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[gamescom]移植は順調に進行中? βテストが開始したばかりの「World of Tanks: Xbox 360 Edition」を本場ドイツで体験してきた
World of Tanksは,アメリカ,ドイツ,ソ連など6か国の戦車を操って,相手チームの全滅,または陣地の占領を目指すというMMOアクションゲームだ。基本無料というハードルの低さに加え,史実の戦車戦をうまく対戦ゲームに落としこんでいる点が魅力といえる。gamescomの開催地ドイツでも,同国最大級の軍事博物館であるムンスター戦車博物館でタイアップ企画が行われるなど,知名度はかなり高いらしい。そういう背景も手伝ってか,本作の試遊コーナーは常に大勢のファンで賑わっていた。
会場に出展されていたバージョンは,使える国の数こそ限定されていたものの,初歩的な軽戦車から高レベルの重戦車までを最初からプレイできるようにアレンジされていた。ただしβテストの参加者が少ないためか,マッチメイクにかかる時間が長めなのが玉に瑕。とはいえ今後参加者が増えれば,こうした問題は自然に解決するかもしれない。
ちなみに,筆者が選んだのはドイツのIV号戦車とヘッツァー。これは何も,アニメ「ガールズ&パンツァー」に出てきた戦車だからというだけでなく(まあ影響を受けていないとは言い切れないが),World of Tanksの中でも,かなり使い勝手のいい車体だからである。ちなみに,まわりを見渡してみると,アメリカのM4シャーマン戦車を選ぶプレイヤーが多いように思われた。来場者の多くがドイツ人であることを考えると,ちょっと面白い傾向かもしれない。
IV号戦車 |
ヘッツァー |
さて,実際にXbox 360版を体験してみた感想としては,PC版よりも「戦車を操縦している」という実感が増した印象だ。中でも,画面右手に自分の操る戦車の主砲が見えること,さらにミニマップで表示される視界がPC版よりも狭いこともあって,ゲーム中に感じる戦車との一体感はかなり高くなっている。
気になるゲームパッドでの操作も,アナログスティックを使うことで進路と照準の変更が同時に行えるようになっており,PC版のキーボードとマウスでの操作を比べてもとくに不便とは感じない。ただ,おそらく重量感を出すための演出なのだろうが,停止状態からの戦車の動き出しが若干重たかったのが,筆者としては少々気になった。
とはいえ,ざっとプレイした感触からいえば,コンシューマゲーム機への移植は順調なようだ。現場のスタッフに話を聞いたところ,これからテストを重ねながら,2013年11月前後には,完全な状態まで持っていくとのことだった。日本での展開も含めて,続報に期待したいタイトルだ。
- 関連タイトル:
World of Tanks: Xbox 360 Edition
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