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マフィア梶田の二次元が来い!:第128回「モバゲーにハマる男たちの挽歌」
ちなみに,好きなキャラクターは森光蘭と木蓮と命です。安西先生の描く悪人ってゲスさが極まっていて,逆に魅力的なんですよね。性的快楽を伴った食,俺も味わってみたい(天堂地獄)。だからこの3人のURカード化はよ! モバコインつぎ込みまくるんでオナシャス!
あ,あと「アイドルマスター シンデレラガールズ」でSR小梅ちゃんを2枚ゲットできました。俺は幸せ者です。
次回の本編では,しこりんの「風使い」エピソードも更新されますので,お楽しみに!
愚妹がね,アメリカの大学から香港の大学院へ進みまして。そんなにグローバルなオベンキョしてお前はナニになるつもりなのかと,惰性で高校を卒業したような兄としてはメダパニ状態なんですよ。
まぁいくら気にしたところで,学問云々に関することはサッパリ分からんので,それは好きにやっとけやという感じなんですが……そもそも「“香港”ってどういうところなの?」という疑問が。俺の中では香港って,映画「男たちの挽歌」のイメージしかないんですよね。
そこで唐突に,「男たちの挽歌」シリーズをあらためて見返すことで,香港をより深く知ろうと思い立ちました。我ながら冴えてますわ!
日本でも非常に有名な作品なので,知らない人の方が少ないとは思いますが,一応説明しておきましょうか。「男たちの挽歌」シリーズは,「男たちの挽歌」「男たちの挽歌 II」「アゲイン/明日への誓い」という三部作がありまして,そのほかにも邦題で“男たちの挽歌”というフレーズが使われているものの,前述のシリーズとは関係ない「狼 男たちの挽歌・最終章」「ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌」といった作品が存在しています。
ちょっとゴチャついてて紛らわしいんですが,どの作品にも共通しているのが,ジョン・ウー監督ならではの“ド派手なガンアクション”と“男臭いストーリーライン”という点。とくにシリーズ三部作に関しては,最終的に主人公達が“復讐”のために大暴れするという,日本でいう任侠映画のような哀愁とカタルシスが味わえる作品となっています。
ちなみに,俺は断然1作目の「男たちの挽歌」が好きですね。香港マフィアの幹部“ホー”(ティ・ロン),その相棒で拳銃の名手である“マーク”(チョウ・ユンファ),そしてホーの弟であり刑事の“キット”(レスリー・チャン)と,この3人が物語の中心となっています。
黒社会から足を洗おうと思っている矢先,罠にハメられ逮捕されてしまったホー。その復讐のために動いたマークは,足に重傷を負ったことから落ちぶれてしまい,キットはマフィアであることを隠していた兄を憎むようになる……それぞれのドラマにリアルな湿度があって,もうグングン引き込まれるんですよ。
そして多くのファンがそうだと思うんですが,とにかくマーク役のチョウ・ユンファに痺れる憧れる。ドラマの主役として動いているのはホー役のティ・ロンなんですが,チョウ・ユンファの存在感が強すぎて,オイシイところをペロリと持って行っちゃってる感じ。もちろん,ティ・ロンもレスリー・チャンも超カッコイイんですけど,チョウ・ユンファはなんか……「ガラスの仮面」で言うところの“舞台荒らし”? もう別次元のカッコ良さなんですよねぇ。落ちぶれて,小汚い格好で足を引きずってる姿まで絵になるんだから,ズルいっすわ。
……なんか,主旨から外れて普通に映画の良さについて語っちゃいましたけど。ちゃうねん。俺はこれから妹が暮らしていく香港という国について理解を深めたいんよ。
まぁ,アレですよ。結論から言うと……「男たちの挽歌」シリーズは,香港を理解するうえではまったく参考にならなかった。てか,この映画で香港を学ぶとマズイよ。マフィアの抗争が大規模すぎて治安最悪だもんよ。オマケに「男たちの挽歌 II」ではニューヨークに行っちゃうし,「アゲイン/明日への誓い」に至っては,舞台が戦時下のベトナムだし……。
でも,いいの。久しぶりに見返してみて,マジ傑作だわと再確認できたから。妹のことはもう,なんか,どうでもいい。めんどい。いざとなったら,チョウ・ユンファみたいなヒーローが助けてくれるっしょ(映画脳)。
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