イベント
国内を代表するDDRプレイヤーがJAEPO会場で激突!「BEMANI PRO LEAGUE ZERO DanceDanceRevolution」レポート
このイベントは,「BEMANI PRO LEAGUE」のシーズン2,DDR部門のエントリー開始を記念して実施されたもの。いわゆるエキシビションにあたる大会であるが,会場には国内を代表する9人のDDRプレイヤーが集結し,3チームに分かれ,激しい戦いを繰り広げた。本記事では,10日に実施されたチーム分けの「ドラフト会議」,11日に実施された「BEMANI PRO LEAGUE ZERO」本戦の模様をお届けする。
なお,大会の模様はBEMANI PRO LEAGUEのYouTubeチャンネルにアップされている動画で確認できる。選手たちのスーパープレイを確認したい人はこちらもチェックしておこう。
「BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-」公式サイト
1巡目で3チームの入札が被る波乱のドラフト会議
BEMANI PRO LEAGUE ZEROは3人で1チーム(監督を入れて4人)を組んでの対戦となるため,10日にはチーム決めをするドラフト会議が行われた。会場に集まったのは,O4MA.選手,HIBIKI選手,HO4-KETI選手,NAYU選手,YOSHIMIZ選手,UN-LIM選手,PO選手,MSKNP選手,SHIZU選手の9人だ。
チーム分けは入札方式で実施され,それぞれチームBLUEのRyu☆監督,チームREDのDJ TOTTO監督,チームWHITEのdj TAKA監督が獲得したい選手を指名し,メンバーが決定していった。なお,入札した選手が被った場合は,監督同士によるじゃんけんで優先権が決定された。
総当たりによるリーグ戦でファイナリストが決定
11日の午前には,前日に決まった3チームによる総当たりのリーグ戦を開催。上位2チームがファイナルに進出し,直接対決で優勝チームが決定するというルールのもと,大会が実施された。
●チームBLUE VS. チームRED
オープニングマッチとなったチームBLUEとチームREDの対決。1stマッチをPO選手が2連勝しチームBLUEが先制するも,2ndマッチはNAYU選手とHO4-KETI選手選手がそれぞれ2ptずつ分け合い,決着はタッグ戦の3rdマッチへ。
決着の3rdマッチは,チームBLUEのNAYU選手が1位を2回奪取。初戦のアドバンテージを守り切ることに成功し,貴重な1勝をチームBLUEにもたらした。
●チームRED VS. チームWHITE
負けた時点で敗退が決まるチームREDは背水の陣で試合に挑むことに。絶対に負けられない試合で魅せたのはMSKNP選手。自選曲,他選曲ともに「Get Your Wish」が選ばれるイレギュラーが起きたものの,しっかりと2連勝を決め,2ptのアドバンテージを獲得することに成功する。
2ndマッチの対決は,YOSHIMIZ選手とO4MA.選手の試合に。お互いに大舞台の経験豊富で,どちらが勝ってもおかしくない勝負となったが,初戦をO4MA.選手がわずか2点差で勝利すると,そのまま自選曲でも勝利をもぎ取り,4ptを獲得し,逆転に成功した。
3rdマッチで逆転を狙うチームREDだったが,この試合でもO4MA.選手が圧倒的な強さを見せる。2試合共に1位を獲得し,トータルで10pt――チームの全ptを稼ぎ出し,チームWHITEがFINALへの切符を獲得した。
●チームBLUE VS. チームWHITE
チームREDの敗退が決まったため,第3試合は実質的にFINALの前哨戦となった。1stマッチでは初戦の試合に続き,PO選手が2連勝で勝利。10th KAC覇者の力をいかんなく発揮し,2ptを獲得した。
続く2ndマッチは,本日絶好調のNAYU選手とO4MA.選手の対決に。O4MA.選手が自選曲を危なげなく勝利すると,NAYU選手の自選曲「We're so Happy」でもほぼミスなく踊り切り,わずか5点差という接戦をものにした。
FINALに向けての調子を占う1戦となった3rdマッチ。先ほどO4MA.選手に惜しくも敗れたNAYU選手がここでリベンジに成功する。2曲連続で1位を獲得し,チームBLUEをリーグ戦1位通過に導いた。
●BEMANI PRO LEAGUE ZERO FINAL
休憩を挟んで実施されたFINALは,リーグの最終戦を行ったチームBLUEとチームWHITEの組み合わせ。先ほどの試合はNAYU選手の大活躍でチームBLUEが勝利したが,その差は2pt(10-8)の僅差だったため,実力は拮抗している印象だ。
1stマッチは先ほどと変わらず,PO選手とSHIZU選手の対決に。先ほどはPO選手が2連勝で勝利したが,この試合も安定感のあるプレイを見せ,PO選手が2連勝を飾る。本日PO選手は負けなしの6連勝。先鋒のポイントゲッターとして獅子奮迅の活躍ぶりを見せた。
2ndマッチでは,チームWHITEが本日シングル戦では負けなしのO4MA.選手を投入。一方,チームBLUEは先ほどとは変わって,HIBIKI選手を送り出す。選ばれた楽曲はHIBIKI選手が「ENDYMION」,O4MA.選手が「S!ck」。いずれも高難度なうえに一癖も二癖もある曲で,2ndマッチはお互いが自選曲でptを取り合う展開となった。
優勝チームの決まる3rdマッチは,チームBLUEからはNAYU選手とHIBIKI選手が,チームWHITEからはO4MA.選手とUN-LIM選手が参戦。「New Era」と「最小三倍完全数」の2曲が選ばれ,試合はスタートした。
「New Era」の終了時点で,チームBLUEが7pt,チームWHITEが6ptという僅差になった3rdマッチ。ここまでなかなか結果が出ていなかったUN-LIM選手が最終戦の「最小三倍完全数」で,値千金の2位をもぎ取ることに成功する。O4MA.選手と1,2フィニッシュを決め,チームWHITEに優勝の栄冠をもたらした。
今回実施された「BEMANI PRO LEAGUE ZERO」はあくまでもエキシビションマッチに相当する大会であり,本番となる「BEMANI PRO LEAGUE」シーズン2は,これからドラフト会議を経てチームが決まり,リーグ戦が行われる。「BEMANI PRO LEAGUE」もシーズン2では「beatmania IIDX」「SOUND VOLTEX」「DanceDanceRevolution」という3タイトルに拡大した。リーグ戦の模様はすべて配信される予定なので,世界最高峰クラスの戦いをこの目で見たい人はぜひ追いかけてみてほしい。
「BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-」公式サイト
- 関連タイトル:
DanceDanceRevolution
- この記事のURL:
キーワード
(C)Konami Digital Entertainment