紹介記事
「FFXIV:漆黒のヴィランズ」で既存15ジョブはどう変わったのか。試遊でのインプレッションを掲載
会場では,新ジョブ「ガンブレイカー」「踊り子」のほか,Lv80の既存ジョブもプレイ可能になっていた。そこで,アクションの変更点を確認しながら,それぞれのジョブに触れてみたインプレッションをお届けしよう。
ただし,新ジョブを含めると全17ジョブもあり,詳細にすべてを確認できたわけではない。取材時間にも限りがあり,そもそも慣れていないジョブも当然存在するため,アクションの説明文から予測した内容が含まれている点は,ご了承いただきたい。
このほか,新ジョブや新ダンジョン,「フェイス」システムの話題,FFXIVプロデューサー兼ディレクター吉田直樹氏へのインタビューは下記のリンクから飛んでそれぞれ確認しよう。
- 新ジョブ「ガンブレイカー」「踊り子」のプレイインプレッション
- Lv73ダンジョン「水妖幻園 ドォーヌ・メグ」にフェイスで挑戦(動画あり)
- FFXIVプロデューサー兼ディレクター吉田直樹氏へのインタビュー
※このバージョンは最終調整前のものであり,リリース時には大きく変更される可能性があります。また,掲載したスクリーンショットの内容も最終調整前のものであり,リリース時には大きく変更される可能性があります
■タンク
●ロールアクション
タンクのロールアクションは,「見切り」「アルティメイタム」「アウェアネス」「コンバレセンス」が削除され,近接物理DPSが所有する「アームズレングス」が新たに追加。全部で7種類になった。
挑発の範囲版でもある「アルティメイタム」は,各タンクに自身中心の範囲攻撃が追加/強化されたことで,お役御免になったと思われる。
また,対象に沈黙を与えるアビリティ「インタージェクト」は,今回の変更で詠唱中のアクションを中断させるという分かりやすい内容になった。中断可能なアクションは詠唱バーが光るので,それに合わせて中断アクションを撃つという感じだ。
パッチ5.0実装後に注意したいのは「アームズレングス」が追加されたことだ。これで,すべてのタンクにノックバックへの対抗策が用意されたことになるが,それに合わせてナイトの「鋼の意志」が削除され,戦士の「ホルムギャング」は内容が変更されている。ホットバーの見直しを忘れないようにしよう。
●ナイト
ナイトのアビリティ「忠義の盾」が「アイアンウィル」というアビリティになり,「戦闘中の敵からの敵視が非常に大きく上昇する」という効果になった。これを使っても攻撃力は下がらないので,MT/STをスイッチするようなシチュエーションでなければ,発動したままでいい。
一方,「忠義の剣」はアビリティではなく,「ロイヤルアソリティ」を成功させたときの追加効果として“特性”になった。付与された忠義の剣は,新ウェポンスキル「ロイエ」の使用時に消費される。なお,そのロイヤルアソリティは,レベルアップで「レイジ・オブ・ハルオーネ」から置き換わるウェポンスキルになった。
攻撃の流れは,敵視に関する仕様変更で,敵視上昇のコンボはなくなったが,基本的にはこれまでとさほど変わっていない。
例えば単体の敵に対しては,「ゴアブレード」コンボ→「レクイエスカット」→「ホーリースピリット」×4→「コンフィテオル」で目いっぱいダメージを入れる。そこから「ゴアブレード」コンボ→「ロイヤルアソリティ」コンボ→「ロイエ(MP回復)」×3→「ゴアブレード」コンボの繰り返しとなりそうか。レクイエスカットが再使用できるまでにMPをできるだけ回復したいところだ。
集団に対してはもっと単純で,上記の流れにある「ホーリースピリット」を範囲魔法の「ホーリーサークル」に変えて,そのあとのウェポンスキルは「トータルエクリプス」→「プロミネンス」(MP回復)と,2段階になった範囲攻撃の繰り返しで問題ないと思う。1体に継続ダメージを入れるために「ゴアブレード」コンボを入れるかどうかは悩みどころだ。
このほかナイトにもついに,突進系のアビリティ「インターヴィーン」が追加された。
●戦士
戦士の防御スタンス「ディフェンダー」が,戦闘中の敵からの敵視が非常に大きく上昇するという効果になった。使い方はナイトと同様だ。
ウェポンスキルを見ると,こちらも敵視上昇のコンボはなくなり,単体に対しては,「ヘヴィスウィング」→「メイム」→「シュトルムブレハ」で与ダメージを上昇させ,次のコンボでは「メイム」→「シュトルムヴィント」で大ダメージ+回復効果を狙うという流れになる。
なお,「シュトルムヴィント」の回復効果は,これまでの「与えたダメージの一部をHPとして吸収」ではなく,「回復力:250」という効果に変更されている。
このようにコンボを重ねながら,インナービーストを溜めるのもこれまでと同じだ。インナービーストの獲得で変化があったのは,「ウォークライ」がインナービーストを50増やす効果だけでなく,原初の混沌を付与するようになったことだろう。
原初の混沌が付与されると「フェルクリーヴ」の代わりに,より強力な「インナーカオス」が打てるようになる。範囲攻撃の「デシメート」も同様に「カオティックサイクロン」に変化する。
このインナーカオスおよびカオティックサイクロンは,「必ずクリティカルヒットかつダイレクトヒットする」という特徴がある。原初の混沌の効果は「インナーカオス」を打つと消えてしまうが,ウォークライのチャージ(※)が2つ溜まっていれば「インナーカオス」を2回連続で打てるわけだ。なお,インナーカオスを命中させると,ウォークライのリキャストタイムが5秒短縮される。
※チャージ:パッチ5.0では一部のアクションが“チャージアクション”になり,1回発動するとリキャストを待つのではなく,最大チャージ分まで“チャージ”を行うようになる。複数回分をチャージしたアクションは連続使用も可能だ
なお敵が集団の場合は,「オーバーパワー」→「ミスリルテンペスト」で敵を巻き込み,インナービーストが溜まったら「デシメート」ないし「カオティックサイクロン」を攻撃の流れに挟みこむ形となりそうだ。
なお,ミスリルテンペストはシュトルムブレハの与ダメージ上昇効果の時間を延長するコンボボーナスがある。まずは,範囲攻撃で敵視を確保したら,一度「シュトルムブレハ」のコンボルートを通って,再び全体攻撃に集中するという戦い方になるのではないだろうか。
このほか,「ホルムギャング」の効果が変更され,敵をターゲットしなくても発動するようになった。ただし,ロールアクションの項目でも名前を挙げたが,敵を対象とした場合の記述が「対象の移動を封じる」のみに変わっているので,ノックバックは無効化できないと思われる。「原初の解放」にある「ノックバックと引き寄せの無効化」は,そのまま有効だ。
●暗黒騎士
ナイト/戦士と同様に,暗黒騎士は「グリットスタンス」を発動することで,敵視を集めるようになる。
基本的な攻撃の流れは,単体相手だと「ハードスラッシュ」→「サイフォンストライク」→「ソウルイーター」,複数相手だと「アンリーシュ」→「ストルワートソウル」のそれぞれ1コンボのみとなっている。暗黒騎士の攻撃は,これらのコンボルートを通りつつ,ブラックブラッドを溜めて,「ブラッドスピラー」や範囲攻撃の「クワイタス」を挟むことになる。
また,ウェポンスキルのGCD(Global Cool Down:ウェポンスキルや魔法キャスト共通のリキャストタイム)が回っている間に,アビリティ「暗黒の剣(漆黒の剣)」か,集団が相手なら「暗黒の波動(漆黒の波動)」,もしくは防御アビリティ「ブラックナイト」を挟むことになるだろう。いずれも消費MPが3000と大きいため,MP回復効果のあるサイフォンストライクを入れつつ,「カーヴ・アンド・スピット」や「ブラッドデリリアム」を使って,確実にMPを溜めておきたい。
なお,与ダメージ上昇効果のある「暗黒」や次に実行する一部アクションの効果を強化する「ダークアーツ」はアビリティから付与効果に変更されており,前者は「暗黒の剣」「漆黒の剣」「暗黒の波動」「漆黒の波動」成功時に,後者は「ブラックナイト」のバリア効果を完全に吸収したときに付与される。
さて,暗黒騎士に追加されたアクションで最も大きい反響があると思われるのは,「影身具現」だろう。このアビリティを使うとその場に,“英雄の影身”が出現し,しばらく一緒に戦ってくれる。影身についてはあえて言及を避けるが,暗黒騎士を育てたプレイヤーへのご褒美に思えてならない。どのような経緯で,このアクションを手に入れることになるのか気になるところだ。
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