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[E3 2016]AIや物理効果も大きく進化! 「Mount & Blade II: Bannerlord」の攻城戦シーンが新たに公開
デベロッパのTaleWorlds Entertainmentは,E3 2016で本作のライブデモを披露し,合わせて新たなゲームプレイ映像を公開した。
「Mount & Blade II: Bannerlord」公式サイト
さて,デモは味方のコンパニオンキャラクターが捕らわれている敵の城を,プレイヤーの軍団が取り囲んでいる状態でスタート。本作では,包囲を続けた日数に応じて,カタパルト,バリスタ,破城槌(ギャレリー),タワーなどを増築していけるというシステムになっている。もちろん,こちらの兵器が揃う前に,敵が城外に出て攻撃を仕掛けてくることもある。
カタパルトは自分で操作が可能で,持ち場を離れると別のキャラクターが担当するという仕組み。馬に乗って駆け回るのも,物見台の上から弓矢で敵を狙い撃ちするのもプレイヤーの自由だ。
プレイヤーキャラクターが城壁にはしごをかけようとすると,近くの味方が手伝ってくれる一方,それを阻止しようとする敵の弓兵から狙われやすくなるなど,個々のユニットは状況に合わせた判断を行ってくる。このAIがなかなか優秀で,味方がタワーを動かして城壁の上に攻め込むと,それまで正門で投石していた敵兵が一斉にタワーの近くに集まってくるといったシーンも見られた。
また,カタパルトで破壊された城壁が崩れ落ち,衣服に引火した敵兵が火だるまになって城外に落下するといった,物理効果を使った演出もある。正門を破城槌で攻撃すると,まずは木材の部分が粉砕され,次いで鉄枠が露わになってやがては壊れてしまうなど,物理効果はかなり自然な使われ方になっていたのが印象的だ。
こうしてプレイヤーの軍勢に攻め込まれた敵兵は城の奥に逃げ込むが,結局は人数的に不利だと判断したのか,城主――今回は女性の領主も登場する――が降参を願い出るという流れでデモは終了した。
Mount & Blade II: Bannerlordでは,敵軍との戦闘後に戦績が確認できるようになっており,兵科ごとの死者数,負傷者数,逃亡兵数,キル数,生存兵数,そしてレベルアップの有無などが表示される。今回のデモのように救出したコンパニオンは,プレイヤーに対してさらに忠節を誓うことになるとデモの担当者は話していた。
TaleWorlds Entertainmentによると,本作は2017年の発売を予定しているが,2016年中にはβ版をリリースしたいとのこと。これまで以上に作り込まれ,さらに洗練された印象のある本作だけに,早くプレイしてみたいというファンも少なくないだろう。今後の発表も楽しみにしておきたいところだ。
「Mount & Blade II: Bannerlord」公式サイト
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