連載
道を描いて猫たちを導け。iOS向けラインドロー系ゲーム「cat&line2」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第222回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」は,画面を指でなぞって道を作り,ひたすら猫を走らせるというシンプルかつストイックな作品「cat&line2」を紹介しよう。
実を言うと,筆者は前作にあたる「cat&line」からのファンだ。続編となる今作は多くの新要素が搭載され,ゲーム性も格段に上昇するなど,かなりの出来となっているので,満を持して紹介させていただこうというわけである。
「cat&line2」ダウンロードページ(App Store)
ゲームには「横浜」「六郷土手」「梅屋敷」など,なぜか京急本線の駅名がつけられたステージが用意されており,1つのステージをクリアするたびに次のステージが開放されていく。まずは「横浜」から出発だ。
ステージを選択し,右下の肉球マークをタップすればゲーム開始。上から猫がふわりと降ってくるのだが,放っておくとそのまま落下し,ゲームオーバーになってしまうので,画面をタップしてそのままドラッグし,猫が走る道を作ってあげよう。
猫は道に降り立つと自動で右へと走ってくれるので,あとは落ちないようにうまくラインを描いていけばいい。
ステージによって猫の種類も変化。滞空時間が長かったり,移動速度が遅かったりと,猫によって性能(?)もさまざま |
ステージには四角いブロックのような障害物も点在。これに接触してもゲームオーバーとなるので注意しよう |
ただ道を描くだけ? とお思いかもしれないが,本作のキモは,道を作っていくうちにその色が薄くなっていき,やがて道が作れなくなるというシステムにある。
道が作れなくなると,当然猫は真っ逆さまに落っこちてしまい,ゲームオーバーとなるので,いかに短い距離の道で猫たちをゴールまで導けるか,ということが重要になってくる。
なお,ステージ途中にある墨汁のようなアイテムを取れば道を描ける量が増えるので,これを活用していこう。
ちなみに,ゲーム序盤だと道のラインは墨のようなグラフィックスだが,ゲームが進むにつれ,バラやみかん,果ては地球などといったものが描かれるようになるので,こちらも見逃せない。
各ステージには,目標となる走行距離が設定されており,左上の数字で確認できる。猫が走るとこの数字が減っていき,「0」になれば無事クリアだ。
ただしプレイはそこで終わらず,ステージには大量の小判が表示される。いわばクリアのオマケ的な要素なので,ここでボーナスポイントを溜めていこう。
ところどころ挙動が怪しかったり,強制終了が多かったりと,まだまだ改良の余地はあるものの,シンプルで熱中度が高いゲームだ。高速で流れていく画面や鮮やかなライン,ステージに流れる不思議なBGMなどが相まって,ハイな状態になれる本作。気になった方は,ぜひこの新感覚のゲームにチャレンジしてもらいたい。
ゲームオーバー時には,猫が謎のひと言をつぶやく |
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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