連載
キュートでファンシー,しかし激ムズ。iOS向けパズル「うしみつモンストルオ リンゼのポケットパズル」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第137回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日紹介する「うしみつモンストルオ リンゼのポケットパズル」は,ニンテンドー3DS用ソフト「うしみつモンストルオ 〜リンゼと魔法のリズム〜」のキャラクターが登場するパズルゲームだ。
……といっても,予備知識は必要なく,純粋なパズルゲームとしてプレイできる。そのうえ,運と戦略が絡み合う,なかなかに難度の高い内容となっているので,パズルにはちょっとした自信がある,という人はぜひプレイしてみてほしい。
「うしみつモンストルオ リンゼのポケットパズル」ダウンロードページ
ゲームの基本的なルールは,6マス×6マスのボードに並べられたキャラクターを,縦または横に4つ以上並べることで消すというもの。このあたりはパズルゲームでよくあるルールだが,4つ以上並べて消せなかった場合,画面右にある「NEXT」と書かれた場所に待機している4つのキャラクターが,ボード上にランダムで出現するという特徴がある。
チュートリアルはないが,メインメニューの「Options」にある「How To Play」を見れば,おおまかなルールは把握できるはず |
ボード上のキャラクターは,タップしたのち移動できる場所(移動するときの道がほかのキャラクターで塞がれてない場所)ならばどこへでも配置できる。これを繰り返してうまく4個以上並べていくのだが,前述したNEXTのキャラクターがランダムで出現するせいで,次の一手で動かそうと思った場所や,その場所への道が塞がれてしまうこともあり,なかなか一筋縄ではいかない。逆に4つ以上並べて消した場合,NEXTのキャラクターは出現せず,再度もう一手動かせるので,いかにコンボを仕込めるかということが重要になってくる。
ゲームモードは「Quest」「Time Trial」「Endless」の3種類が用意されている。「Quest」は,出されたお題(特定のキャラクターを8個消す,7個以上同時に消す,など)をクリアしていくモード。「Time Trial」は99秒以内にどれだけスコアを稼げるかを競う。そして「Endless」はゲームオーバーになるまでずっと遊べるというモードだ。
なお,「Quest」は1つクリアするたびに「Picture Book」が1つ解放される。この「Picture Book」は,「うしみつモンストルオ 〜リンゼと魔法のリズム〜」の物語を一枚絵で楽しめるものだ。
くしゃみで幽体離脱してしまった少女「リンゼ」が,元の体に戻るため,怪物たちと人間の「ヒメイ」を集める……という,ほんわかとした内容となっている。
ルールは非常にシンプルだが,ゲーム開始時やNEXTで出現するキャラクターの位置がランダムなため,運の要素が非常に強い。わずか数手でクリアできることもあれば,どうあがいてもクリアできないこともあり,この辺りのさじ加減は若干大ざっぱに感じた。
だが,可愛いキャラクターや世界観,パチリと決まったときの快感はなかなかのものなので,パズル好きにはぜひ一度お試しいただきたい。可能ならば,もっと広い盤面(16×16とか)でやりたいなぁ。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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