連載
往年の名作RPGを(ほぼ)再現。Android向けダンジョンRPG「Wandroid #1 OFMO」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第118回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介するAndroid向けの「Wandroid #1 OFMO」は,パソコンゲームの黎明期に登場した「Wizardry」を連想させるダンジョンRPGだ。
いわゆる“Wizクローン”ということになるが,当時プレイしていたゲーマーにとっては感涙モノの再現度となっている。筆者がプレイしていたのは国内版だが,図らずも本作で当時のさまざまな思い出が去来した。ちなみに,Wizardryの登場は1981年。国内版が販売されたのは1985年のことである。
……と,そんなわけで,Wandroid #1 OFMOの世界を紹介してみたい。
「Wandroid #1 OFMO」ダウンロードページ
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冒険に出る前に,まずは訓練場でキャラクターを作成しよう。キャラクターの作成では,名前,属性(善,中立,悪),種族(人間,エルフ,ドワーフ,ノーム,ホビット),ボーナスポイントの割り振り,職業などを選択することになる。本作のパーティは,前衛3人と後衛3人の計6人となるため,職業のバランスを考えながら,6人を作成するといいだろう。
キャラクターは,属性によって就ける職業が異なってくるほか,ボーナスポイントが高いほど高位職になりやすいので,納得いくまで作り直すといいかもしれない。
キャラクターメイクが終わったら「ギルガメッシュの酒場」でパーティを編成し,「ボルタック商店」で装備を整え,「迷宮」でダンジョンの探索に出発だ。ダンジョンはワイヤーフレームで描かれた一人称視点となっており,モンスターに遭遇したらコマンドを入力して戦闘を行うことになる。モンスターを倒すと宝箱を落とすことがあるのだが,トラップが仕掛けられていることも多いので,罠を解除する人員を,1人は確保しておくのがオススメだ。
本作のようなRPGを遊んだことがある人なら,方眼紙を使って手書きのマップを作ったことがあるかもしれない。本作では,特定のアイテムやスペルを使うとマップを確認できるようになっているので,そういったマップの作成は一応しなくても何とかなる。ただ,マップを確認できるのはアイテムやスペルを使用した直後のみなので,マッピングしていくと安心かもしれない。
シンプルなグラフィックスだけに,ロード時間などはほとんどなく,ストレスなくプレイできる本作。操作性も悪くないので,Wizardryを知らない人もぜひ遊んでみてほしい。
ちなみに,有料版と無料版とでデータの互換性はないので,無料版から有料版に乗り換える場合は早めの決断を。
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著者紹介:トリスター/慈空宇砂利
ゲームやアニメなどの書籍や解説書,そして広告制作などを行う編集プロダクション「トリスター」のライター。1プレイで完結するアーケードスタイルのゲームが好み。フィーチャーフォンからスマートフォンへ移行が進み,そういったタイトルが増えてきたことに喜んでいる。
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