連載
かわいいモンスターからアイスクリームを死守。スマートフォン向けアクション「Hungry MonstR」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第256回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,アイスクリーム売りのプレイヤーが,お腹を空かせた「MonstR」(モンスター)たちからアイスクリームを守る……という,何ともメルヘンチックな世界観のアクションゲーム「Hungry MonstR」(iOS / Android)を紹介しよう。
背景やキャラクターたちはパステルカラーで統一されており,全体的にとてもファンシーな雰囲気。「モンスター」と銘打たれてはいるが,残虐表現やグロテスクな描写は一切ないので,女性や子供にもオススメだ。
「Hungry MonstR」ダウンロードページ(App Store)
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本作には,難度“EASY”の「Green Hills of Whotini」,“MEDIUM”の「Purple Forest of Mojo」,“HARD”の「Blue Mountains of Juju」という3つのステージが存在する。
各ステージにはいずれも,3つのアイスを盗まれるまでどれだけスコアを稼げるかを競う「Endless Rainbow」と,3回訪れる大量のMonstRの襲撃を切り抜ける「MonstR Frenzy」という2つのモードがあるが,基本となるルールは変わらないので,最初は「Endless Rainbow」で慣れるといいだろう。
では,どのようにアイスクリームカートを守るかという説明に移ろう。画面の左上には「赤」,右上に「紫」,右下に「水色」,左下に「オレンジ」と,それぞれ色がついたチューブが設置されている。
アイスクリームカート目がけて移動してくるMonstRたちの色も,この4つのうちいずれかになっているので,赤のMonstRは赤のチューブへといったように,MonstRを同じ色のチューブへフリックすれば,見事追い払うことができるのだ。
MonstRをフリックで追い払うと金貨が2枚もらえるのだが,連続で同じ色のMonstRを追い払うと,コンボボーナスが発生。たとえばオレンジのMonstRを追い払えば金貨が2枚,続けてまた同じオレンジのMonstRを追い払えばコンボボーナスが追加され金貨が8枚,というように増えていく。なるべく同じ色のMonstRを連続で追い払うようにするとスコアが伸びやすい。
そして本作のキモとなるのが「Rainbow」というシステムだ。画面四隅にある各色のチューブに時計回り,または反時計回りで順番にMonstRを送り込むと,Rainbowというスペシャルボーナスポイントがもらえ,一気にスコアが増加するのだ。
このとき,チューブに送り込むモンスターの数を2体ずつにすると「Double Rainbow」となり,さらにスコアがアップするうえ「Rainbow Powerup」という虹のアイコンが出現する。これをタップすると四隅のチューブが虹色になり「どのチューブにどの色のMonstRをフリックしてもいい」という状態に。いわばボーナスステージのようなもので,稼げるスコアも桁違いとなる。
Rainbow Powerupは一定時間で終わってしまうが,大量のMonstRたちが登場しピンチ……というときにも大いに役立つ起死回生の一手だ。
Rainbow Powerup以外にも,本作にはボーナスコインに変化する「タマゴ」や「本」,MonstRが一定時間その場でダンスする「ラジカセ」,MonstRたちが逃げ回りアイスクリームカートに近寄らなくなる「お化け」など,非常にユニークかつ可愛いアイテムたちが多数出現する。これらを併用するとRainbowも成功しやすくなるので,積極的に活用していこう。
ゲームがすすむたびにMonstRたちの移動速度も上昇し,数も増加。次第にさばききれなくなる場面が増えるので,Double RainbowでRainbow Powerupを出現させ,一気に追い払っていくとスコアが伸びやすいと感じた。
ゆるい雰囲気ながら,ゲームは非常に練り込まれており,無料とは思えない完成度。基本は“仕分け”だが,Rainbowの存在で戦略性が深まっており,アクションパズルゲームとして抜群の面白さに仕上がっている。
次々とMonstRたちをフリックする作業は思いの外ハマってしまうので,この愛らしくも中毒性の高い作品を,ぜひプレイしてもらいたい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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(C) 2010 Blowfish Studios
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