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競馬場に隠された謎に挑め。「100万人のWinning Post」とコラボしたリアル脱出ゲーム「ある競馬場からの脱出」デバッグ公演レポート
このイベントは,コーエーテクモゲームスが「mobcast」で展開するソーシャルゲーム「100万人のWinning Post for mobcast」とのコラボ企画で,舞台となるのも実際の競馬場。ちなみにデバッグ公演とは,本公演の予行演習として行われる,いわばリハーサルで,今回はその現場にお邪魔した形となる。リハーサルとは言っても,本番と同じ謎が出題されるため,本稿では内容には直接は触れられないのが残念だが,雰囲気を感じ取ってもらえれば幸いだ。
ちなみにリアル脱出ゲームとは,特定の建物や施設の中を実際に歩きまわりながら,運営側の仕掛けた謎に挑戦し,時間内に脱出を試みるという体験型イベントのこと。2012年に行われたZeppツアー「月面基地からの脱出」ではトータルで3万人,通年で全世界20万人を動員したという,人気イベントである。4Gamerでも,過去に何度か取り上げているので,興味のある人は以下の記事などを参考にしてほしい。
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「その競馬場では見えない馬が走る」
そしていよいよ開場となり,入口で渡されるのが,今回のキーアイテムとなる「競馬新聞」だ。参加者全員が競馬新聞片手に頭をひねる様子は,まさに競馬場ならでは光景といった感じで,気分がぐっと盛り上がる。
この日ために制作されたという競馬新聞「謎馬」 |
女性参加者も早速,メインスタンドで競馬新聞を広げる。企画製作のSCRAP代表の加藤隆生氏も,全員が競馬新聞を広げている風景は圧巻でしたとのこと |
観客席を埋める参加者。競馬新聞に見入る様子は,まさに競馬場 |
加藤隆生氏による小粋なオープニングトークでイベントスタート。注意事項以外の細部は,ぶっつけ本番なのだとか |
今回,筆者は一人での参加ではあるが,会場についてみたら,偶然にも顔見知りの4名グループを発見。そこに加えてもらったので,初参加にもかかわらず,かなりいいところまで行けた気がする。最後の謎がどうしても解けず,時間切れで脱出はできなかったが,ともかく最後の謎までは辿りつけた。初めて訪れた競馬場をあちこち歩き回るのも非常に楽しかった。途中の演出は競馬好きだけでなく,このイベントのために初めて競馬場を訪れた筆者のような参加者にも,十分楽しめるものだった。競馬場という夢の空間を体験できる仕掛けになっているので,本公演への参加を迷っているような人がいたら,ぜひ参加してみるといいだろう。本公演では夜の部もあり,夜の競馬場というちょっとした非日常な空間で,謎解きを楽しめるはずだ。
謎解き自体も斬新なアイデアが数々あり,かつ,美しい謎でもある。ジャンルは異なるが,日頃からアナログゲームに親しんでいる身としては,実に刺激的なものだった。
一緒に回ってくれた常連プレイヤーも,普段は訪れない場所が舞台だったこともあり,楽しかったとのこと。競馬とのコラボ感もあって,謎解きがレースの着順を当てるという擬似体験なのも面白い試みだ。
謎解きのバランス的には,1人での参加でも十分に解けるもので,実際単独で,もしくは,カップルで参加している人も多く見られた。ただ広い会場を歩き回って時間内に謎を見てまわる必要があるので,1人よりは4〜6名で参加するのが効率いいだろう。単独で参加し,最終問題にたどり着いた参加者に話を聞いてみると,予想より競馬場が広くて,最後の問題は考える体力が残っていなかったとのこと。筆者の場合も,もし1人だったとしたら,きっと途中で終わっていただろう。
リアル脱出ゲーム「ある競馬場からの脱出」の本公演は,2013年10月12日,19日,20日,26日に開催される。チケットは販売中で,価格は2800円(税込)だ。興味のある人は,先のリンクからさっそくチケットを手配してみてはいかがだろうか。
なお今回の参加者は340名で,脱出できたのは29名,約9%の成功率である。本公演では今回のデバッグ公演を踏まえ,難度の調整が行われる可能性もあるが,難度の参考にしていただければ幸いだ。
リアル脱出ゲーム「競馬場からの脱出」公式サイト
「リアル脱出ゲーム」公式サイト
- 関連タイトル:
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リアル脱出ゲーム
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