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カモノハシペリーに水を届けろ。iOS向けパズル「ペリーどこだ?」を取り上げる「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第18回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
iOS向け「ペリーどこだ?」は,ディズニーアニメ「Phineas and Ferb」(フィニアスとファーブ)に登場するキャラクター「カモノハシペリー」(エージェントP)を主人公にしたパズルゲームだ。水を操り,カモノハシペリーを秘密の作戦本部へと導いてやるのが目的となる本作は,App Storeから85円(税込)でダウンロードできる。
「ペリーどこだ?」ダウンロードページ
ただし,本作に登場する水は常に液体ではない。ステージには水が触れると水蒸気に変化する「ヒートネーター」という装置や,同じく触れると氷に変化する「クールネーター」という装置が仕掛けられているのだ。
なお,氷がヒートネーターに触れた場合は水に,水蒸気がクールネーターに触れた場合も水になる仕組み。また,水蒸気が氷に触れた場合は水に,水が氷に触れた場合は巻き込まれて凍ってしまう。
水は画面の下へ流れていき,水蒸気は画面の上へと登っていく,そして氷はその場で固まってしまうといった性質があるので,それらをうまく計算してカモノハシペリーの元へと水を送ってやる必要があるわけだ。
水の動きは物理シミュレートされているため,道を造ったからといってキレイに全部流れるとは限らない。「あとほんのちょっと水を流し込めばクリアなのに」というところで水が足りなくなったりと,絶妙な難度に仕上がっている。
ゲームは,4つのミッションに分かれており,それぞれが20ずつの全80ステージが用意されている。1ステージあたりのプレイ時間は短いので,サクサク進められる。
物理シミュレートを利用しているパズルゲームはほかにもいくつかあるが,本作は,ルールがシンプルでカートゥーン調で描かれたカモノハシペリーもなかなか魅力的。プレイ中もカモノハシペリーはさまざまなアクションを行っているので,ちょっと手を休めて眺めてみるといいかもしれない。
カモノハシペリーの表情やアクションも見どころ。攻略中やステージクリア後の仕草はバリエーション豊かだ |
土の中には,特殊ステージがプレイできるようになるシークレットファイルが隠されていることも |
「ペリーどこだ?」ダウンロードページ
著者紹介:トリスター/牛澤庸二
ゲームやアニメなどの書籍や解説書,広告制作を行うプロダクション「トリスター」の代表取締役。「ゲーメスト」のライターから「ザ プレイステーション」の編集者を経て現在に至る。インターネット番組「2.5次元てれび」にて,トレーディングカードゲーム「ご当地大戦」の商品化プロデューサーとしても活動中だ。
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