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レトロな木目調パズルで頭の体操を。iOS向け「Cross Fingers」を取り上げる「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第40回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
今回の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「Cross Fingers」は,木製パズルをフィーチャーしたiOS向けタイトル。黒い溝にピッタリと合うように,さまざまな形状のブロックを指でスライドさせ,組み合わせていけばいいというルールだ。子供の頃にそんなパズルで遊んだ経験があるという人は,ちょっぴり懐かしい気持ちになるのではないだろうか。
「Cross Fingers」ダウンロードページ
本作のルールは簡単で,木目調の白っぽいブロックを指でドラッグして動かし,黒い溝にピッタリと合うように組み合わせればオーケーというものだ。
そのほかポイントになるのは,ブロックを回転させたり,持ち上げたりすることは不可で,スライドのみが可能となっている点と,ブロックを動かせる場所がさまざまな形状になっていて,ブロックの動かし方が制限される点だろう。ブロックの大きさによっては引っかかったりすることもあるので,移動させるルートや,順番なども考慮する必要がある。
と,ここまでは実際の木製パズルを再現しただけに過ぎないが,本作の最大の特徴は,「動かすことはできるが,指を離すと元の位置に戻ってしまう」お邪魔ブロックの存在だ。
お邪魔ブロックは,垂直方向もしくは水平方向のいずれかにだけ動かせるようになっていて,基本的にクリアの妨げになるよう配置されている。そのため,お邪魔ブロックをある指で押さえつつ,別の指でブロックを動かさなくてはならない。ときには4本の指を使う必要があるなど,ステージが進むにつれてどんどん指と頭が忙しくなっていく。
ゲーム開始直後は,「Easy」や「Hard」など7つのレベルを選んでプレイすることが可能で,それぞれのレベルには,30のステージが用意されている。
ステージをクリアしていけば★が得られる仕組みになっており,この★を使って新しいレベルをアンロックしたり,パズルに使われている木の素材を変更できたりするのだ。
ちなみに,★を使ってすべてのレベルをアンロックすると,全部で600以上のステージがプレイできることになるので,やり応えも十分といえるだろう。
どれかひとつのレベルをクリアすると「Arcade」がプレイできるようになる。上下左右から出現するブロックを組み合わせて,ひらすら消していくモードだ |
木の材質には,「Vintage 1770's」「Vintage 1960's」といったヴィンテージ品などもある。ちなみに,★はリアルマネーで購入することもできる |
「Baby」という難度の低いレベルが用意されているので,子供の教育用としても使えそうな本作。Babyでは,ブロックの配置がヨットや白鳥などのシルエットになっていたりと,子供でもかなり楽しめそうなので,親子そろってパズルを楽しんでみるのもいいかもしれない。
「Cross Fingers」ダウンロードページ
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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