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[gamescom]PS4専用ソフト「Until Dawn」はエンディングまでに数千通りの道筋を想定。プレイアブルデモでアメリカンホラーを体験してみた
「Until Dawn」は,8人の若者がBlackwood Pinesという森の中にある,うらぶれた邸宅にやってきて,そこで殺人鬼に襲われるという1980年代のホラー映画にインスパイアされた物語が描かれる。TVドラマ「ヒーローズ」のクレア役で大きな人気を得たHayden Panettiere(ヘイデン・パネッティーア)さんなどがパフォーマンス・キャプチャリングのアクターを担当しており,キャラクターのリアルな感情表現や,「KILLZONE SHADOW FALL」のゲームエンジンをベースにした新世代的な高画質映像が大きな特徴になっている。
プラットフォームがPS4に変わったことでPS Move専用ではなくなり,DUALSHOCK 4に対応。コントローラを懐中電灯のように用いて,いつ殺人鬼が飛び出してくるか分からない恐怖におびえながら,ゲームを進めていくことになる。
今回のゲームプレイはクリスという名前のメガネをかけた男性と主人公の女性が,地下室を探検しているような場面でゲームが始まった。主人公にしか見えていないらしい(クリスも反応しているように見えたのだが……)幽霊を追っていくとドールハウスがあり,その中には惨劇の様子が人形を使って再現されていた。幽霊は何を伝えようとしているのだろうか。
そしてプレイヤーは,ドアが開いた音を頼りに,おそらくはほかの仲間の消息を掴むために進んでいくという内容になっていた。
「Until Dawn」の最大の特徴は,8人のキャラクターの誰でも主人公にしてプレイでき,誰もが死ぬ可能性を持っているということだ。ゲーム中のプレイヤーの軽はずみな行動が,後々にほかのキャラクターを死なせてしまう結果になるなど,エンディングに行き着くまでのパターンは何千種類も想定されているとのことだった。
いつ何時でも殺人鬼が出没してきそうな状況の怖さだけでなく,突然ミラーに女性の幽霊が浮かび上がったりという,瞬間的な驚きも散りばめられており,ホラーアドベンチャーゲームとしては非常に秀逸なデキになっている。アクションではなく,ゲーム中に点在するアイテムをクリックしたり,会話文を選択するような,プレイヤーの選択を基本軸にしたクラシカルなゲームシステムは遊びやすそうな印象で,怖いもの好きな人にとっては非常に楽しみな新作となりそうだ。
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