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海外では100万本出荷も達成。「NARUTO−ナルト− 疾風伝 ナルティメットストーム3」の先行体験会をレポート
会場では,本作を自由にプレイできたほか,開発を手がけるサイバーコネトツーの松山 洋氏によるトークショウが実施された。本稿では,トークショウの模様を中心に体験会の模様をお伝えしよう。
サイバーコネトツー代表取締役社長 松山 洋氏 |
トークショウでは,松山氏がフランスで行われたパリマラソンに参加して,見事完走してきたことをまずは報告。サイバーコネクトツー福岡本社にランニングマシンを購入し,トレーニングに励んできたことを振り返った。
ちなみにナルティメットストーム3はアメリカとヨーロッパで先行発売されており,メタスコア(海外プレイヤーの評価)は75〜83点と好評だ。また,すでにワールドワイドで100万本を出荷しているそうで,松山氏は「過去最大のスタートダッシュ」と話す。海外の勢いをそのままに,日本国内でも最高のスタートを切りたいと意気込んでいた。
続いては,松山氏がナルティメットシリーズの変遷を解説。2003年に発売された「ナルティメットヒーロー」(PlayStation 2)を皮切りに,ナルティメットストーム3までの合計12作を,10年以上にわたり開発できたことに松山氏は感謝していた。
さらに「NARUTO」原作者 岸本斉史氏のコメント色紙が紹介された。岸本氏の「原作者が言うのもなんですが,マンガより面白いです!」というコメントに松山氏は恐縮しつつも,「こんなに嬉しいことはない」と語った。
ナルティメットシリーズの歴史 |
レアな岸本氏のコメントも |
また松山氏によると,ナルティメットストーム3のシナリオには,サイバーコネクトツーが提案した,ナルト達の戦いにおける「1つの結末」が採用されているという。これは,原作にもアニメにもないストーリーが展開されるもので,岸本氏監修による「公式」シナリオとなっている。一足先にプレイしている海外のファンからも評価が高く,松山氏は「感動して泣ける結末になっているので,ぜひ体験してほしい」とコメントした。
続いて松山氏は,「NARUTO」の特徴として,過去のキャラクターがどんどん生き返って登場するため,キャラクターの数があまり減らないことを挙げる。これはゲームにもそれは反映されており,今回では,シリーズ最多となる80以上のキャラクターが登場するという。
松山氏は「どうやって快適に80キャラを選べるようにするか,キャラクター選択画面の開発も試行錯誤の連続だった」と話す。原作でキャラクターが新しい忍術を覚えれば,それに合わせてゲーム内容もアップデートしていくなど,細かな調整を重ねて,長く楽しめるものを目指したそうだ。
劇場版「NARUTO-ナルト-『ロード・トゥ・ニンジャ』」で話題となった,四代目火影の衣装も登場。「NARUTO−ナルト− 疾風伝 ナルティメットストーム ジェネレーション」のセーブデータがあれば,こちらが最初から使える特典も |
「ナルティメットストーム3」では,ついに人柱力の9人全員が参戦。ストーリーモードはもちろん,プレイアブルキャラクターとしても登場する |
ストーリーモードでは,16年前の九尾事件も描かれる。加えて,ナルトの父親と母親を絡めたナルト出生の物語も展開されていく。海外のイベントで4章だけを切り取って上映したところ,司会者を含む全員が号泣。会場は感動の嵐に包まれたそうだ |
「NARUTO−ナルト− 疾風伝 ナルティメットストーム2」(PS3 / Xbox 360)から「NARUTO−ナルト− 疾風伝 ナルティメットストームジェネレーション」(PS3 / Xbox 360)になったときに,「対戦特化型ナルティ」と呼ばれていたが,ナルティメットストーム3では,バトル部分のシステムがリニューアル。群衆バトルや巨大ボスバトルはもちろん,奥義フィニッシュ,サポートシステム,覚醒システムなど,新しいシステムが追加されるなど,大幅にパワーアップしている。
松山氏曰く「熟練者になってくると奥義を使わなくなる傾向があるため,ただの“どつきあい”になりがち」だったという。そこで今作では奥義でトドメを刺すと高い評価が得られるため,「最後は奥義で止めをさすぞ!」という気持ちにさせてくれるのだという。「今回は勝ち方にこだわってほしい」とのことだ。
また,今作ではボスバトルを行う前に「究極の決断」を迫られる。選択肢は「豪傑ルート」と「英雄ルート」の2種類。
例えば,サスケとの会話シーンでサスケが「ナルト,あの時と何も変わってないな」と言うと,ナルトが「あの時」が何を指すのかと考え込むのだが,このサスケが指している「あの時」をプレイヤーが自分の解釈で「豪傑ルール」か「英雄ルート」かを選べるのだ。
このとき「豪傑ルート」では疾風伝のナルトとサスケのシーンが登場し,「英雄ルート」では少年編のシーンが登場する。ただ,これを選択したからといって,ストーリーが大きく変わるわけではなく,戦い方とエピソードが少し変化する程度だ。ちなみに,「豪傑ルート」のほうが難度が高いので,初心者には「英雄ルート」をオススメしたいと松山氏は話していた。
予約特典として5キャラクターのコスチュームがDLできる。週刊少年ジャンプの表紙で描かれた甲冑ナルトでもプレイ可能だ |
初回封入特典として,「ドラゴンボール」の孫悟空コスチュームが手に入る |
体験会の最後は,豪華賞品がプレゼントされるジャンケンコーナーが行われ,大盛り上がりのなかイベントは幕を閉じた。
「NARUTO−ナルト− 疾風伝 ナルティメットストーム3」公式サイト
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NARUTO−ナルト− 疾風伝 ナルティメットストーム3
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(C)岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ
(C)2013 NBGI
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