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配信1周年を迎える「Kingdom Conquest II」の世界一を決めるイベント「Magna World Championship 2013」が開催。白熱した戦いをレポート
大会の会場となった秋葉原アイカフェAKIBAPLACEに,全国からKC2プレイヤーが集合。試合の合間には積極的に交流する様子も見られた |
この大会はゲーム内の闘技場を使って,11月7日〜11日にかけて開催された予選を勝ち上がった10チームが本大会へと進出。本大会はトーナメント制で,勝ち上がった3チームによる決勝リーグが行われた。
出場チームは3名(+控え1名)1組で構成され,先鋒・中堅・大将がそれぞれ対戦して2勝したチームが勝利となる。対戦前には10分間の準備時間が設けられ,その間に次の対戦で使用するユニットの編成・登録が可能。
本大会では1回戦から使用できる指揮官が決まっており,これに則ったユニットを組んで挑むことになる。なお,指揮官・魔獣のレベルは99に固定,魔獣に割り振られた「Status Point」は反映されるが,魔獣数は9999に固定というレギュレーションが定められている。
大会のオープニングには,本作のプロデューサーを務める椎野真光氏,開発ディレクターの奥田 禎氏,プロジェクトマネージャーの萱沼由晴氏が登場。
椎野氏は「KC2はサービス開始からまもなく1年が経過し,僕らが想定していたよりも圧倒的にユーザーさんのユニットの使い方がうまくなってきています。そこで一度,最強を決めてみたいと思ったんです」と,この大会を開催するに至った経緯を語ってくれた。開発陣は大会の実況や解説を担当し,進行は本作のイメージガール「KCガールズ」の林 紗久羅さんが務めた。
プロデューサー 椎野真光氏 |
開発ディレクター 奥田 禎氏 |
プロジェクトマネージャー 萱沼由晴氏 |
KCガールズの林 紗久羅さん |
ISYMDとCloud9の大将戦では,両チームの布陣にサラマンダーが勢揃い。アータルも加えた様子は,萱沼氏いわく「信号機ユニット」 |
出場チームにはタブレットが貸与され,試合前の10分間でユニットの編成・登録を行った |
レギュレーションが同じとはいえ,相手がどんなユニットを組んでくるのかは開戦までは分からない。さらにスキルの付け方やStart Up時のスキルの掛け合い,AIによる戦闘などによって,どう転ぶのか予測のつかない試合の連続だったが,とくに盛り上がったのは1回戦の最終試合だ。
「ISYMD」と「Cloud9」の大将戦では,両チーム合わせてサラマンダー4体とハイサラマンダー2体が入り乱れる,まさかの“サラマンダー対決”となった。この試合は,ユニットをすべてサラマンダー系魔獣で揃えたISYMDの大将が勝利を収めており,このほか「スーハーカップ」「Un-Off」「Armada」がそれぞれ2回戦へ駒を進めた。
出場チームは試合になるとステージ前方へと移動し,試合の様子を見守っていた |
開発陣もステージ袖で試合を見守りつつ,実況・解説を行った |
大会のトーナメント表。2回戦に勝利したチームが決勝リーグへと駒を進める |
これは1回戦で使用可能な指揮官 |
1回戦を勝ち上がったチームにシードチームを加えた2回戦では,香港から参加した「西氏國際」が登場。
この大会のために来日したとのことで,その戦いに大きな注目が集まった。先鋒戦を落とした西氏國際だったが,中堅戦では1ターン目にヒュドラの毒攻撃が前衛のウェアウルフレディ3体に命中したのをきっかけにイーブンに持ち込むと,大将戦もミノタウロスカーネルの活躍で勝利。見事に決勝進出を決めた。また,Un-Offに勝利したArmada,シードチーム「- ViP -」の不参加による不戦勝でISYMDも2回戦を突破。決勝リーグはこの3チームの組み合わせに決定した。
大会のために香港から来日した西氏國際チームの3人 |
中堅戦では,西氏國際のヒュドラがその強さを見せつけた |
こちらは2回戦の使用可能指揮官 |
決勝リーグの第1試合は,Armada対西氏國際。Armadaは選手全員が指揮官にレヴィ,魔獣はパズズやショック,ペンドラゴンなどを据えた強力な布陣で臨む一方,西氏國際は中堅が同様の布陣ながら,先鋒と大将はケンタウロス系魔獣を揃え,スキルのケンタウロスルールに期待をかけるユニットで挑んだ。
その結果,西氏國際はArmadaの猛攻をしのぎ切れず,3本連取のArmadaが幸先良く勝利を収めることになった。
第2試合のArmada対ISYMDでは,第1試合とほぼ同じメンツで挑むArmadaの中堅に対し,1回戦で注目を集めたISYMDのサラマンダー系の魔獣で揃えたユニットがどこまで食い下がれるのかが期待された。しかし,相性の悪いパズズのスキル,サンダーボルトが決まり惜敗。この時点で先鋒も勝利を収めたArmadaの優勝が決定した。
準優勝を決める第3試合は西氏國際とISYMDの対戦で,両チームともに前の試合とほぼ同じユニットで臨んだ。この試合ではそれぞれの選手が指揮官のレヴィとパズズを含むユニットを投入したが,結果的に2-1で西氏國際が勝利した。
決勝リーグの結果はこちら。Armadaが2連勝で,早々に優勝を決めている |
優勝したArmadaの面々。このあと開発陣のユニットとの戦いに挑むことに |
優勝チームが決定して,あとは表彰式が行われるだけと思ったら,ここで開発陣からサプライズが用意されていた。なんと優勝したArmadaに,開発陣とのエキシビションマッチ挑戦権が与えられたのだ。
椎野氏が「容赦なし」と評したArmadaの3人に対して,開発陣は「開発者特権」を発動した超強力なニット構成で挑んだが,萱沼氏が1勝を上げたものの,奥田氏と椎野氏はあまり見せ場もなく敗戦。Armadaのユニットによる安定した強さが際立つ結果となった。
開発陣が揃えたユニット。奥田氏が「開発者特権」を発揮したというその顔触れは,大会参加者を大いにどよめかせた |
ティティスを指揮官に据えたSRハイブクイーンビーを中心とする奥田氏の蟲ユニット(画面左)。優勝チームのユニットを圧倒した | |
スレイプニル3体を並べた椎野氏のユニット(画面左)。一昔前まで猛威を振るったユニットだが,Armadaの前に敗れてしまった |
最後に表彰式が行われると,椎野氏は「正直なところ,僕も素直に大会を楽しんで,KC2の面白さを再認識させてもらいました。1周年に留まらず,これからも2年,3年と続けていきたいと思います。ありがとうございました!」とコメントし,大会を締めくくった。
表彰式では上位の3チームが握手を交わし,互いの健闘をたたえた |
優勝のArmadaにはトロフィーとスペシャルカードに加え,副賞としてスポンサーからカップ麺1年分が贈られた |
「Kingdom Conquest II」公式サイト
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