プレイレポート
[E3 2012]コアゲーマー向けWii Uタイトル「ZombiU」プレイレポート。Wii Uならではの要素がほどよく盛り込まれたサバイバルホラー
詳報:[E3 2012]Wii U GamePadをあらゆるものに見立てた直感的な操作がウリ。噛まれたら即アウトという超シビアなホラーFPS「ZombiU」詳報
本作では,左アナログスティックで移動,右アナログスティックで視点変更,「ZL」ボタンで狙いをつけ,「ZR」ボタンで攻撃/射撃を行う。また,「Y」ボタンがリロードで,「A」と「X」ボタンがインタラクト(ドアを開けたり,もの拾ったりする)となっており,基本的な操作方法は,コンシューマ機向けのFPSとしてはオーソドックスだ。
Wii Uならではの操作方法として特徴的なのは「L」ボタンで行うスキャンだろう。これはボタンを押しっぱなしにしながらWii U GamePad自体をさまざまな方向に向け,マップ内にいるオブジェクト(敵やアイテムボックス)などを探すという機能だ。
このようにスキャンすることで,どこかに潜んでいるゾンビや,隠されたアイテムなどを見つけやすくなる。新しいエリアに入ったらとりあえずスキャン,といった使い方になるだろう。
Wii U GamePadのディスプレイには,基本的にマップを真上から見た画面が映し出されており,上側に左右2つずつ所持アイテムが表示されている。使用する武器を切り替える場合は,武器が表示されているスロットをタップするだけ。何度かやっていればWii U GamePad側のディスプレイに視線を移さなくても持ち替えができるようになるだろう。また,フラッシュライトといった武器以外のアイテムを使う場合もスロットに表示されているアイテムをタップするだけだ。
ゲームを進めていくと鍵がかかったドアなどが出てくることがある。単に鍵を見つけてくればいいときもあるが,場合によってはWii U GamePad側のディスプレイに表示される番号ボタンを決められた順番通りに押すといったことが必要になる。
こういった場合は,キャラクターと同様に,プレイヤー自身も手元を見ているわけで,臨場感のアップにつながっているように思えた。もちろん,手元を見ている最中に襲われることもあるので,ディスプレイから目を離している隙にゾンビが現れないだろうかとドキドキすること請け合いだ。周りの安全を確認してから目線を変える必要が出てくるだろう。
なお,詳細は確認できなかったが,本作は二人同時プレイにも対応している。その場合は,一人がゾンビを配置して,もう一人がそれに立ち向かうという対戦プレイ形式となるそうだ。
基本部分はオーソドックスでありながらも,ほどよくWii Uならではの要素が盛り込まれている。しかもそれが無理矢理ではなく,あくまでもプレイしやすさを優先されたうえで実装されていることに好感が持てた。今回プレイしたものはE3向けの出展バージョンということもあり,製品版とは異なる部分があるかもしれないが,Wii Uならではの機能を感じながらも,コアなゲームプレイを求める人には向いているタイトルといえるだろう。
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