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その結末を予想できるか。Android向け恋愛&推理アドベンチャー「どちらかが俺に惚れている」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第239回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
「目が合った」「体に触れてくる」「お釣りをもらうときに手を握られた」など,男性が「オレのこと好きなんじゃないの?」と思う女性の行動はいくらでもある。まぁ,ほとんどの場合は勘違いなのだが……。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,そんな女性の思わせぶりな行動から,自分に惚れている女性を推理するという,一風変わったAndroid向け恋愛アドベンチャー「どちらかが俺に惚れている」を紹介しよう。
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物語は,モテない主人公が試した黒魔術で,悪魔の「ピコ」が召喚されるところから始まる。おせっかいなピコは,主人公が心に浮かべた学校のヒロイン「大河」「清美」のどちらかに「主人公のことが好きになる」魔法をかけたのだが,いろいろとトラブルが重なって,どちらにかけたのかが分からない。ピコによれば,明らかに態度が変わるから分かるはずというが……。
さらに,その魔法の効果を固定するためには,3日後の夜12時までに30人以上の前で告白を成功させる必要があり,制限時間までに告白しなかったり,魔法がかかっていないほうに告白したりすると,呪われるということまで判明。なんとしても2人の行動から,自分に惚れているヒロインを推理しなくてはないのだ。
ゲームシステムは一般的なアドベンチャーゲームと同様で,テキストのログを確認できたり,セリフをスキップできたりもする。操作に戸惑うことは少ないはずだ。
ゲーム中には,ライトノベルやアニメなどから取られた小ネタや,ちょっとエッチなハプニングなど,古き良き学園恋愛アドベンチャーゲームを思い起こさせる要素が詰め込まれていて,ストーリーを追っているだけでもなかなか楽しい。
ここまでは恋愛アドベンチャーの要素を紹介してきたが,冒頭で触れたとおり,本作の醍醐味は「推理」にある。ゲーム全体にありとあらゆる「伏線」が散りばめられているので,プレイヤーはそれらを目ざとく見つけ,ヒロイン2人のどちらに魔法がかかっているかを推理しなければならないのだ。
ゲームのボリュームは2〜3時間のプレイで終わるお手軽サイズ。推理力をフル回転させつつヒロインに癒やされ,最後の「衝撃の結末」にたどりつくまで,一気にプレイしてもらいたい。
筆者は展開をある程度見抜き得意げになっていたが,ある伏線を見抜いていなかったがために,最後に呆然としてしまうこととなった。
恋愛ゲームでありながら,頭がフル回転する推理体験と,衝撃のラストを提供してくれる本作。普段から女性の行動に一喜一憂している人は,ぜひプレイしてもらいたい。
著者紹介:カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればPCのFPS(ファーストパーソンシューティング)も遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。
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