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最新作「ソニック ロストワールド」の話題も飛び出した,ソニックの22回目の誕生日を祝う「ソニック バースデーパーティー2013」
「ソニック バースデーパーティー2013」公式サイト
「ソニック ロストワールド」公式サイト
司会のセクシー齋藤氏に紹介されてステージに登場したのは,近年のソニックシリーズでプロデューサーを務める,セガの飯塚 隆氏だ。最初のトークは,ソニックの歴史を登場キャラクターとともに振り返るという内容で展開された。
22年前となる1991年6月23日に北米にて発売されたメガドライブ版ソニックシリーズを飯塚氏が紹介すると,東京ジョイポリス名物のディラッドスクリーンに,ほぼ等身大の初期デザインのソニック,テイルス,ナックルズの姿が映し出された。
ほぼ等身大の姿でステージに現れたソニックと仲間たち。粋な演出に,来場者からは大きな歓声があがった |
「ソニック ロストワールド」プロデューサーの飯塚 隆氏 |
飯塚氏はソニックを「青い体に赤い靴の,セガを代表するキャラクターとして生まれた」と紹介。また相棒のテイルスはその可愛さから,当時社内でも女の子と間違えられたというエピソードや,ナックルズのモデルとなった「エキドゥナ(ハリモグラ)」について,当時開発していたセガ・オブ・アメリカの社長やマーケティング担当に説明した思い出を語った。
ソニックアドベンチャーではガンマのほか,ネコのビッグや以降のマスコットキャラクターとしても人気となったチャオも登場 |
ソニックアドベンチャー2のシャドウが画面に登場すると,会場に黄色い歓声が響きわたった |
続く2001年には,「ソニックアドベンチャー2」(PlayStation 3/Xbox 360)をリリース。そのキャラクターが登場すると,会場からひときわ大きな歓声があがった。ソニックのライバルとなるシャドウとルージュの登場である。これまで語られなかった悪側のキャラクターとして生まれたこの2人。とくにシャドウは前作のガンマと同様にこの作品にしか登場させないつもりで考えていたと明かし,後にファンから挙がった再登場希望の声に後押しされ,レギュラーキャラクターになったのだそうだ。
次の作品は2003年の「ソニック ヒーローズ」だ。タイトルが示すとおり,ソニックシリーズに登場するたくさんのヒーローたちが一緒になって冒険するという物語で,本作ではシリーズ番外編である「カオティクス」からのベクター,チャーミー,エスピオの3人と,本作と同時期に開発されていた「ソニック アドバンス2」から登場するクリーム,そして再び登場したロボットキャラクター,E-123Ω(オメガ)を紹介している。
続いて紹介されたキャラクターは2006年の「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」から,シルバーとブレイズ。ともに異世界からやってきたキャラクターとしてコンビを組んでいる。また同年には「ソニックライダーズ」もリリース。こちらではジェット,ストーム,ウェーブの鳥をモチーフとした3人の新キャラクターも登場し,同シリーズも人気を博している。
キャラクターが3人ずつのチームを組んで活躍する,ソニックヒーローズの登場キャラクターたち |
2006年版ソニック・ザ・ヘッジホッグのシルバーとブレイズ。ブレイズはニンテンドーDSの「ソニック ラッシュ」に初登場 |
ソニックライダーズから参戦した3人は,それまでになかった鳥がモチーフのキャラクター。ジェットは現在も人気が高いキャラクターだ |
そして新キャラクターとともに登場する最新作「ソニック ロストワールド」を披露した。飯塚氏は2年前の「ソニックジェネレーションズ 白の時空/青の冒険」で20周年の節目を迎え,今年は新たな1歩としてこれまでのシリーズにはなかった感動と遊びを届けるために,まったく新しいプレイスタイルを提供すると紹介している。
チューブ状のステージなど,本作の特徴的な内容についてはE3 2013でのプレゼンテーション(関連記事)にて詳しく紹介しているので,ここではそこで語られなかった要素について紹介していこう。
スクリーンには今回の新キャラクターである“エッグマン六鬼衆”の姿が映し出され,その正体について解説された。未知の大陸にやってきたソニックと対峙するこの6人は,動物でもロボットでもない未知の生物として登場する。そのモチーフとなったのは,名前の通り日本の“鬼”であり,実は彼らを率いるエッグマンよりも強大な力を持っていて,後にエッグマンを見限るというストーリー展開が待っているそうだ。
最新作のソニック ロストワールドに登場する新キャラクターは,エッグマン六鬼衆。これまでにないモチーフの6人だ |
ここからはステージに,Wii U版のゲームディレクター岸本守央氏,そしてニンテンドー3DS版のゲームディレクター平林孝朗氏が登場し,映像や実機によるデモでゲームを解説した。とくに今回,会場に試遊台が用意されなかったWii U版の紹介時は,ディラッドスクリーンに最適化して作られた映像なども上映され,その美しい映像や斬新なステージ展開とゲームシステムに,来場者から驚きの声もあがっていた。
岸本氏は「『ソニックカラーズ』の完成から3年,チーム全力でアクションゲームの可能性をこれ以上ないところまで追求して完成させました」と,Wii U版に向けた熱意を語る |
3DS版担当の平林氏は「今は最後の追い込みで,スタッフ全員疲れても寝られない状態でがんばっています。秋にはみなさんの期待に応えられる作品を届けます!」と力強くコメントした |
新たなカラーパワーの“アステロイド”は,敵や背景を壊しながらどんどん大きくなり,最大の状態なら,巨大な敵も一撃で倒せるほどの力を持っている |
3DS版は携帯ゲーム機のソニックとしては初の3D映像になったことを強調した平林氏。新アクションの“サマーソルト”による衝撃波で敵を倒すシーンなども紹介した |
大谷氏は「大作としての意味ではなく,さまざまな“遊びのおもてなし”があるという意味で,両バージョンにオーケストラサウンドも導入した」とも解説。現在は開発の最後のあがき,否,最後のクオリティアップの詰めに入っているそうだ |
続くコーナーでは,前作となるソニック ジェネレーションズや,多くのソニックシリーズに深く関わるサウンドクリエイターの瀬上 純氏が登場。「曲を作りとギターを弾くこと以外は苦手なんです(笑)」と自己紹介した瀬上氏は,本作のプロモーション展開などについて司会のセクシー齋藤氏とともに説明した。
瀬上氏は今回ゲストとして登場。来場者からは大きな拍手で迎えられた |
6月29〜30日に開催されるライブ「JAPAN Game Music Festival 2013」では,瀬上氏率いるCrush 40が両日ともに出演が決定している |
公式サイト「ソニックチャンネル」では,ソニック22周年を記念して,22名に当たるプレゼントを実施中 |
現在ソニック誕生日セールとして,ソニックに関連するスマホアプリのセールも開催中だ |
モバイルサイト「★ぷよぷよ!セガ」でも,ソニックグッズが当たるキャンペーンが開催されている |
コンビニなどで使えるPontaカードに,ソニックとセガロゴがデザインされたカードが登場。セガのゲームセンターでも使用可能だ(会場となったジョイポリスでは使用不可とのこと) |
「LINE」用のソニックスタンプも配信中。1セット170円で40種類が使用できる |
ソニックデザインのスマホケース7種類の発売も決定。6月末から予約が開始され,8月末までの限定デザインとなっている |
ステージではゲスト全員による抽選会などが行われたのち,メインイベントであるソニックのバースデーパーティーへと突入。ステージには主役のソニックとともに,特製のバースデーケーキが用意され,来場者とゲストが22回目の誕生日を盛大に祝福し,大きな拍手と歓声とともにステージは終了となった。ステージ終了後も,開発陣によるサイン会や,3DS版ソニック ロストワールドの体験会なども開催されたので,そちらは写真にてお届けしよう。
当日は初夏の週末ということもあって一般入場者も多くイベントを観覧し,終了後のサイン会には多くのファンが行列を作っていた |
大谷氏,飯塚氏,瀬上氏によるサイン会を開催。誰でも参加できるとのことで,小さなお子さんから外国から来たのファンまで,幅広い層が開発陣との交流を楽しんだ |
ステージ終了後,記念撮影に応じていたソニックはバースデーケーキにご満悦の様子。ケーキはイベント終了後スタッフ全員で食べたそうだ |
3DS版ソニック ロストワールドの体験会は,特別観覧者100名を対象に行われた。最初のステージであるWindy Hillをプレイできるデモバージョンだ |
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ソニック ロストワールド
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