プレイレポート
[TGS 2014]「Until Dawn - 惨劇の山荘 -」プレイレポート。独特の操作方法が緊迫感を増幅させる
1980年代に黄金期を迎えた,ホラー映画テイストの色濃いストーリーが特徴と言える本作だが,PS4専用ゲームパッド「DUALSHOCK 4」の機能を活かした操作方法も大きな特徴となっている。
今回は,その操作方法に焦点をあてて,プレイレポートをお伝えしてみたい。
今回の試遊バージョンは,すでに登場人物達が殺人鬼に襲われており,一組の男女が行方の分からなくなった仲間を探す場面からスタートした。プレイヤーが操作するキャラクターはショートカットの女性「アシュリー」で,ちょっと頼りなさげな男性「クリス」と共に夜の山荘を探索することになる。
ちなみに,操作キャラクターはシーンによって変わるため,アシュリーだけが主人公というわけではない。クリスをはじめとなる,さまざまな登場人物を操作することになるそうだ。
キャラクターは左アナログスティックで移動し,調べられるポイントに近づくと画面に虫眼鏡のアイコンが表示される。さらに接近すればアイコンが○に変わるので,あとは○ボタンを押せば調べるといった具合だ。これだけならアドベンチャーゲームとしては至ってオーソドックスだが,DUALSHOCK 4の機能を活かした操作は非常に特徴的といえる。
たとえば,移動中にDUALSHOCK 4を傾けると,アシュリーが持っている懐中電灯の向きを操作することができる。また,特定のアイテムを手に取ったときには,DUALSHOCK 4の傾きに合わせて,アシュリーの手を動かせるので,さまざまな角度からアイテムを調べることが可能だ。画面内にアシュリーの顔がアップで映し出されたシーンでは,顔の向きを操作することもできたので,そのほかにもバリエーションはあると思われる。
慣れるまでは少々ぎこちなくなるかもしれないが,DUALSHOCK 4自体を使って操作する感覚は新鮮で,さらにキャラクターとの一体感を効果にも一役買っているようだ。
グラフィックスの面に目を向けてみると,建物の外からわずかに差し込む光の中に舞う埃までも微細に描写されており,そのクオリティは高い。実写映像にも引けをとらないばかりか,本作では登場人物を操作できるぶんだけ,より没入感が得られるはずだ。
ちなみに,プレイヤーがキャラクターを操作できるシーンと,キャラクター同士が会話したり,イベントに遭遇したりするシーンはシームレスに移行することも付け加えておきたい。
今回の試遊は10分程度だったが,ドアを開けると目の前に突然幽霊が現れたり,不気味な人形の目がギロリと睨んできたりと,存分にホラー要素が堪能できた(悲鳴こそ出なかったものの,身体がビクッと震えてしまったのは少々恥ずかしかった)。
グロテスクな描写も含まれているため,心臓の弱い人には注意を促したいところだが,この手の映画やドラマのファンであれば,間違いなく楽しめる(怖がれる)タイトルとして強く推しておきたい。
「Until Dawn - 惨劇の山荘 -」公式サイト
4Gamer「東京ゲームショウ2014」特設サイト
- 関連タイトル:
Until Dawn - 惨劇の山荘 -
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