拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」，南米を思わせる新エリアを一足お先に体験。船に乗り濁流を上っていく新IDも

　スクウェア・エニックスが開発・運営する，MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」（PC / PS5 / PS4 / Xbox Series X|S / Mac）の拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」が，2024年7月2日にリリース（アーリーアクセスは6月28日に開始）される。


　「パッチ7.0」となる本拡張パッケージは，これまで新大陸と呼ばれてきた「トラル大陸」が舞台だ。この地を支配しているのは「トライヨラ連王国」で，現在は双頭のマムージャである“グルージャジャ”が王を務めている。そしてプレイヤーは，次の王を決める儀式への協力を求められたことで，新たな冒険を進めることになる。


　「トライヨラ連王国」の首都である「トライヨラ」は，学術都市であるオールド・シャーレアンと海路で通じており，街のあるヨカ・トラル地方には，自然あふれる「コザマル・カ」や「オルコ・パチャ」といったエリアも。新エリアには，「ソリューション・ナイン」や「ヘリテージファウンド」といった場所もあるようだが，まずはこの首都と隣接するフィールドを中心に物語が進むと思われる。


　同拡張パッケージの実装に先駆け，同エリアと，そこで発生するインスタンスダンジョン「濁流遡上 イフイカ・トゥム」を体験してきたので，その様子を紹介する。

「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」プロモーションサイト

※このバージョンは最終調整前のものであり，リリース時には大きく変更される可能性があります。

新たな冒険の地となる「トラル大陸」

　南米のような雰囲気を持つ新エリアの「トラル大陸」。首都である「トライヨラ」は，物流や漁業の拠点となっているような港町で，マムージャ族やモブリン族などもいる多民族感あふれる場所となっている。
　街中には飲食できるお店もあり，タコスのような食べ物をほおばるNPCの姿も。また，後述する「オルコ・パチャ」を含め，アルパカの姿も見られる。


　街の南東にある門からは，自然豊かな「コザマル・カ」に移動可能だ。森林と岩肌，そして広い水辺が特徴の「コザマル・カ」には，中央に巨大な岩山のようなものがあり，上から水が滝となって流れ落ちている。また，そこから北に向かって，インスタンスダンジョンの舞台ともなる「ミヤカ・ベック下流」が伸びている。


　「コザマル・カ」に隣接する形で，「オルコ・パチャ」といったエリアも存在。こちらは山脈のような地域で，中央を横切る崖によってエリアが分断されている。所々に，遺跡のようなものがあり，どことなくペルーにある“マチュ・ピチュ”を思わせる。

●首都「トライヨラ」

●「コザマル・カ」

●「オルコ・パチャ」

インスタンスダンジョン「濁流遡上 イフイカ・トゥム」

　「ミヤカ・ベック下流」の船上からスタートするインスタンスダンジョン「濁流遡上 イフイカ・トゥム」。前半は，次々と現れるモンスターを倒していくことになる。



　船がある程度進むと，地上に降りて自身の足で進んでいくことになる。下船後に，まず中ボスである「アルファ・プヌティー」との戦いが発生。それほど強敵ではないのだが，途中で何度か湧いてくる仲間たちには注意したい。


　道中は一本道で迷うことはない。小型モンスターを倒しつつ進むと，次は中ボスの「ドラウジー」が登場する。こちらは，たまに地面から根のようなものを伸ばして攻撃してくるので，気を付けよう。


　さらに奥へと進むと，ボスである「アポリオン」が出現する。かなり手痛い攻撃を繰り出してくるだけでなく，ほかのモンスターを捕食することで一部の攻撃が強化される。
　範囲攻撃に少し意地悪なものがあるので，初見の場合倒されてしまうこともありそうだ。なお，復帰は下船時の船の上となっている。


　拡張パッケージ「黄金のレガシー」では，今回紹介した新エリアのほか，新ジョブ「ヴァイパー」と「ピクトマンサー」も実装される。また既存ジョブにも，大幅な調整が行われる予定だ。こちらについては別記事にて解説しているので，本稿と合わせて目を通してほしい。

ロスガル族の女性も追加

「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」プロモーションサイト