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[TGS 2012]真田幸村と藤堂高虎が仲良くトーク。「戦国無双 Chronicle 2nd」のステージイベントに草尾 毅さんと松風雅也さんが登場
プロデューサーの鯉沼久史氏に加え,声優の草尾 毅さんと松風雅也さんも登場し,大いに盛り上がったイベントの模様をお届けしよう。
「戦国無双 Chronicle 2nd」公式サイト
中でも印象的だったのは,新武将に藤堂高虎を採用したときのエピソードだ。真田幸村とともに本作のメインを張れ,しかも幸村とは正反対のダークヒーロー的なキャラクターを入れたいと思っていた鯉沼氏は,主君を7度も変えた藤堂高虎に白羽の矢を立てたのだという。
そして,その対照的なメインキャラクター2人の声を当てた声優さんがステージに登場した。真田幸村役の草尾 毅さんと,藤堂高虎役の松風雅也さんだ。
鯉沼氏はここでお別れとなり,以降は草尾さんと松風さんのトークでステージが進んだ。
2人はまず,9月1日に開催されたイベント「戦国無双 声優奥義」への出演を振り返った。草尾さんは2010年に開催された「戦国武将祭」のステージで,振り付けありの歌を披露して以来,戦国無双関連のイベントに出演するたび「コスプレしたり,客席から登場したり……」と,毎回さまざまなことにチャレンジさせられているのだという。
今回からイベントに加わった松風さんに,そんな“無茶振り”はなかったようだが,草尾さんは「明日は我が身だよ」と脅した。
だが松風さんは「コスプレならやりますよ!」とやる気をアピールして会場を沸かせていた。
続いて話題は戦国無双 声優奥義で行われたTwitter企画へ。
この企画は,戦国無双のキャラクターを使った大喜利のようなもの。お題に対してTwitterで寄せられた回答から優秀作が選ばれ,それを草尾さん,松風さんがキャラクターの声で読み上げる,という趣向だったのだが,これが大いに受けたとのこと。
そこで,この企画をステージで再現しようということになった。
最初のお題は,真田幸村から藤堂高虎へのお題で,「なぜあなたは7度も主君を変えたのですか?」というもの。まず3つの優秀作候補が紹介され,その中から一番良かったものを松風さんが藤堂高虎の声で読み上げる,ということになった。
候補作は以下のとおり。
・「ラッキーセブンを知らんのか!縁起がいいだろう!」
・「手拭いくれたから」
・「まだまだ,目標は10度だよ。と・う・ど・う,だけにな(キリッ)」
2番目の回答に,なぜ手ぬぐいが出てくるのか分からない人も多いと思うので,ここで説明を。
藤堂高虎は子孫のために200を超える家訓を残したのだが,その中に,手ぬぐいの便利な使用法を教えるものがいくつもあり,高虎は相当な手ぬぐい好きだったことがうかがい知れるのだ。
ちなみに3つめの回答を寄せたのは,草尾さん,松風さんと仲のいい声優の山田真一さんとのこと。2人は「候補作にせざるをえないほど,たくさん送ってきたらしい」と話して会場の笑いを誘っていた。
さて,いよいよ最優秀作品の発表。松風さんはワイルドな声で「手拭いくれたから」を読み上げた。
続いては藤堂高虎から真田幸村へのお題。「真田の次男坊,お前にとっての“手柄”とはなんだ?」というものだ。
候補作は以下のとおりで,いずれも「ゲームキャラクター・真田幸村」としての回答となっている。
・「もののふの生き様が何百年もの遥か未来の時代へ語り継がれ、こうして“てれびげぇむ”の看板役を務め、多くの人に愛されていることです」
・「三成殿を越え、次の人気投票で1位となることです!!」
・「戦国無双しりぃずを日の本一の人気げぇむにし,我ら武将の生き様を多くの人々に知ってもらうことです」
果たして最優秀作品はどれか。草尾さんは「三成殿を越え、次の人気投票で1位となることです!!……ことです……ことです……」と,自分でエコーを付けつつ読み上げた。
Twitter企画が盛り上がる中,予定時間はあっという間に経過。
ステージの最後に,草尾さんと松風さんがそれぞれのキャラクターに対する思い入れを披露した。
草尾さんは,現代風にアレンジされた真田幸村のイラストを見たときに「史実に基づいた幸村ではなく,戦国無双の幸村を伝えたいと思った」というエピソードを披露。「性格とか設定より,血,息づかい,体温のようなものをどうやったら込められるか,今も考えています」と熱く語った。
松風さんは藤堂高虎を,「苦渋の選択で主が変わったり,この人と決めた人がいなくなったりして,筋が通っているようで矛盾しているような」と,難しいキャラクターであることを紹介。「キーワードは“全力”しかない,という感じでやらせてもらいました」と振り返った。
イベントの内容は以上のとおり。ゲームでは対照的な存在のキャラクターを演じる2人が仲良く話すという構図になったわけで,戦国無双 Chronicle 2ndをプレイしている人にとっては,ちょっと不思議な感じのイベントだったかもしれない。
「戦国無双 Chronicle 2nd」公式サイト
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