,新たなマシンをカスタマイズしていくわけだ。
以下のムービーを見ると分かるが,本作における車のカスタマイズは,相当なバリエーションがある。しかもカスタマイズの方向性が,エンジンやタイヤなどといった普通のパーツだけではないのが,いかにも本作らしい。
思いっきり突き出たフロントグリルや火炎放射器,車体から生やしたスパイクやニトロブースターなどなど,もはやファンタジーの領域に踏み込んでいる。しかもこれらが飾りではなく,バトルで用いる実用品というのだからたまらない。ちなみに,ウェストランドでは通貨が機能していないため,スクラップそのものを物々交換に用いることもあるそうだ。
カスタマイズ要素を堪能したのに続いては,「武装した車両軍団からV8エンジンを強奪せよ」というミッションに挑戦することに。マックスのマシンには,広範囲を表示するレーダーなどといった立派なモノは搭載されていないので,双眼鏡で砂漠の地平線に目を凝らしたり,噴煙や点々と続くガソリン漏れの跡などを頼りに車両軍団を追い詰めていく。
ターゲットに接近しても普通に止まってくれるわけがないので,ここでバトルが始まる。体当たりや兵器などを駆使して敵車両を止めるのだが,プレイしたハードがPlayStation 4ということもあってか,鉄と鉄がぶつかり合う重量感さえ感じさせるビジュアルとサウンドには,相当な迫力があった。
ちなみに,マックス自身による格闘アクション要素もあり,マシンと同様に装備のカスタマイズも行える。トゲトゲの付いた肩パッドを装着したり,モヒカンの頭に“Z”の刺青を入れられるのだろうかとか,今回の取材後は今でも妄想が止まらない。
基本的なゲーム展開としては,オープンワールドでミッションを受注/クリアしながら,各エリアで活動する勢力と協力したり,あるいは敵対したりしながら,次第に中ボスへと立ち向かっていく。そして最終的には,各地の中ボス達をたばねる大物の「スクロタス」が,マックスの前に立ちはだかるという。
ちなみに,このスクロタスは,あのイモータン・ジョーの息子という設定だそうだ。
ところで,歴代シリーズのうち,どの映画作品をモチーフに本作の世界が作られているのかが気になったので,Rooke氏に訪ねてみたところ,最新作の「マッドマックス 怒りのデス・ロード」だけでなく,旧シリーズ作(メル・ギブソン主演の3部作)の要素も随所に取り入れているとのことだった。長年人気を博しているシリーズなだけに,ファンによって作品への思い入れはさまざまであるし,旧シリーズで見え隠れするユーモラスな要素も,ぜひゲームに盛り込みたかったと,Rooke氏は語っていた。
メインストーリーを辿るだけならプレイ時間は15時間程度だが,サブクエストやサブコンテンツも含めると,優に100時間は楽しめるボリュームがあるという本作。劇中のマックスは,一匹狼ではなく,ウォーボーイ風の優秀なメカニックが付き従っており,しかもうざいほど語りかけてくるので退屈することはなさそうだ。
シリーズ最新作のBlu-ray・DVDも,10月21日に発売予定なので,10月はゲームと映画でマッドマックス三昧と,しゃれ込んでみてはいかがだろうか。
マッドマックス 公式Webサイト
4Gamer「東京ゲームショウ2015」特設サイト
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Mad Max and all related elements are trademarks of and (C)Warner Bros. Entertainment Inc. WB GAMES LOGO, WBIE LOGO, WB SHIELD: (TM) & (C)Warner Bros. Entertainment Inc. (s15)
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