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今すぐ大空へ飛び立とう。iOS向けフライトアクション「AIR MAIL」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第219回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「AIR MAIL」は,飛行機で島の上空を飛び回り,さまざまなミッションをこなしていくフライトアクション。
荷物を目的地まで届けるという,タイトルどおりの“航空便”以外にも,資源の収集,網を使った漁,火災の鎮火などといったことにチャレンジできるのだ。
「Air Mail」ダウンロードぺージ(App Store)
ゲームを始めてまず驚くのは,美しく表現されたステージマップだ。マップはそれほど広くはないものの,水上に浮かぶ島によってさまざまな風景が用意されている。独特の形状をした岩や滝,人々の集落や街といったものまで作り込まれており,この小世界を自由に飛び回っているだけでもなかなか爽快だ。
飛行機の操作は,方向調整と加速/減速だけ行えばよいというシンプルなものだが,操作方法には,傾きセンサー(TILT)とバーチャルパッド(TOUCH),スクリーンの両端に両親指を置いてのスライド操作(ADVANCED)という3種類が用意されている。
攻撃アクションや燃料などの要素はなく,飛行機の移動のみに専念できるが,砲撃や接触によるダメージが蓄積するか,建物や地面へ直撃して飛行機が大破するとゲームオーバー。
なお,水上へ着水して移動することは可能だが,地上への着陸は即大破となるので気をつけてほしい。
ゲームモードは「ミッションモード」,「エクスプレス配達」,「探索モード」の3つがある。それぞれ順番に説明していこう。
「ミッションモード」は,7チャプターからなるストーリー仕立てのメインモード。1チャプターにつき4つのミッションがあり,すべてクリアすると次のチャプターに進める仕組みだ。ミッションの目的は,「空中に浮かぶアイテムを回収」「荷物を受け取って届ける」「魚を網で捕獲して運ぶ」「水を汲んで火事を鎮火」などなど,実にさまざま。やっていることは飛行機の操縦だけなのだが,シチュエーションによって全然違うゲームに感じられるのがポイントだ。
例えば鎮火のミッションでは飛行機がバケツをぶら下げており,水上に着水すると水を汲める。その後,火が燃えている場所をかすめるように通過すれば消火する。これを規定回数繰り返すとクリアだ。
2つ目の「エクスプレス配達」は,規定の4ミッションから1つを選んでプレイする制限時間つきのスコアアタックモード。残る「探索モード」は,1ステージに20個隠された宝を集めるモードで,全部で5ステージが用意されている。ステージ内には宝のほかに,「?」も置かれており,取得すると宝がある場所のヒントが見られるうえ,対応した宝から光の柱が立ち上り,見つけやすくなる。
エクスプレス配達は,制限時間が0になるかクラッシュするとゲームオーバーとなる |
探索モードは,マップをくまなく飛び回って宝を探し出す。取得済みの宝とヒントは灰色で表示される |
全編英語表示となっているが,ストーリーは紙芝居+アニメーションといった趣で,なんとなく理解できる。また,ゲーム中にポーズメニューから開けるマップにミッションの目的地が「☆」で表示されるため,何をすればいいのか迷うことはないだろう。
リアリティを追求したフライトシミュレータのような複雑さはまったくなく,シンプルで直感的に楽しめる「AIR MAIL」。万人にオススメの逸品だ。
著者紹介:トリスター/慈空宇砂利
ゲームやアニメなどの書籍や解説書,そして広告制作などを行う編集プロダクション「トリスター」のライター。1プレイで完結するアーケードスタイルのゲームが好み。フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が進み,そういったタイトルが増えてきたことに喜んでいる。
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