連載
シンプルながらもやり込み要素は十分なiOS向けアクション「Swift Stitch」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第13回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
「Swift Stitch」は,緑色の線を描きながら進む自機を操作し,スタートからゴールラインまで導くことが目的となるアクションゲームだ。黒い背景と直線で構成されたシンプルなゲーム画面がクールなので取り上げてみたい。
「Swift Stitch」ダウンロードページ
こちらはタイトル画面。真っ黒な画面に細い白文字だけで描かれたグラフィックスは,ベクタースキャン(Vector Scan)のゲームを連想させる |
ゲームがはじまると勝手に進んでいく自機。うっすらと見える点線が進める方向を示している |
タップのオンオフを切り替えて自機を方向転換させ,マップ上の壁にぶつからずにゴールラインまで辿り着ければステージクリアとなる。
LEVEL(ステージ)が低いうちは通路が広くなっているので簡単にクリアできるが,LEVELが上がるにつれてマップが複雑化していったり,仕掛けが追加されたりするため,一筋縄ではクリアできなくなってくるのだ。
ステージに用意されている主な仕掛けとしては,通過すると左右の進行方向が反転する「水色のライン」,通過すると上下の進行方向が反転する「赤色のライン」などが挙げられる。
ステージによっては,通常の移動方向(右と下)だと辿り着けない位置にゴールラインが存在していることがあり,これらの仕掛けをうまく利用していくパズルゲーム的な要素も,本作の特徴といえるだろう。
ちなみに「黄色のライン」はチェックポイント的なもの。壁にぶつかってしまい,リスタートするときはここから始まることになる。
SHINIESは,LEVEL4以降に出現するアイテムのようなもので,マップ上に点在している。1度獲得したSHINIESは,ゲームオーバーになっても獲得済み扱いになるので,リトライを重ねてコツコツ集めていけばいいだろう。
本作で面白いのは「自機の移動速度を遅くできる機能」。画面左下にある時計マークを押している間は,まるで時間の流れが圧縮されたかのように自機の移動速度を極端に遅くできるのだ。
時計マークを押すと白いバーが表示され,このバーのゲージがなくなるまでは自機のスピードを遅い状態にしておける。自機の移動速度を遅くできる機能には回数制限がないので,バーのゲージがなくなっても再度時計マークを押せば何度でも利用可能。通路の狭い場所を切り抜けたり,SHINIESを集めたりするときに活用するといいかもしれない。
ちなみに,自機の標準移動速度はゲーム開始時に7段階から選べるようになっており,壁にぶつかり続けていると,もう少し自機の移動速度を落としてみては? と皮肉めいたアドバイスをされてしまう。
なお,LEVEL10では自機の移動が曲線を描くようになる仕掛けが登場する。このステージあたりからやり応えが出てくるので,気に入った人はアンロックしてみるといいだろう。
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著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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