プレイレポート
[TGS 2012]AR機能にはこんな楽しみ方もあったのか。目からウロコが落ちたタイトル「箱! -OPEN ME-」のプレイレポート
「箱!-OPEN ME-」公式サイト
箱!は,謎多きタイトルだ。9月13日に掲載した記事ではティザームービーを紹介しているが,このムービーを見て,なるほど,そういうゲームだったのかと理解できる人がいたら,ゲーム開発者になれる気がする。早い話,よく分からない。
体験版も配信されているのだが,なんとなく手が出せていないという人も少なくないはずで,筆者もそのクチ。したがって,今回の東京ゲームショウが初のプレイとなる。
というわけでいざ試遊台に到着してみると,写真にもあるように,テーブル上にQRコードを思わせるような画像が描かれており,そこに2台のPS Vitaが置かれていた。果たして,この奇妙な空間で何ができるというのだろうか。
起動したPS Vitaを手に持って画面をのぞくと,試遊台の上に一つの古びた宝箱風の箱がARで表示された。タッチ操作を行うなどしてコイツを開くのが,ゲームの目的になるようだ。
PS Vitaを持って箱の側面に回り,ロック部分をタッチして止めつつフタを開こうとするが,反対側にあるロックが作動してしまうので,やはり開けられない。
そこで,もう一台のPS Vitaをコンパニオンさんに操作してもらい,逆側のロックをタッチして止めてもらい,ようやくフタを開けることができた。アドホックモードでつながっていれば,AR表示されている箱の状態も同期されるため,二人のプレイヤーが協力して一つの箱を開けることができるわけだ。なるほど! こんなARの使い方があったとは,目からウロコが落ちる感覚が味わえた。
開いた箱の中には,一枚の紙が置かれていた。だが,嬉々として手を伸ばすと,フタが突然閉まって「指」がダメージを受けてしまう。ダメージを受けるごとに指が1本ずつ使えなくなり,5本とも使えなくなるとゲーム失敗だ。ここはさっきの応用で,閉じるフタをタッチして止めつつ紙を抜き取ることでなんとか突破できたが,本作には,こういうライフの概念もあるのだ。個人的には,まったく予想外。
箱その2。「そう簡単には開けさせない」と,その姿が物語っている |
こんな箱もあるようだ。箱の数だけステージがある,という感じだろう |
紙を手に取ると,リザルトとして突破までにかかった時間が表示される。リザルト画面までARで作られていて,ゲームへの没入感が損なわれないのも嬉しい配慮だ。
と,そんな喜びもつかの間,またしても新たな箱がテーブル上に出現した。今度の箱は,先ほどとは打って変わってSFチックで,いかにも堅牢そうな造りだ。
現在配信中の体験版は,東京ゲームショウ2012の試遊台と違いシングルプレイ用となっているが,ぜひダウンロードして自分の手で箱をオープンしてほしい。結構難しいよ。
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