連載
日本よ,俺達がにゃんこだ。スマートフォン向けリアルタイムストラテジー「にゃんこ大戦争」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第172回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
スマートフォンのゲームアプリに,暇つぶしややり込み要素といったものより,「癒し」を求めるという人は多いだろう。とくに犬や猫を愛でるアプリの人気はひそかに高く,筆者もかわいい「わんこ」や「にゃんこ」アプリがないものかと探していたところ,意外な作品を見つけてしまった。それが,高いゲーム性と癒しを両立させた「にゃんこ大戦争」(iOS / Android)である。
「にゃんこ大戦争」ダウンロードページ(App Store)
「にゃんこ大戦争」ダウンロードページ(Google Play)
プレイヤーは,日本を九州から侵略していくにゃんこ軍団を操ることになる。各都道府県がそれぞれステージとなっており,1つ攻略に成功すると次の都道府県へと進めるのだ。各ステージクリア時にもらえる経験値(XP)を使えば,にゃんこ軍団に新たなにゃんこ仲間を増やしたり,さまざまな要素をパワーアップさせたりといったことができる。
ステージでの戦闘は,時間経過とともに溜まる資金を使ってユニット(さまざまな種類のにゃんこ)を生産し,相手の拠点を攻撃するという形式。ユニットを生産するほかに,資金を投資して,資金が溜まる速さと溜められる上限をレベルアップさせることもできるので,ユニット生産が先か,資金強化が先か,状況に応じて選んでいこう。
ちょっと難しそうに聞こえるかも知れないが,生産すればにゃんこ達は勝手に敵の本拠地に向かっていき,敵と出会えば自動で戦ってくれる。とりあえず好きなにゃんこを戦場に溢れさせる,という程度の戦い方でもまったく問題ない。
数多くのキモかわいいにゃんこの姿も魅力的だが,各ステージごとにユニット同士の相性を考えて攻略する必要があったり,一定時間ごとにチャージが完了すると使える「にゃんこ砲」で敵を一気になぎ払ってスッキリできたりと,ゲームとしての奥深さと爽快感もかなりのもの。各都道府県ステージをクリアすると低確率で手に入る「おたから」を集めるというコレクション要素もあり,ついつい時間を忘れてやり込みたくなること請け合いだ。
ゲーム性もさることながら,やはり本作最大の魅力はにゃんこの多彩さとツッコミどころの多さ。もはやにゃんことは思えない個体も多数いるが,どれも実にキモかわいくて,性能や見た目も異なる個性派ぞろいだ。
なお,各にゃんこはレベル10まで強化すると,真の姿に生まれ変わる。能力のみならず,ツッコミどころも大幅強化されるので,ぜひ各にゃんこの真の姿をその目で確かめてみてほしい。
プレイしているうちに,にゃんこのキモかわいさがクセになること間違いなしの本作。にゃんこの種類のみならず,ご当地ネタを取り入れた各都道府県の拠点など,笑える演出が随所に散りばめられており,長く遊んでも飽きが来ない。次はどんなツッコミどころを見せてくれるのか,どんなキモかわにゃんこが増えるのかと,ぜひ最後まで期待しつつプレイしてもらいたい。
著者紹介:カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればパソコンのFPS(ファーストパーソンシューティング)も遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。
「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」記事一覧
キーワード
(C)PONOS Corp.
(C)PONOS CORP.