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目指せ地域ナンバーワン! スマートフォン向け経営シミュレーション「大盛グルメ食堂」を取り上げる「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第38回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
今回お届けする「大盛グルメ食堂」(iOS / Android)は,その名のとおり,飲食店を経営しながら,店舗の拡大を目指す経営シミュレーションゲームである。グラフィックスはすべてドット絵で描かれており,キャラクター達もちょこまかと動くため,眺めているだけでも十分楽しいタイトルだ。
iOS版「大盛グルメ食堂」ダウンロードページ
Android版「大盛グルメ食堂」ダウンロードページ
ゲームが始まると,まずは「和食」「中華」「洋食」「軽食」の4種類から自分の店の種類を選ぶことになる。種類によってデフォルトのメニューは変化するが,どれを選んでも難度が大きく変わることはないので,好みで選んで問題ない。
自分の店には,テーブルやカウンター,テレビ,観葉植物といったインテリアを配置することが可能。ただし,自由に置けるわけではなく,設置場所のサイズに応じて,配置できるインテリアの種類も変化してくるのだ。
店で雇うことになるスタッフは,「キッチン」か「ホール」のどちらかを選んで配置でき,キッチンならば料理を,ホールならば接客を担当する。スタッフには,それぞれパラメータが設定されているので,キッチン向けのスタッフをホールに配置してしまうと,本来の実力を発揮できなくなる。スタッフを配置する場合は,しっかりと能力を見てからにするといいだろう。
インテリアとスタッフを配置したら,あとは店で出すメニューを決めるだけ。店が小さいうちは3つのメニューしか出せないが,店を増築していけば,提供できるメニューも増えていく。ゲームを進めていくと増築ができるようになるので,まずは小さな店舗でコツコツがんばろう。
店で出すメニューは自由に設定可能。仕入れ値が安くて販売価格が高い,コストパフォーマンスのよいものを優先的に選ぶといいだろう |
「開発」コマンドから,食材を組み合わせて料理のレベルを上げることができる。組み合わせる食材によっては,新メニューが登場することも |
ゲームは1か月単位で進んでいき,毎年4月が来るとスタッフの給料1年分を払わなければならないので残金には注意が必要だ。
ゲームが進んでいくと,店の新規開拓や移転も可能になるので,人口が多い場所で営業できるようになる。最大で3店舗まで持てるので,所持金と相談して店舗を増やしていこう。
土地ごとに客層が設定されていたり,店を盛り上げるイベントが用意されていたり,新たな食材を探しに行くことができたりと,本稿では語り尽くせないほどボリューム満点の本作。シンプルな見ためとは裏腹に,やりごたえのあるゲームとなっており,思わず時間を忘れて遊んでしまう中毒性がある。難度もそれほど高くなく,普通にプレイしていれば倒産することはないので,経営シミュレーションをはじめて遊ぶという人にもオススメできるタイトルだ。
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著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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