ムービー
「Star Citizen」の最新ムービー公開。Kickstarterでの募集期間終了まで残りわずか。最後の一押しをクリス・ロバーツ氏がお願い
Kickstarterでの募集期間は残り5日となっており,現在,必要金額の2倍以上となる120万ドル(約9500万円)の資金が集まっている。ただ,プレイヤーが基地として利用できる「Smuggler's Hidden Asteroid Base」をデザインするためには,最低でも150万ドル必要とのことで,今回のムービーは最後の一押しをお願いするために公開されたようだ。
公開された2本のムービーのうち「Pilot AI Work In Progress」は,本作のAIシステムを紹介するものだ。中央の機体がプレイヤーもので,何かのコマンドを与えることで周囲のウィングマン4機がさまざまなフォーメーションを取るというシーンが収められている。赤や青のレーザービームなど,いかにもスペースコンバットらしい対戦が楽しめる様子で,広大な宇宙空間を感じさせるグラフィックスも,かなりいい雰囲気だ。
「Star Citizen」公式サイト
もう1本の「FINAL WEEK PUSH」と題されたムービーには,Cloud Imperium Gamesを率いるクリス・ロバーツ(Chris Roberts)氏が登場する。「Wing Commander」や「Freelancer」などの生みの親であり,ハリウッドのプロデューサー業から久々にゲーム業界に復帰して開発の指揮を執るロバーツ氏が,「家族,友人,そして必要ならばペットも説き伏せて,Kicstarterの締め切りまで,もうワンプッシュするのだ」と檄を飛ばすという内容。
非常に有名な映画のワンシーンを思わせる,クスッとしてしまうようなムービーに仕上がっている。
Star Citizenは,ロバーツ氏が開発した「Wing Commander: Privateer」同様,自由度の高い作品になる見込みで,オンラインをメインにしつつ,シングルプレイモードも用意されており,そこにフレンドがドロップインして一緒にシナリオを進めるといったプレイにも対応しているという。また,オンラインFPSのように,プレイヤーがサーバーを用意してホストすることも可能だ。
Cloud Imperium Gamesは,公式サイトでもファンからの資金を集めており,上記のKickstarterと合わせて,350万ドル(約2億8000万円)近くに達している。どうやらこの,Star Citizenというプロジェクトの登場が,すっかりマイナージャンルになってしまったスペースコンバットシムのファンを奮い立たせているようだ。
- 関連タイトル:
Star Citizen
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(C)2012 Cloud Imperium Games Corporation