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「メタルギア ライジング リベンジェンス」や「SOUL SACRIFICE」が披露された,アントニオ猪木さん主宰の生放送「一遊闘魂」をレポート
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印刷2012/12/10 14:48

イベント

「メタルギア ライジング リベンジェンス」や「SOUL SACRIFICE」が披露された,アントニオ猪木さん主宰の生放送「一遊闘魂」をレポート

 2012年12月8日,ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは「一遊闘魂(ONE PLAY TOU KON) 〜炎のタイトルマッチ〜」をニコニコ生放送で放映した。これは,アントニオ猪木さん主宰のもと,「闘魂プレイヤー」によるプレイやエキシビションマッチなどを行うというイベントだ。今回,その中継が行われた東京都内の会場を取材する機会を得たので,その模様をお伝えしていこう。

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 イベントでは最初に,アントニオ猪木さんによる開会宣言が上映。猪木さんの「元気があれば何でもできる! 元気があれば! プレイステーションもできる! 本日はプレイステーションの注目タイトルで,私の見込んだヤツらに闘魂プレイを見せてもらおう」という熱いセリフを合図に,各タイトルが順に紹介されていった。

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メインMCとレポーターを務めた,麒麟の川島 明さん(写真右)と田村 裕さん(写真左)
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実況席では,実況の丸山 周さん(写真左),ニコ生サイドレポーターに生主のしゃけとり くまごろうさん(写真右)がスタンバイ


「DmC Devil May Cry」


 最初のタイトルは,カプコンが2013年1月17日に発売を予定している「DmC Devil May Cry」。闘魂プレイヤーはカプコン アシスタントプロデューサーのDOYA!内田氏で,シリーズのファンであるグラビアアイドルの喜屋武ちあきさんも特別ゲストとして登場した。

右から,DOYA!内田氏,喜屋武ちあきさん,
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 内田氏は,“DOYA”の名前の通り,どや顔とともに鮮やかなアクションを次々と披露。敵を空中に浮かせたまま,コンボを途切れさせることなくノンストップで攻撃を叩き込む様子には大きな歓声があがり,今作の体験版をプレイ済みだという喜屋武さんも「こんなプレイはありえない」と驚いた様子だった。
 内田氏いわく,今作でスタイリッシュにプレイするためのコツは「敵を引き寄せる」「敵に向かっていく」といったアクションの活用にあるとのことなので,発売に向けて体験版で腕を磨いておくといいかもしれない。


「コール オブ デューティ ブラックオプス ディクラシファイド」


 スクウェア・エニックスが2012年12月20日に発売するPS Vita用ソフト「コール オブ デューティ ブラックオプス ディクラシファイド」では,実況プレイヤーとして活躍するFB777選手,eoheoh選手,みるぼん選手,そして実況席からしゃけとり くまごろうさんも加わって,マルチプレイ対戦が行われた。

左から,しゃけとり くまごろう氏,みるぼん選手,eoheoh選手,FB777選手
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 CoDシリーズでは,PS Vita初となる本作。今回は発売前ということで,出場者も事前に少し練習しただけで本番へ挑むことになったそうだが,試合を見ていても,操作に戸惑うような場面は見られなかった。ローカライズプロデューサーの塩見卓也氏によれば,本作は初めてのプレイヤーでも10分ほど遊べばすぐに操作に馴染めるようになっているのだという。
 死闘の末,制限時間目前で勝利を手にしたのはみるぼん選手。最後の最後まで勝者がわからない大接戦に,生放送の視聴者もひときわ盛り上がっていたようだ。

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「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2013」


 KONAMIの「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2013」では,AFCチャンピオンズリーグへの進出も決定した浦和レッズから,槙野智章選手,柏木陽介選手が登場。普段からウイイレシリーズを遊んでいるというお二人だが,ここで迎え撃つのは,芸能界でもトップクラスの腕前を誇る,ニブンノゴ!の森本英樹さんだ。

左から森本さん,柏木選手,槙野選手
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 試合は,槙野選手と柏木選手が2人で操作するバルセロナと,森本さんのレアル マドリーの対決となった。オンラインマッチングにおいて最高で全国8位にランクインするほどの実力の持ち主である森本さんは,開始5分で最初のゴールを決めるなど,魅せるプレイを連発。一方,槙野選手と柏木選手も,互いに声をかけ合い,ピッチ上さながらの連携をみせて点を取り返す。しかし,森本さんの腕前は圧倒的で,最終的に5対1という大差で決着がついた。
 ちなみに,いわゆる「接待プレイ」ではなく,全力で叩きのめしにかかる森本さんの試合ぶりに,ニコニコ生放送の視聴者からは「出世できないタイプ」とツッコミのコメントが入っていたようだ。

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大会主宰者,アントニオ猪木さんが生で闘魂注入


もちろん,「1,2,3,ダー!」のかけ声も会場全体で行った
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 ここでステージが急に暗転し,会場内に「元気ですかー!」の叫び声があがった。そう,主宰者のアントニオ猪木さんが,ここで初めて会場に姿を見せたのだ。猪木さんは前日までパキスタンに遠征していたらしく,「こんな夜中(午後10時半ごろ)に呼びだすなよ」と苦笑しつつ,ステージに上がっていった。

 多忙な猪木さんは,ここですぐに会場を発つことになってしまったが,帰り際に「闘魂ボックス」なる謎の箱を置き土産にしていった。果たして,この中身は一体……?


猪木さんといえば「闘魂注入」だが,今回は麒麟の田村さんにビンタが炸裂。注入された田村さんは「首がヤバい」と悲鳴をあげていた
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「みんなのGOLF 6」


 お次のタイトルは,PlayStation 3版の「みんなのGOLF 6」。闘魂プレイヤーはソニー・コンピュータエンタテインメント アソシエイトプロデューサーの鈴木健太郎氏で,先ほど闘魂を注入されたばかりの田村さんがその対戦相手となった。

 ルールは,基本的には3ホールの合計ショット数を競うだけのシンプルなものだが,面白いのは本作の新要素「スロットモード」が採用されている点だ。これは,各ホールの最初に「色物ルール」をスロットで決め,その内容によって対戦の展開が大きく変化するというもの。実力の面では鈴木氏が上だったのだが,スロットの目は田村さんに味方したおかげで,色物ルールがうまくハンディキャップとして機能していた。

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「メタルギア ライジング リベンジェンス」


 KONAMIが2013年2月21日に発売を予定している「メタルギア ライジング リベンジェンス」の闘魂プレイヤーには,コナミデジタルエンタテインメント 広報の大石次郎氏と,メタルギアシリーズの大ファンであるタレントの松嶋初音さんが登場。また,プレイの解説は今作の脚本を担当する玉利 越氏が行った。

左から,コナミデジタルエンタテインメントの大石次郎氏,玉利 越氏,そして松嶋初音さん
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 今年10月に発売された「ZONE OF THE ENDERS HD EDITION」には数量限定特典として本作の体験版ダウンロードコードが付属していたが,まずはその体験版パートを松嶋さんが実演。どうやら松嶋さんは相当に練習を重ねてきたらしく,大石氏や玉利氏も驚くほどの鮮やかな手際で「斬奪」していく。途中,強敵として「METAL GEAR SOLID 4」にも登場した「月光」が襲いかかるが,ここでも松嶋さん操る雷電は大活躍。本来の段取りであれば,ここで大石氏にプレイを交替することになっていたそうだが,松嶋さんはいとも容易く月光を撃破し,会場を沸かせた。

 続いて,大石氏が「本邦初公開」となる新たな敵との戦いを実演した。その敵とはなんと,「METAL GEAR SOLID 2」にも登場した雷電の宿敵「メタルギアRAY」。今作では改造されたメタルギアRAYが序盤のボスとして登場するらしく,圧倒的な大きさのメタルギアRAYを相手に,尻尾を輪切りにしたり,ミサイルからミサイルへと飛び移って相手の背中に斬りかかるなど,ダイナミックなアクションが披露された。まだ謎に包まれている部分も多い本作だが,このメタルギアRAY戦を観た視聴者から「これで購入を決めた」といったコメントも続出したようだ。


「SOUL SACRIFICE」


 最後のタイトルは,2013年3月7日に発売が予定されているソニー・コンピュータエンタテインメントのPS Vita用ソフト「SOUL SACRIFICE」。仲間プレイヤーを「生贄」にするか「救済」するかを選べる協力プレイが大きな見どころとなる本作だが,今回の一遊闘魂でも,4人同時の協力プレイが実演された。これに参加したのは,開発を手がけるマーベラスAQL デベロップメントディレクターの鈴木一徹氏と,comcept ディレクターの下川輝宏氏に加え,ゲーム好きで知られるパンクブーブーの佐藤哲夫さん,麒麟の川島さんも共に挑戦した。

左から,パンクブーブーの佐藤哲夫さん,マーベラスAQL デベロップメントディレクターの鈴木一徹氏,comcept ディレクターの下川輝宏氏
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 これまで,本作のプレイ映像等で紹介されてきたボスは「ハーピー」と「ケルベロス」の2体であった。しかし,今回登場したのは,これが初披露となる「サイクロプス」というボス。このサイクロプスには,元々人間の鍛冶屋で,自分の腕を生け贄に捧げて最高の武器を作ったところ,それと引換えにモンスターと化してしまったという背景があるそうだ。

 協力プレイの肝となるのは,やはりプレイヤー同士の連携だ。強力な合体魔法や,瀕死状態になった自分の身体を「生贄にしてくれ」とほかのプレイヤーに差し出して発動させられる強力な魔法など,本作ならではの協力プレイのスタイルが披露された。熾烈を極めたサイクロプス戦だが,下川氏と佐藤さんの2人を生贄に捧げ,辛うじて勝利を収めていた。
 しかし,本作はボスを倒しただけでクエストが終わるわけではない。勝利を収めたプレイヤーは,人間に戻ったサイクロプスを「救済」するか「生贄」にするかの選択を強いられるのだ。どうやら,生き残った鈴木氏と川島さんの間でも意見が割れたようだが,最終的には「救済」に決定。この結果に対して,佐藤さんは「サイクロプスは救済されたのに,俺たちは生贄って……」と本作ならではのジレンマを味わっていたようだ。

 なお,先に述べたとおり,本作の発売は2013年3月7日予定となっているが,製品版へのセーブデータ引き継ぎが可能な体験版「魔法使いの試験編」が12月20日に配信される(関連記事)。ぜひ実際に,救済と生贄のジレンマを味わってみてほしい。

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 全6タイトルのプレイを終えたところで,今回最も「闘魂」を感じたプレイを,ニコニコ生放送のアンケート機能によって選出。その結果,僅差で1位に輝いたのはコール オブ デューティ ブラックオプス ディクラシファイドとなった。

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 そして最後に,アントニオ猪木さんが置き土産に残していった「闘魂ボックス」が開封された。その中から出てきたのは,猪木さんからの手紙とDVD。手紙の文面は以下の通りだ。

「ニコ生が終わっても祭りは続くぞコノヤロー! 12月13日木曜日,都内某所で,抽選に当たったヤツに俺が闘魂注入するという『猪木のビンタが付いてるパック』を限定販売だコノヤロー! ということで,月曜日に詳細を発表するので,ホームページを見てください」

 そしてDVDでは,「ひとつ,朗読したいと思います」と前置きした上で

「プレイステーションをやれば,どうなるものか。
危ぶむなかれ,危ぶめば道はなし。
踏み出せば,そのワンプレイが道となり,そのワンプレイが道となる。
プレイステーション,迷わずやれよ。
やればわかるさ。ありがとー!」


と,どこかで聞いたことがあるような映像が流れ,イベントは終了となった。

エンディングでは猪木さんに代わり,川島さんの号令で一斉に「1,2,3,ダー!」と叫んだ
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