プレイレポート
誰もが知るMSからマニアックな機体まで登場――仲間と一緒に戦うガンダムRPG「SDガンダム オペレーションズ」のプレイレポートとミニインタビュー掲載
そんな本作の正式サービスが,本日(2012年6月25日)スタートした。6月18日から実施されていた「プラチナユーザーテスト」は,先着順でのテスター募集となっていたが,のちに募集枠の追加も行われており,実際に体験してみたというプレイヤーも多いだろう。本稿では,このテストプレイを元に,プレイレポートをお届けしよう。
なお,本作のゼネラルプロデューサー近藤貴浩氏,プロデューサー飯嶋正隆氏に,前回のインタビューの追加取材でゲームのインタフェースや制作時に意識したことを聞いたミニインタビューを,プレイレポートのあとに掲載しているので,そちらもお見逃しなく。
「SDガンダム オペレーションズ」公式サイト
「SDガンダム オペレーションズ」は,世代を超えてガンダムファンの絆を結ぶ。6月18日掲載インタビュー
シンプルな操作で遊びやすいRPG
まずは,ゲームの流れを簡単に説明していこう。
本作でプレイヤーは,MS・MAやパイロットのカードを,戦闘やガシャなど,さまざまな場面で入手し,それらを使ってカードデッキ(自分の部隊)を構築。原作アニメの名場面をモチーフとしたマップに赴き「任務」に参加して,敵と戦っていくことになる。
マップは,「バトルヘックス」と呼ばれる六角形のマスがつながって構成され,それぞれのマスに任務が設定されている。プレイヤーは,エナジー(最大10)を1ずつ消費しながらそのマスでの任務を遂行。「達成率」が100%まで上がると,次のマスへと進めるようになる。ゴール前のマスにはボスが待ち構えており,原作さながらの戦闘が繰り広げられるのだ。
この任務というのは,RPGにおけるマップ移動をイメージすると分かりやすい。任務実行時に敵部隊と遭遇(エンカウント)すると,まず自分の部隊が自動的に攻撃を行う。この攻撃がヒットすれば敵を撃破したことになり,ランダムでカードやアイテムを入手できる。しかし,攻撃が外れた場合は,戦闘モードに突入して決着を付けることになる。
戦闘モードでは,自部隊のMS・MAが操作可能だ。まずは,プレイヤーの機体と,一緒に戦う仲間を選択する。仲間はチームメンバーの機体から選択できるほか,NPC機体をレンタルして出撃させることも可能。1機でも戦闘は始められるが,弱い相手でも集中攻撃を受けると危険なので,できれば仲間は用意しておきたい。
戦闘中の操作はシンプルで,マウスカーソルを敵に合わせれば攻撃関連のコマンドボタンが,自分のユニットに合わせれば防御関連のコマンドボタンが出現し,それを選択するだけ。また,戦闘を完全にオートで進めることも可能だ。
こうした基本的な操作は,かなりシンプルにまとめられており,とても遊びやすい。ゲームが淡々と進むという感じでもなく,戦闘中のMS・MAの動きなどは,簡単なものではあるがちょっとした家庭用ゲームを思わせる演出で,プレイしていて楽しいものになっている。同時にファンお馴染みの戦闘系の効果音が聞けるのもポイントだ。またジャンルとしてはRPGでアクション性はなく,普段アクションゲームを触らない人でも安心して遊べるだろう。
見事に敵を全滅させればプレイヤーの勝利となり,経験値とカードなどの報酬が獲得できる。そして,一定まで経験値が溜まればプレイヤーのレベルがアップする。プレイヤーのレベルが上がれば,任務を遂行したり,ほかのプレイヤーと戦ったりするのに必要なポイントである「エナジー」「BP」が最大まで回復するほか,より強力なMS・MAをカードデッキに組み込むための「デッキコスト」の上限値がアップする。
通常「エナジー」「BP」の回復には時間が必要だが,うまくレベルアップのタイミングを合わせれば,途切れることなく遊べる。最初のうちはどんどんレベルアップするため,これらの制限をほとんど気にせず,テンポ良く遊べるので気持ちいい。
ある程度レベルが上がると,さすがに簡単にレベルアップともいかなくなるが,注目したいのはどれだけ「エナジー」「BP」の値が上がっても,回復に必要な時間は変化しないということだ。
多くのブラウザゲームではプレイヤーのレベルが上がると,一つのコマンドが完了するまでの時間が長くなるのだが,このゲームでは「エナジー」「BP」の回復時間は常に一定。もし両方の値を使い切っても次に遊べるようになるまでの時間が分かりやすくなっている。
「誰も一人では生きられない」
仲間と協力して強敵を倒せ!
プレイを始めると,まずはチュートリアルで本作の基本的なプレイ方法を学ぶことになる。ここは指示通りに進めていけばいいだろう。チュートリアルを終えると,「機動戦士ガンダム」の舞台の一つ「サイド7宙域」へと進行できる。このマップは,機動戦士ガンダムの第2話と第3話にあたる「ガンダム破壊命令」「敵の補給艦を叩け!」をモチーフにしたものとなっている。
このマップでは,ザクIIやジムなど「機動戦士ガンダム」に由来したユニットが登場する。ここでの筆者の部隊は,チュートリアルで手に入れたガンダムをリーダーに,小説版でお馴染みのG-3ガンダムと,ガシャで引き当てた「機動戦士ガンダムSEED」のジャスティスガンダムが加わる,「オール・ガンダム」というコンセプトを持った,本作を象徴するようなデッキ編成だ。
なおガシャというのは,ポイントを使って回すとランダムでユニットが当たるもので,いわゆる“ガシャポン”。ユニットが入手できるガシャには,ステージをクリアしたり仲間に挨拶(“ハロー”ボタンを押すなど)でもらえる「絆P」を消費する「ユニットガシャ」と,有料ポイントの「CP」を使う「エースユニットガシャ」,「総力戦」に勝つと引ける「チャンスガシャ」の3種類が存在する。つまり,「エースユニットガシャ」以外は,ゲーム内の行動だけで回せるのだ。
また,ほかのプレイヤーとの戦闘「ガンダムバトル」で入手できるPPを使って回す,「パイロットガシャ」もある。こちらは,文字通りパイロットカードを入手するものだ。ガンダムバトルの詳細は後述する。
基本的に敵部隊との戦闘時は,前述のとおりほかのプレイヤーの機体やNPCを出撃させられる。では,ここで編成したときのほかの2機はどうなるのかというと,実はデッキを構築したときのリーダー機以外の機体は,「戦闘力」のパラメータがリーダー機に合算されている。文字通り力を合わせての戦いになっているわけだ。
なお,デッキの編成は宇宙で戦うときの宇宙デッキと,地上で戦うときの地上デッキの2つに分かれているので注意しよう。基本的には,戦闘力に応じて自動でカードを割り振ってくれるので,これだという機体がとくになければ,そのままでも問題ないだろう。
任務を遂行しながらバトルヘックスを進行していくと,突然,未確認の大型ユニット接近というアラートが。一体何が? そしてこの機影は!? そこに現れたのは,巨大なMA「ビグ・ザム」の姿だ。
任務をこなしていると,ときおりこのようにアラートが発生するのだが,巨大MAが登場するようなものは「総力戦」と呼ばれるイベントになっている。総力戦に勝利すると,レアなMS・MAが手に入る「チャンスガシャ」を引く権利がもらえるのだが,かなりの強敵なので一人で倒すのは非常に難しい。
ただ,負けても2時間以内であれば再戦でき,巨大MAの耐久力(HP)もそのままなので,初期に発生する総力戦であれば2〜3回挑戦(ただし,1回の挑戦には5BPが必要)すれば,なんとかなるだろう。しかし,勝利するたびに次に登場する巨大MAのレベルは高くなるので,一人で2時間以内に撃破するのは,どんどん厳しくなっていくだろう。
そこでポイントになるのが「救援」だ。総力戦の名前どおり,巨大MAとの戦いは,プレイヤー同士が総力を結して戦うものとなっており,ほかのプレイヤーに協力を要請できる仕組みになっている。この総力戦に協力したプレイヤーも勝利時に「チャンスガシャ」が引けるので,BPが残っているのであれば,要請を受けない手はないだろう。
なお,画面左上のメニュー「総力戦」から,ほかのプレイヤーへの救援に向かえるのだが,救援を求めているチームメンバーがいると総力戦のアイコンに「Help!」のマークが点灯するので分かりやすい。
いざビグ・ザムと戦闘! の前に注目したいのはユニットの「属性」だ。ユニットはそれぞれ「遠」「中」「近」の属性を持っており,ジャンケンのような三すくみの関係になっている。具体的には,「近」は「中」に,「中」は「遠」に,「遠」は「近」に強い。通常の戦闘であれば,属性の相性を気にせずともなんとかなるが,ボスクラスが相手となれば話は別だ。
ビグ・ザムは「遠」属性を持っているユニットである。つまり,「中」属性のユニットで戦えば,より大きなダメージが与えられるわけだ。「近」「遠」属性のユニットをリーダーにしていた場合は,「中」属性のユニットに変更しておくといいだろう。
ただ,リーダー機以外はあまり育成していないという人もいるだろう。そのリーダー機が「中」属性以外のユニットだったときは,使いたい「中」属性のユニットを忘れずに「強化合成」しておこう。
強化合成とは,所持している使わないカードを使って,機体カードを強化するというものだ。
方法は簡単で,「合成」ページでユニット強化合成で,強化したい機体カード1枚をベースとして選び,素材となるカードを10枚まで選んで合成ボタンを押すだけ。1枚選択するごとに合成に必要なGPが加算されていき,素材にしたカードは消滅する点に注意しよう。
なお,合成では,ユニット(カード)自体が変化するわけではない。合成でベースの機体に追加されるのは経験値のみだ。
ガンダムファンとしては,いろいろなカードを集めておきたいところだが,現状では最大ストック数が50枚となっているので,邪魔になるダブったカードなどを優先して,惜しみなく合成に使いたいところだ。なお,カードの種類によって,機体が獲得できる経験値も変化する。どうしても勝てない相手がいるのであれば,カードを集めて合成強化を行い,再挑戦してみよう。
ちなみに筆者の持つカードで「中」属性のユニットは,ガシャで当てたフリーダムガンダムの1枚だけ。しかも,これまでフリーダムガンダムは使っていなかったので,当然レベルは低いままだ。まずは,強化しておくことにした。
準備も整ったので,味方チームから出撃してもらった高レベルのガンダム計3機でビグ・ザムに挑んでみた。これは,いま考えられる万全の体制だが,1回目の挑戦はタイムリミットに阻まれ終わってしまう。総力戦は1回の挑戦で攻撃できるターン数が決まっているのだ。
しかし,ビグ・ザムの耐久力は確実に減っている。残っている「BP」を消費して,ときにはBPを回復するアイテムを使い,繰り返しビグ・ザムに挑もう。同じチームの仲間や救援に応えてくれたプレイヤーも戦ってくれているようで徐々に耐久力は減っていき,ついに強大なビグ・ザムも倒れたのだ。
そして,今回の総力戦の結果,通常よりもレアなユニットが当たる「チャンスガシャ」を2回引く権利がもらえた。さっそく挑戦してみると,出たのはレア度が☆2と一つ高いジン(ミゲル専用機)と,レア度が☆1のガンダムEz8の2枚。「チャンスガシャ」といえど,確実にレアなユニットが当たるわけではないようだ。とはいえ,仲間と協力したことで手に入れたという感覚は,なかなか感慨深いものがある。
ニュータイプへの道は険しい
パイロットを強化せよ!
ここまでは,機体をメインに見てきたが,もう一つの重要な要素である「パイロット」に関しても紹介しておこう。
本作に登場する機体(カード)は,それ自体がレベルを持っていて,合成による強化ができることは先にお伝えしたとおりだ。加えて,機体に搭乗するパイロットを選択することで,そのパイロットが持つスキルが戦闘で発動できるというわけだ。
パイロット自身の戦闘力は,戦いなどで成長していくことはない。しかし,所有するスキルを増やすことは可能だ。その方法が「スキル付与合成」である。
これはパイロット(カード)同士を合成することで,ベースとなるパイロットに,素材となるパイロットのスキルを継承させるというもの。例えば,筆者が持つ「機動戦士ガンダム」の主人公アムロ・レイは近距離攻撃をパワーアップさせる「強襲」を,「機動戦士Zガンダム」の女性士官エマ・シーンは遠距離攻撃をパワーアップさせる「狙撃」のスキルを持っている。ここでアムロにエマさんを合成すると,「強襲」と「狙撃」を持ったアムロが誕生する可能性があるわけだ。可能性としたのは,ユニット合成は100%成功するのだが,スキル付与合成は失敗することがあるからだ。
成功失敗といった運も左右するが,どのようなスキルを組み合わせるのかを悩みつつ,パイロットを強化していこう。
さて,その強化に必要なパイロット(カード)を増やす方法だが,ガンダムバトルに挑戦してPPを稼ぐことが基本となるだろう。ガンダムバトルは,BPをすべて(10ポイント)消費してほかのプレイヤーに戦いを挑むというもの。対戦自体は非同期方式なのでマッチングを待ったり,相手の出方をうかがう必要はない。なお,自分から仕掛けなくても,任務を遂行する前にガンダムバトルを挑まれることがある。この場合,BPを消費することはないので,積極的に勝負を受けたいところだ。
なおガンダムバトルでは,ほかの戦闘のようにリーダー機とチームメンバー機もしくはNPC機と一緒に戦うのではなく,デッキで編成した自分の機体カードのみで戦うことになる。従って,リーダー機やメインのパイロットだけではなく,普段は裏方の機体だったり,メインではないパイロットだったりするカードも強化して,強力なパーティを作り上げて戦おう。
1画面の情報を制限しスクロールもなくす
徹底してシンプルなUI
4Gamer:
本日は,よろしくお願いします。さっそくですが,今回のテストでプレイして感じたのは,本作の操作感やUIがかなりシンプルで,直感的にプレイできるように作られているということでした。これは,どういった意図で,このような形にしたのでしょうか。
近藤氏:
前回のインタビューでもお話ししましたが,「SDガンダム オペレーションズ」はライト層をかなり強く意識した作品だということです。難しいというイメージを打破するために,本作では情報をあえて制限するという試みを行っています。
4Gamer:
画面から得られる情報を少なくしているわけですか。
近藤氏:
ええ。現在のオンラインゲームは主に高解像度のディスプレイと,高い処理能力を持ったPC向けに作られています。そうしたゲームでは,小さな文字を使ってできるだけ多くの情報を画面上に出すことがトレンドとなっています。
コアプレイヤーの方ならたくさんの情報が出ても問題ないのですが,本作のように幅広い層に遊んでいただきたい作品の場合は,それが一種の障壁になっていると考えています。
「文字は大きく,画面は分かり易く,関連した情報は一か所で管理する」ということですね。例えばゲーム中にはカードデッキに関連した3種類のポイントが存在しています。MS・MAやパイロットを入手するのに使う「絆P」「CP」,MS・MAを合成するのに使う「GP」といったものなのですが,画面右上にまとめて,分かりやすく表示しています。
4Gamer:
なるほど。1画面の情報を抑えることで,初心者プレイヤーでも直感的に分かるようにしたわけですね。ほかにもブラウザゲームの場合,細かな情報は画面を下にスクロールさせて,そこに記載しているという場合も少なくないですが,本作ではスクロールするところはなかったですよね?
近藤氏:
はい。「SDガンダム オペレーションズ」では,基本的に画面スクロールをなくし,かつ画面上の情報量を少なくするという形式を取っていますね。開発中はメイン画面にもっとたくさんの情報が表示されていたんですが,ボタンを押して表示されると別画面に移動するなどの整理を行ったのが現在の形です。
4Gamer:
すべてが一つの画面内で行われますし,ここはコンシューマゲームのような感覚で遊べますよね。カードのパラメータもシンプルにまとめられています。
飯嶋氏:
MS・MAやパイロットは画面上に表示されているほかにも,さまざまなパラメータを持っているのですが,それもあえて表には出さないという方式を採っています。ライト層への配慮ももちろんありますが,同時に皆さんで協力して攻略していただきたいということでもありますので。
可能な所はリッチに,そうでない所は昔のノウハウを生かす。ブラウザゲームと旧時代ゲームの共通点とは?
先ほどコンシューマゲームのような感覚とおっしゃっていましたが,私は元々初代PlayStaitonなどのコンシューマゲーム開発に携わっていて,限られた画面に出すべき情報を精査するということを行っていました。「SDガンダムオペレーションズ」では,こうした昔のノウハウも生かしつつ,制作を進めていった部分もあるんですよ。
4Gamer:
ブラウザゲームを制作する上で,昔のゲーム作りのノウハウが有効だったと言うことですか?
近藤氏:
ええ。ブラウザゲームと昔のゲームには共通する点があります。それは一定の制約の中でゲームを作らなければならないということです。
昔のゲーム機は今のものと比べて解像度が低いですし,キャラクターの絵も潤沢に使えるわけではありませんでした。ですので,少ない素材でいかにリッチに見せるかという工夫を主眼に置く必要があったんですよ
4Gamer:
なるほど,それこそ8bit機や16bit機のような,ハード性能の限界値が低かったときと表現手法そのものが似ているわけですね。
近藤氏:
そうです。ブラウザゲームもたくさんの絵を使うと起動が遅くなりますので,キャラクターの絵を好きなだけ使えるわけではありません。ですから「SDガンダムオペレーションズ」では,MS・MAの絵をプログラム的に拡大・縮小することによって,限られた絵でありながら画面上ではリッチに見せるというアプローチを採っています。
このように,少ない絵素材しか使えない所をいかにプログラム的な工夫で切り抜けるか,いかに絵素材を組み合わせるかといった部分は昔のノウハウを生かせていますね。
4Gamer:
一方で,MS・MAやパイロットのカードの絵柄は,解像度の高い新規画像になっているんですね。
近藤氏:
可能なところはリッチに,そうでないところは昔のノウハウを生かすという工夫ですね。MS・MAのグラフィックスは,新規にレンダリングしていまして,既存ゲームのそれとはプロポーションなどが変わっています。カードの解像度はコンシューマゲームよりも高いものになっていますので,コレクションも楽しめると思います。
4Gamer:
戦闘シーンではMS・MAが動き回るので,ガンダムファンとしては嬉しいし,かなり楽しかったです。
近藤氏:
ありがとうございます(笑)。家庭用ゲーム機でガンダムゲームに慣れ親しまれたプレイヤーさんであれば,「これなら自分にも遊べそうだ」という感想を抱いてもらえるはずです。原作再現ももちろんですが,戦闘時のエフェクトなども,すべてこの作品用に新たに作ったものなんですよ。
4Gamer:
これでもかというくらいに,ガンダムでお馴染みのSEが使われているのも良いですよね……。ところで,これまでのガンダムゲームにはあまりなかったRPGというジャンルですが,これはライト層や女性プレイヤー層を狙ってのものなんですか?
飯嶋氏:
そうです。やはり「女性も遊べる」という点は強く狙っていますので。誰でも遊べて,ガンダムファンの方にも納得できる作品に仕上がっていますので,ぜひ正式サービスでのプレイを楽しんでいただければと思います。
4Gamer:
ありがとうございました。
ブラウザ上における,リッチな表現を用いたゲームの作成に,昔のゲーム作りのノウハウが役立っているというのは,なるほどと思わせる話だ。満を持して正式サービスが始まった「SDガンダム オペレーションズ」だが,直感的な操作性と自分でコマンド入力する戦闘シーン,段階を踏んだチュートリアルなど,コンシューマゲームのような丁寧な作り込みがなされている。最近のガンダムゲームが難しくて敬遠していたという,ガンダムファンにこそ触れてほしい作品だ。
そしてガンダムファンの筆者として押さえておきたいのが,本作には人気の機体ばかりでなく,コア・ファイターやマゼラ・トップといった機体もユニットとして多く登場しているということだ。これには,ファン心理を見事にくすぐられてしまった。ほかにどんな機体が登場するのか,個人的に楽しみにしている。
また正式サービス後は,1か月に数度のアップデートを予定しているとのことなので,今後の続報にも期待したい。
「SDガンダム オペレーションズ」公式サイト
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SDガンダムオペレーションズ
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