プレイレポート
[TGS 2012]クレイトスの豪快なアクションは健在。「God of War: Ascension(仮)」のシングルモードをプレイ。時間を操る新要素に注目だ
本作は,これまでの「God of War」3部作よりも前のクレイトスの戦いを描いた作品で,シングルプレイ用のモードに加えて,シリーズ初となるオンラインマルチプレイモードが遊べるのも大きな特徴だ(関連記事)。
今回のTGS 2012の出展版ではシングルプレイモードのみが体験できたので,そのプレイレポートをお届けしよう。
「GoW」3部作の前日譚である本作だが,プレイヤーが操作する主人公はもちろんクレイトス。今回プレイできたパートは,クレイトスが海辺の桟橋に降り立ったところからスタートし,敵をなぎ倒しながら先へ先へと進んでいく,シンプルな内容だ。
クレイトスの豪快なアクションは今回ももちろん健在で,文字どおり,ちぎっては投げちぎっては投げの戦いが楽しめる。□ボタンと△ボタンによる基本攻撃に加えて,R1ボタンで敵を掴んだり,ステージ内で拾得した剣などのサブウェポンを○ボタンで使ったりと,簡単な操作で暴れ回れるのは,従来のシリーズから変わらない。
ところが,クレイトスが桟橋を先へと進んでいくと,突如海中から伸びてきた触手によって,目の前の足場が壊されてしまった。このままでは先へと進めないので,どうしたものか……と思っていると,近くに,なにやら緑色に光っている場所を発見。
ここでL2ボタンを押したまま□ボタンを長押しすると,今作の新要素である「ライフサイクル」が発動。すると,周りの時間を巻き戻すことで,先ほど壊された足場がみるみるうちに復元していく。この途中でボタンを離すと,復元しかけていた足場がそのままの状態で空中に静止。この足場を次々と飛び移っていくことで,無事に先へと進むことができた。
GoWシリーズといえば,目につく敵やオブジェクトをとにかく倒して壊して,といった“破壊”のアクションが印象的だが,このライフサイクルの能力では,時間を巻き戻すことによって“復元”ができるのである。筆者がプレイした範囲では,特定の場所で足場を復元することしかできなかったが,この先,ライフサイクルを生かした,どんな仕掛けが待ち受けているのか楽しみだ。
そしてさらに進んでいくと,最後に,二足歩行の巨大な象のボスが出現。ボスの攻撃は素手でありながらも強力で,クレイトスの胴体が鷲掴みにされてしまった際には,□/△ボタンでボスの腕を攻撃しながら逃れるしかない。
ある程度ボスにダメージを与えると,シリーズでお馴染みのCSアタックが発生。クレイトスがボスの頭を掴んで地面に押さえつけるので,□/△ボタンでボスの頭をざくざくと斬りつけていく。ところがボスも反撃をしてくるので,その時は左スティックでクレイトスの身をよじらせて回避。さらにボスの頭に攻撃を続けると,頭の皮がペロッとめくれてピンク色の脳みそがむきだしに……という,なかなか過激な表現とともに,ボスがダウン。
すると,ボス戦を終えてホッと胸をなでおろすヒマもなく,またも海中から触手が飛び出してクレイトスに襲いかかる。触手の攻撃をかわしながら,反撃のためにクレイトスが海中へダイブする――といったところで,今回の体験版は終了となった。
クレイトスの大活躍が楽しめるシングルモードと,オンライン対戦が楽しめるマルチプレイモードを揃えた今作は,長く遊べるタイトルになりそうだ。
- 関連タイトル:
God of War: Ascension
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