「ワンピース 海賊無双2 完成披露発表会」の模様をレポート。ペローナ姿の芹那さんがまぶしすぎ

　2013年3月20日にPlayStaion 3とPlayStaion Vita向けに発売される，「ワンピース 海賊無双2」（（以下，海賊無双2，PS3 / PS Vita）の完成披露発表会が本日（3月4日）バンダイナムコゲームス本社で開催された。


　まずはバンダイナムコゲームス代表取締役社長の大下 聡氏，ソニー・コンピュータエンタテインメント ジャパンの河野 弘氏，そして集英社週刊少年ジャンプ編集長の瓶子吉久氏が，発表会の開催にあたり挨拶を行った。

　大下氏は「前作の『ワンピース 海賊無双』は，我々がお届けするワンピースのゲームとしては初めて100万本を突破し，さらに海外でも順調に売れていて，現在全世界で120万本を突破しました。ワンピースという作品が日本だけでなく，世界中で愛されていることを認知したのと同時に，多くのファンに支えられた結果がこの数字に反映されたのだと思っております。
　また海賊無双2は，今日現在でお客様からの受注が50万本突破しており，前作以上に全世界のお客様に支えられるよう展開していきます」と本作に向けての意気込みを語った。

バンダイナムコゲームス代表取締役社長 大下 聡氏

ソニー・コンピュータエンタテインメント ジャパン プレジデント 河野 弘氏

　続いて河野氏は，「前作は原作の追体験をゲームを通じて楽しめるというところがファンのみなさんに喜んでいただいたところでしたが，この新作では，今までにない新しいキャラクターの登場や爽快なアクションが追加されているそうで，さらにみなさんがワクワクできるような作品だとうかがっています。
　また今回はPS Vita版もご用意いただき，開発の方は本当に大変な作業だったと存じますが，本当にお礼を申し上げたいです。PS3とPS Vita版の両方がクロスデータで共有されて，家ではPS3，外ではPS Vitaという形で，一日中ワンピースに触れられることを実現しています。3月20日の発売に向けて，我々も全面的にバックアップをさせていただきます」と挨拶し，本作とPS Vitaの同時購入特典や，近日放映予定のCM2本なども披露した（関連記事）。

集英社 週刊少年ジャンプ 編集長 瓶子吉久氏

原作者の尾田栄一郎氏は，色紙とともにメッセージを贈ってくれた

　そして瓶子氏は，ワンピースの原作者である尾田栄一郎氏から，本作に向けたメッセージを紹介した。本作を見た尾田先生は，「スゴッ!!　強っ!!　ズルい!!!　エロッ!!!　あははははは!!　あははははは!!　あー爽快っすねコレは」と反応。一体どんなところがズルくて，どんなところがエロいのかは，ぜひゲーム本編でチェックしてみてほしい。
　さらに瓶子氏は「本作は原作のキャラクターや世界観を大事にしていただきながら，無双シリーズの爽快感を高い次元で融合されているゲームだと思います。ゲームをすると原作を読みたくなり，原作を読むとこのゲームが遊びたくなるという，我々にとってもありがたい作品で，我々編集部としてもオススメのゲームです」と続けた。

サンジ役の平田さん（左）とナミ役の岡村さん。ともに映画「ONE PIECE FILM Z」の役柄の姿で登場した

開発チームω-Forceの鯉沼氏（左）とバンダイナムコゲームスの中島氏。中島氏は前回の発表会同様，バーソロミュー・くまの姿で登場

ペローナの姿で登場した芹那さん。その手に抱いたクマシーのぬいぐるみがお気に入りだそう

　続いてステージには，バンダイナムコゲームスの中島光司プロデューサー，コーエーテクモゲームスの鯉沼久史プロデューサー，そしてスペシャルゲストに芹那さんと本作でサンジを演じる平田弘明さん，ナミを演じる岡村明美さんが登場し，本作についてのトークセッションを行った。

　芹那さんは前作の発表会ではハンコックのコスプレ姿を披露したが，今回はペローナの衣装で登場。「前回とはまた違った感じの衣装で楽しい」とコメントした。ご自身もワンピースのファンで，平田さんからの「どのキャラクターのファンなの？」という質問に対し「好きなのはチョッパーだけど，つきあうならサンジで，生まれ変わるならナミがいいです！」と答え，ゲストの声優陣を喜ばせていた。

　とにかくすべてにおいてパワーアップがなされている本作。ストーリーは新世界編へと突入し，キャラクターやビジュアル，そしてアクションなどはそれに基づいたものとなっている。また新キャラクターとして，ペローナやバーソロミュー・くま，エネル，そして三大将などが登場している。中でもペローナはかなり面白いアクションが入っているとのことなので，楽しみだ。

ロビン，ハンコック，ナミのコスプレをしたコンパニオンさんが登場し，会場を盛り上げた

　また，前作が原作のストーリーを追う形だったのに対し，本作ではオリジナルストーリーが展開。登場キャラクターによる夢の対決や，巨大勢力同士のぶつかり合いなど，ゲームならでは展開を楽しめるようになっている。平田さんは「（指を5cmほど広げて）台本がこんなぶ厚かったですからね。最近のゲームのセリフはすごいですよね」と，アフレコについても語った。

　本作では無双シリーズのゲーム性の基本となる勢力ごとの争いも強調されているそうで，「3勢力による三つ巴の大戦争」という点にも注目してもらいたいと鯉沼氏。またアクション部分にも，戦況が刻々と変わっていく無双シリーズならではのタクティカル性が強調され，最後までどうなるわからないドキドキするような部分も楽しんでもらいたいともアピールした。

　ここでステージにPS3が用意され，芹那さんによるデモンストレーションプレイが行われた。さすがに前作を遊んでいるというだけあって，サクサクとゲームを進めていく芹那さん。前作以上の爽快さに「気持ちいい！」「格好いい！」を連呼し，終始笑顔でプレイしていた。

　そしてここで鯉沼氏から，本作の体験版の情報が明らかにされた。体験版はPS3版のみとなるが，その配信が3月7日に開始される予定だ。さらに本作の発売日当日となる3月20日までにこれをダウンロードすれば，特典としてPS3用のカスタムテーマも入手できる。この体験版では，ルフィとローがプレイできるほか，オフラインでの強力プレイにも対応。本作をいち早く体験してみたい人は，ぜひダウンロードしてプレイしてみよう。

体験版ダウンロード特典

さながらコスプレ大会のような雰囲気となったステージ。唯一私服の鯉沼氏が平田さんに突っ込まれるシーンも

海賊無双100万本突破を祝う尾田栄一郎先生の色紙と，数量限定版「海賊無双2トレジャーボックス」に付属するスキンシールが貼られたPS3本体も展示されていた

　また，現在は本作の店頭体験会も行われている。配信予定の体験版とは少し違う，ほかのキャラクターもプレイできる内容とのことなので，開催店舗が近隣にあるようなら，足を運んでみてほしい。

軽快にプレイを楽しむ芹那さん。5分程度しか遊べなかったため，「楽しかった！　早く続きがやりたいです！」と見守る開発陣に感想を述べた

　最後にいち早く製品版をプレイした芹那さんは，「しばらくはどこの現場に行っても，めっちゃ面白かったよ！と言いふらしちゃうと思います。ワンピースファンは私の周りにもたくさんいるので，早く誰かに自慢したいです！」と，大喜びしながら語った。
　中島プロデューサーいわく「スタッフが“ワンピース愛”をマックスにして開発した」という本作。原作のファンはもちろんのこと，無双シリーズのファンもぜひプレイしてみよう。

「ワンピース 海賊無双2」公式サイト