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[TGS 2013]「Titanfall」は,タイタンはもちろん,歩兵での戦闘も爽快で面白い。注目作をさっそく体験してみた
「Titanfall」公式サイト
試遊版では,6人vs.6人のマルチプレイが体験できる。今回は英語版での試遊となっており,詳細は分からなかったが,ゲームルールはおそらくチームデスマッチ。単純に「1人を倒して1点」というわけではなさそうだったが,チームで獲得したポイントの総計によって勝敗が決まっていたようだ。マップは,あまり広くはないが入り組んだ市街地のような場所で,すぐに撃ち合いを楽しめる作りになっていた。
まず初めに,3種類のクラスから1つを選択することになる。万能で扱いやすいアサルトライフルを装備し,歩兵に強いクラスや,サブウェポンで対タイタン戦を得意とするクラスなど,それぞれ特徴が大きく違っているが,まずは対歩兵が得意そうなクラスを選択しておけば無難だろう。クラス選択のあとは,装備が異なる3種類のタイタンから1つを選ぶ。どうやらタイタンの武装は,連射速度重視,火力重視,バランス型の3つに分かれているようで,筆者は使いやすそうなバランス型を選んだ。
ゲームがスタートすると,まずは歩兵として戦うことになる。Titanfallをプレイするからには,やはり早くタイタンに乗って暴れたいものだが,タイタンは一定時間ごとに呼び出せる仕組みなので,最初は我慢するしかない。ええい,歩兵はいいから,早くロボを持ってきてくれ!
……などと最初は思ってしまったのだが,それは割と勘違い。タイタンばかりに気を取られていたが,実のところ歩兵戦もかなり面白い。そのキモとなるのが,背中に装備したジェットパックの存在だ。これを使うと,空中でもう一度ジャンプが行えるほか,壁を蹴って上や横への高速移動も可能になる。空中ジャンプは1回しかできないが,壁蹴りには回数制限がないので,うまく組み合わせて地形を利用した移動が行えるようになれば,マップ上を高速で飛び回れるのだ。
そのため,敵から逃走したり,あるいは予想外の方向から奇襲をかけたりなど,単純な撃ち合い以外にもいろいろな行動が取りやすく,戦闘中に行えることは非常に多く感じる。マップが入り組んでいるせいか,建物の屋上から敵タイタンに飛び乗って,弱点を攻撃して撃破するといった芸当も,ジェットパックを使えば十分に狙えるので,筆者は敵タイタンを見つけて喜んでいたぐらいだ。
さて,しばらく戦っていると,画面上に表示されているタイマーが0になり,タイタンを呼び出し可能になる。その状態で,タイタン投下ポイントのサインを出せば,数秒後に自分用のタイタンがそこに落下してくる。それに搭乗すれば,いよいよタイタン戦の始まりだ。とかなんとか言いながら,筆者はタイタン投下の仕組みがよく分からず,最前線で適当な場所にサインを出したうえに,敵と戦っていたので投下ポイントを見失い,気づいたら初めてのタイタンを敵に破壊されていた。これからプレイする人は,くれぐれも安全な場所で慌てずゆっくりとタイタンに乗ってほしい。もっとも,タイマーが0になれば戦闘中に何度も呼び出せるので,そこは安心だ。
無事搭乗できたタイタンは,やはり圧倒的に強い。武器の火力が高いのはもちろん,身長が高いおかげで常に高所から敵歩兵を狙い撃ちにできてしまうため,正面からの撃ち合いは非常に有利だ。また,歩行しているだけでも機動力が高いうえに,そこからさらにブースターでの加速もできるので,歩兵にとって脅威となるだろう。ただ,タイタンはジャンプが行えず,当然ながら建物の中に入ったりもできないので,入り組んだ地形とジェットパックを活用する歩兵を捉えるのは,なかなか難しい。タイタンに乗れば一方的に敵を倒せるわけではなく,逆に歩兵に撃破される危険性もあるのだ。
本作は,歩兵であってもタイタンであってもとにかく爽快で,「タイタンに乗って戦うゲーム」と思っていると,良い意味で予想を裏切られるだろう。話題作であるだけに,TGS 2013の一般公開日は混雑が予想されるが,FPS好きであれば,ぜひ触ってみてもらいたいところだ。
なお,今回,Respawn EntertainmentのコミュニティマネージャーであるAbbie Happe氏にコメントをもらうことができたので,最後に掲載しておこう。
4Gamer:
TitanfallはE3で発表されて以来,世界中から大きな注目を集めていますね。
Abbie Happe氏(以下,Happe氏):
ええ,ここまで大きな評価を得られるとは思っていなかったので,すごく嬉しいです。これから,いろいろな機会で皆さんにゲームをお見せしていくことになるので,非常に楽しみにしています。
4Gamer:
日本で実際にプレイできるのは,今回が初めての機会となりますが,gamescomではすでにプレイアブル展示されていましたね。遊んだ人達からは,どういった反応がありましたか。
Happe氏:
初めて触った人の反応は面白く,皆さん最初は,普通のFPSのように隠れながら撃ち合いを始めるんです。ただ,誰かがジェットパックを使ってパルクールのような動きをしたりすると,「こんなことができるのか!」と,飛び回り出すんですよ。それが分かったときの表情が楽しそうで,いつも見ています。
4Gamer:
自分でもまさに,そんな動きをしていたと思います(笑)。歩兵の状態でも,予想以上に心地よい操作感でした。タイタンに乗らなくてもスピーディでダイナミックな動きができるので,個人的にはむしろ歩兵でもっと遊びたいと思ったほどです。
初めてTitanfallを遊ぶ人でも,すぐに慣れていろいろなことができて楽しめるようなゲームを目指しているので,タイタンであっても歩兵であっても気持ちよく操作できるということには注力しています。
Titanfallは,日本からいろいろな影響を受けているゲームです。日本の皆さんがプレイした感想を聞くのを楽しみにしていますから,ぜひ今回プレイしてみてください。
4Gamer:
どうもありがとうございました。
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(C) 2013 ELECTRONIC ARTS INC. TRADEMARKS BELONG TO THEIR RESPECTIVE OWNER. ALL RIGHTS RESERVED
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