プレイレポート
[gamescom]E3の話題を独占した「Titanfall」が,gamescom 2013で早くもプレイアブル展示。巨大ロボ・タイタンがカッコよすぎる試遊の内容を紹介
展示はまず,来場者にムービーでゲームの概略を説明し,しかるのちにプレイさせるというスタイルになっていた。舞台となるのは,2つの勢力が対立する「Angel City」というマップだ。ところどころに漢字っぽい字の書かれた看板が見られるため,なんとなくアジア的。デモプレイに使用されていたのはPC版だが,Xbox 360のゲームパッドも用意されており,キーボードかゲームパッド,好きなほうで操作ができた。
キーボードの場合,操作方法はいたってシンプルだ。[W/A/S/D]キーで移動,右クリックでエイム,左クリックで射撃と,FPSに慣れた人ならマニュアルなしでもプレイできるだろう。兵士(パイロット)と巨大ロボのタイタンでは,脱出キーの有無などの微妙な違いはあるが,操作方法はほぼ一緒だ。
ゲームが始まる前に,まずは自分のクラスを選ぼう。クラスは3種類あり,それぞれに武器が設定されているが,設定を変更して自分の好みのクラスを作ることもできる。
続いて,自分のタイタンを選ぶことになるが,こちらも3種類あり,スピードや持てる武器の威力などが異なる。試遊したバージョンでは,スピードと火力がトレードオフの関係にあったが,このあたりは,今後バランスの調整でいろいろと変更がありそうな部分ではある。なお,タイタンの武器などもカスタマイズでき,プレイヤーのスタイルに合った兵士とタイタンのペアを作ることが可能だ。
設定が終われば,いよいよ出撃だ。ムービーではドロップシップからパラシュート降下するシーンが見られたが,デモではごく普通に,Angel Cityのとある街角からスタートした。最初はタイタンがチームに1体しかなく,各プレイヤーは兵士状態で,敵を求めて四方に散っていく。
マップはそれほど広い印象ではないが,縦方向に複雑な作りになっているので,背中のジェットパックを活用して戦うことになる。ジェットパックは,ジャンプ中にもう一度ジャンプを行うことで作動してくれるが,慣れるまでは使いどころがやや難しい。ムービーに出てきた兵士達のように,街のあちこちを好きなように飛び回れるようになるには,マップを熟知し,テクニックを磨く必要がありそうだ。
画面にはミニマップのようなものは表示されないので,どこへ向かって何をすべきなのかは,画面表示と音声で確認することになる。アナウンスは英語なので,筆者はうっかり聞き逃したこともあったが,戦闘はマップのあちこちで次々と発生していたので,移動先に困るようなことはなかった。
しばらく戦っていると,やがて自分のタイタンが降下してくる。降下地点がマーキングされ,そこめがけて空中から降ってくるタイタンの姿は非常にカッコ良く,ロボ好きなら,思わずウッとしてしまうはずだ。ウッ。
タイタンの降下タイミングについては,どうやらあらかじめ時間が決められているようだが,詳しいことは分からない。ただ,戦績の善し悪しに関わらず,普通に戦っているだけで使用が可能になるという印象だ。
兵士に比べてタイタンの動きは遅く,高い場所へジャンプすることもできないが,そのぶん武器の破壊力は抜群。兵士にとっては強敵となる。
タイタン同士の戦いはかなりの迫力で,非常に楽しい。ただ,例えば強力なロケット兵器を使えるタイプのタイタンは再装填に時間がかかるなど,何かしらの欠点があるので,タイタンで戦っているからと調子に乗らず,立ち回りには気を付けたほうがよさそうだ。
ミッションを達成すると,エピローグに突入する。ここでは逃げる敵を倒しつつ,脱出用の宇宙船まで戻ると,経験値やゲーム内資金が手に入るようだ。しかしこの段階でうっかりやられてしまうと,もうリスポーンはできない。……というのを筆者は実際に経験したわけだが,「あんなところでやられるのかオレは」という気持ちだ。ああ,故郷へ帰りたかった。
先に述べたように,本作の発売は2014年とまだ時間があるため,これからさまざまなブラッシュアップが施されるのは間違いない。おそらく,今回のデモプレイについてもいろいろな変更点が出てくるのだろうが,それでも戦闘はかなりアツく,思わずプレイに力が入ってしまった。ゲームエンジンが少し古い,Valveの「Source」なだけに,オブジェクト破壊などといった最新技術は見られないが,グラフィックスは十分に美しく,とくにタイタン戦は見応えありだ。
この話題の新作をいち早くプレイできる機会ということで,一般客が来場する現地時間の8月22日以降は,長蛇の列ができることだろう。
「Titanfall」公式サイト
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(C) 2013 ELECTRONIC ARTS INC. TRADEMARKS BELONG TO THEIR RESPECTIVE OWNER. ALL RIGHTS RESERVED
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