プレイレポート
ここまで突き抜けて大丈夫なのか。セクシーなビジュアルに注目が集まる「Scarlet Blade」の実態をCBTに先駆けて確認してきた
そんな話題ばかりが先行する本作だが,はたして実態はいかなるものか。今回,4GamerではCBTの実施に先駆け,実際にプレイする機会を得たので,さっそくレポートしよう。
「Scarlet Blade」クローズドβテスターの募集がスタート。4Gamer枠は1000名。一足先に“悩殺系”のビジュアルを体験しよう
Scarlet Bladeの舞台となるのは,地球外生命体「ナラック」の侵攻を受け,滅亡の危機に瀕した近未来の地球。そこでは,人類のDNAを受け継ぐ「ブラフマン」と,「エルカシステム」によって誕生した女性型新人類「エルカナ」が,荒廃した地球の復興を進めていた。
しかし人類はナラックとともに地球に流入した新物質「スターダスト」の支配権をめぐり,「ロイヤルガード」と「フリーナイツ」二つの勢力に分かれ,争いを始めてしまったのである……。というのが,本作のストーリーラインだ。
本作では,プレイヤーはブラフマンの1人という設定だが,ゲーム中に操作するのは,パートナーのエルカナとなる。エルカナは,以下に紹介する6種類のクラスに分かれており,それぞれにベースとなるキャラクターの基本デザインや体型などが異なっている。容姿で自分のキャラクターを決めるタイプの人は,クラス選びに注意しておこう。
ディフェンダー(タンク) |
シャドウウォーカー(近接アタッカー) |
ウィッパー(中距離アタッカー/デバフスキル) |
パニッシャー(長距離アタッカー/範囲攻撃主体) |
センチネル(長距離アタッカー/単体攻撃主体) |
メディック(ヒーラー/バフスキル) |
ちなみに,ゲーム開始直後のエルカナは,何も装備アイテムを持っていない。いちおう,下着っぽいものを身につけてはいるのだが,いきなり露出全開である。一般的なMMORPGでいうところの初期装備は,チュートリアルを兼ねたクエストで次第に揃っていく形式なのだが,裸同然で始まるMMORPGというのも,なかなか珍しいかもしれない。
MMORPGとしての基本を押さえつつ,開発者の遊び心を盛り込んだ内容に
さて,上に掲載した画像や,“悩殺系”“女性キャラばかり登場”といった言葉だけでは,“イロモノ”“ネタ系”の印象が強くなってしまうが,本作はその実,MMORPGとしての基本をしっかり押さえて作られている。
基本操作は,マウスクリックと[W/A/S/D]キーによる移動や,ショートカットを使ったスキル/アイテムの使用など,MMORPGとしてはオーソドックスなもの。クエストの目的地へ自動で移動してくれるといった便利機能がしっかり用意されていたり,戦闘も,敵をクリックして自動で攻撃していく一般的な内容になっていたりと,プレイして操作などに迷うということはないだろう。
ただ,戦闘時のモーションやスキルのエフェクトが,派手過ぎず地味過ぎず,非常にセンス良く作られているので,見応えがあって戦闘に単調な印象を受けにくい。敵のメカや,エルカナが変身できるロボットっぽい見た目の「マキシマイザー」,あるいは街やダンジョンの造形なども,いかにもSFといった感じで,なかなか良い雰囲気だ。決して,セクシーなビジュアル押しだけというわけではなく,ベースのMMORPG部分はきっちり開発した上で,お遊び要素が加えられたタイトルという印象を受ける。
ペットシステムも存在。ペットを出しておくと,エルカナの基本能力値が底上げされる。連れ歩くだけで経験値が溜まるので,積極的に利用しよう |
ペットは「機能チップ」を装着することによりパワーアップ。ドロップアイテム収拾機能の拡張など,さまざまな効果を得られる |
……と,ベースは普通のMMORPGであることをアピールしておいてから紹介するのもなんだが,Scarlet Bladeには「いくらなんでも突き抜けすぎ」と思わざるを得ないコンテンツがあるので,最後に紹介しておこう。
本作には「クラブエリア」というものが用意されている。ここは,一定以上のレベルのプレイヤーが進入可能なコミュニティスペースで,通常では接点のないロイヤルガードとフリーナイツのプレイヤー同士であっても交流できるという場所だ。また,ここでペットを出していると,通常エリアよりも多く経験値を稼ぐことができたりといったメリットもある。
クラブエリアの特徴は,入場したキャラクターの装備が強制的に外れてしまうということ。その状態で光る床の上でダンスを踊ったり,プールで泳いだりすることになるのだが,半裸のキャラクターが集まっていると,何というか壮観だ。
さらには,VIPルームまで用意されており,ここではステージの上で,半裸どころではないNPCが,非常に挑発的なダンスを踊っていたりする。ちょっぴりセクシーだとか,露出が多いだとか,もはやそういったレベルではなく,ここまで直球の作り込みは,確かに悩殺系を謳うだけのことはある。クローズドβテストは10月10日から開始されるので,この突き抜け具合を実際に見てみたい人は,テスターに応募してみよう。
「Scarlet Blade」クローズドβテスターの募集がスタート。4Gamer枠は1000名。一足先に“悩殺系”のビジュアルを体験しよう
「Scarlet Blade」公式サイト
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