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「Galaxy Z Fold6」でゲームの見え方が変わる。今が折りたたみ式スマートフォンを試す絶好のタイミングだ【PR】
Samsung Electronics(以下,Samsung)の折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Z Fold6」の国内販売が始まった。本製品は,本体を開いた状態の内側とたたんだ状態の外側にそれぞれディスプレイを搭載したスマートフォンである。とくに注目したいのは内側に備えるメインディスプレイで,広げた状態で7.6インチサイズという大画面を利用できるのがポイントだ。
この大画面でゲームをプレイすると,どのような体験が得られるのか。本稿では,ゲーム用途におけるGalaxy Z Fold6の実力を確かめたい。
なお,今回のレビューに用いた試用機は,NTTドコモが取り扱うキャリアモデルだが,プリインストールされている一部のアプリを除き,外観デザインやスペックはSamsungが販売するオープンマーケット(SIMフリー)モデルなどと共通だ。
SamsungのGalaxy Z Fold6販売ページ
折りたたみでも薄く軽くなったGalaxy Z Fold6
折りたたみ式スマートフォンと聞いて,「折りたたむと厚みがあってかさばる」というイメージを持っている人は,まだまだ多いかもしれない。2019年に登場した初代「Galaxy Fold」の公称本体サイズは,たたんだ状態で62.9(W)×160.9(D)×15.7〜17.1(H)mmであり,ちょっとした薄型ノートPCくらいの厚みがあったのは確かだ。
しかし,世代を重ねたGalaxy Z Fold6では,折りたたんだ状態で68.1(W)×153.5(D)×12.1(H)mm,広げた状態では132.6(W)×153.5(D)×5.6(H)mmまで薄型化した。
実際に手にすると,一般的なスマートフォンに保護ケースを取り付けたものと変わらない印象で,厚いとはまったく感じない。公称本体重量も約239gで,今どきのハイエンド市場向けスマートフォンとして,十分許容できる範囲だ。服のポケットに入れてもそれほどかさばることはなく,気軽に持ち歩ける。
Galaxy Z Fold6では,筐体デザインを変更したのもポイントだ。従来のFoldシリーズは,本体の四隅が緩やかにカープした形状を採用していた。一方のGalaxy Z Fold6は,全体的に直線を主体とした形状になっており,2024年4月に発売した「Galaxy S24 Ultra」に近付いた。これもシャープなイメージを喚起する一因となっているのだろう。
上側面にはマイク孔とスピーカー孔があるだけだ |
下側面は,USB Type-Cポートとスピーカー孔を備える |
背面のアウトカメラは,標準と広角,望遠の3眼式だ。レンズや撮像センサーのスペックは,Galaxy Z Fold5と変わらないが,画像の中央部をクロップすることで,デジタルズームを使わずに2倍の望遠カメラとしても利用できるようになった。
加えて,Galaxy S24 Ultraと同じく,AIを活用した画像補正機能である「ProVisual engine」を利用できるのもポイントだ。
冒頭でも触れたように,Galaxy Z Fold6は,メインディスプレイとして7.6インチサイズの有機ELディスプレイを搭載する。画面解像度は1856×2160ドットで,正方形に近いアスペクト比だ。上下左右のベゼルが非常に狭く,より画面の大きさが目立つ。ディスプレイパネルの四隅も四角く,ベゼルで画面の表示が隠れない。
加えて,Foldシリーズでは,メインディスプレイのインカメラに「Under Display Camera」技術を用いているのもポイントだ。ディスプレイ内部にインカメラを埋め込むことで,カメラのレンズが目立たないので,ゲームをプレイしたり,動画をみたりしても気になりにくい。
正方形に近いアスペクト比も絶妙で,これを生かしたアプリの表示も見どころである。Webブラウザの場合は,PC版サイトを表示しても内容が見やすく,個人的にはこちらのほうが使いやすい。さらに対応アプリでは,折りたたみスマートフォン専用のユーザーインタフェースも用意しているケースもある。
複数アプリの分割表示にも対応しており,最大3つのアプリを画面上で分割して同時に表示することも可能だ。たとえば,Webサイトと動画配信アプリを見ながら,手書きメモを残したり,Discordでボイスチャットをしたりといった使い方もできる。普段からスマートフォンで複数アプリを同時に使うことが多い人であれば,より便利に利用できるはずだ。
折りたたみスマートフォンでは,ディスプレイパネルに「折り目」が付いてしまうのが気になるという人もいるだろう。これもFoldシリーズでは,世代を重ねるごとに改善しており,Galaxy Z Fold6の場合,ディスプレイを消灯している状態でうっすらと跡が見える程度だ。画面に何かしら表示している状態だと,まったく気にならないレベルと言える。
また,ディスプレイパネルでは,最大輝度が従来の1750nitから,2600nitへ大幅に向上したのも見逃せない。ここ数年,夏の日差しが非常に強く,輝度を上げてもスマートフォンの画面が見えにくいというケースもある。とくに位置情報ゲームをプレイしているゲーマーにとっては辛い時期ではないだろうか。今回は,実際にGalaxy Z Fold6を屋外に持ち出して使ったが,日差しが直接ディスプレイに当たるような状況でなければ,問題なく画面を視認できた。
折りたたんだ状態で利用するサブディスプレイは,6.3インチサイズで,解像度968×2376ドットの有機ELパネルを採用する。Galaxy Z Fold5と比べると短辺方向に広くなった。一般的なスマートフォンのアスペクト比に近くなったことで,操作もしやすくなっている。
Galaxy Z Fold6ではゲームはどう見える?
では,Galaxy Z Fold6で実際にゲームをプレイしてその動作を検証してみた。Galaxy Z Fold6の広い画面はゲームにおいて,どのようなメリットがあるのか。一般的なスマートフォンと比べて何が違うのかを確かめたい。
まずはアクションRPGの「原神」をプレイした。原神はスマートフォンの性能検証では,お馴染みのタイトルだ。
今回は,原神のグラフィックス設定で画質を「最高」に,フレームレートを「60」に設定した。この状態でゲームを快適にプレイできるかどうか検証してみた。なお,プレイ中のフレームレートは,Samsungが提供するゲーマー向け機能「ゲームプラグイン」にある情報バー「Perf Z」を使って目視で確認している。
はじめに気がついたのは「キャラクターが大きく見えて迫力がある」ということだった。アスペクト比9:20のスマートフォンでプレイした画面と比べると,キャラを中心にズームインしており,普段のプレイとは見え方がかなり変わっている。
左右の表示領域は若干減ってしまう点や,仮想ゲームパッドのボタン位置が異なるといった点で少し慣れが必要な部分はある。だがそれ以上に,キャラが大きい分だけ迫力のある戦闘を楽しめるところはプラスに感じた。
OSの「ディスプレイ設定」で,アプリを表示する画面のアスペクト比を変更することも可能だ。通常の全画面表示に加えて,16:9と4:3という2種類から選べるので,自分の好みに合わせて設定すると良いだろう。16:9のアスペクト比であれば,PC版の原神に近い感覚でプレイできる。
アプリの分割表示といった,Galaxy Z Fold6ならではのメリットもある。1つの画面で原神を起動しつつ,公式コミュニティサイトである「HoYoLAB」をチェックしたり,攻略情報を調べたりといったプレイ体験は,思った以上に便利だった。
ゲームの動作をチェックすると,60fpsに貼りつくことはなかったが,建物や人物が多い街中やフィールドでも40〜50fps前後のフレームレートは出ていた。
元素反応が重なったり,元素爆発のような派手なエフェクトが起こったりしてもカクつくことなく,おおむね快適にプレイできたと言えよう。
続いては7月4日に配信が始まったアクションRPG「ゼンレスゾーンゼロ」もプレイした。画質設定は「高」に,フレームレートは「60」と,こちらも高画質の設定で動作を検証している。
まず,ゼンレスゾーンゼロは,原神と画面表示の傾向が異なっていることに気がつく。Galaxy Z Fold6の全画面表示では垂直方向の表示領域が広くなっており,全体的に開放感がある。いつもと違う感覚で六分街の散策を行えた。なお,ホロウ探索の場合は上下に黒い帯が表示されるので,こちらはアスペクト比による違いはなさそうだ。
戦闘時にも大きな画面は有効だ。特殊スキルや連携スキル,極限支援の発生時には,キャラクターにズームするので迫力のあるバトルを楽しめる。
ゲームの動作は,建物や人が多い六分街では,50fps前後といったところだ。戦闘時は55fps前後を維持しており,連携スキルやコアスキルの発生時にも落ち込むことなく,快適にプレイできた。新しいタイトルだけあって,さらに折りたたみスマートフォンへの最適化が進んでいる印象だ。
また,アスペクト比が違っても,仮想ゲームパッドのボタン位置は変わらないのもポイントで,ほかの製品から乗り換えても同じ感覚でプレイできる。なお,Android版のゼンレスゾーンゼロは,標準でゲームパッドに対応しており,Galaxy Z Fold6をスタンドに立てかけて,ゲームパッドで操作するといったことも可能だ。SamsungのGalaxy Z Fold6用ケースには,スタンド付きのものもあるので,こうした製品を利用するのも良さそうだ。
2024年のハイエンドスマートフォンとしてふさわしい
スペックと性能
感覚的な評価に続いては,ベンチマークテストでGalaxy Z Fold6の性能を測定した。Galaxy Z Fold6のスペックは,搭載SoC(System-on-a-chip)に,Qualcomm製のハイエンド市場向けモデルとなる「Snapdragon® 8 Gen 3 for Galaxy」を採用する。本プロセッサは,「Snapdragon® 8 Gen 3」をベースとして,Galaxyブランドのスマートフォン向けに最適化を施したものだ。CPUコアである「Kryo」は8コア構成で,最も性能が高い「プライムコア」の動作クロックは最大3.39GHzだ。
GPUコアの「Adreno」に加えて,カメラ機能の映像処理に使う「Spectra」,AI処理プロセッサ「Hexagon NPU」と合わせて,ゲームのみならず写真の補正やGalaxy AIの処理などで威力を発揮するという。
なお,Galaxy Z Fold6では,Fold5の1.6倍も大きなベイパーチャンバーを内蔵することで,冷却性能を高めたとのことだ。
メインメモリ容量は12GBで,内蔵ストレージ容量は,NTTドコモ版は256GBと512GBの計2モデル,KDDI版とオープンマーケット版が256GBと512GB,1TBの計3モデルをラインナップする。主なスペックを以下の表にまとめておこう。
メーカー | Samsung Electronics |
---|---|
OS | Android 14 |
ディスプレイパネル | ・メイン:7.6インチ有機EL, ・サブ:6.3インチ有機EL, |
プロセッサ | Qualcomm製「Snapdragon® 8 Gen 3 for Galaxy」 |
メインメモリ容量 | 12GB |
ストレージ | 256GB,512GB,1TB |
アウトカメラ | 3眼式 ・標準:約5000万画素,F1.8 ・広角:約1200万画素,F2.2 ・望遠:約1000万画素,F2.4 |
インカメラ | ・メインディスプレイ側:400万画素,F1.8 ・折りたたみ時:約1000万画素,F2.2 |
対応5Gバンド | n1/3/5/28/41/66/77/78/79/257 |
対応LTEバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/18/19/20/21/26/28/38 |
対応3Gバンド | 1/5 |
無線LAN対応 | Wi-Fi 6E(IEEE 802.11ax) |
Bluetooth対応 | 5.3 |
バッテリー容量 | 約4400mAh |
連続待受時間 | 未公開 |
連続通話時間 | 未公開 |
USBポート | USB 3.1 Gen 1 Type-C |
公称本体サイズ | ・展開時:132.6(W) ・折りたたみ時:68.1(W) |
公称本体重量 | 約239g |
本体カラー | シルバーシャドウ,ネイビー |
SamsungのGalaxy Z Fold6製品情報ページ
ここからはベンチマークテストの結果を紹介する。まずは,マルチプラットフォーム対応のベンチマークアプリ「Geekbench 6」でCPU性能とGPU性能をチェックした。今回はGalaxy S24 Ultraのレビューで実施したテスト結果を流用して,Galaxy S24 Ultraと「Snapdragon® 8 Gen 2」を搭載するA社製スマートフォンとも性能を比較している。なお,テストはメインディスプレイ側で行った。
CPU性能を計る「CPU benchmark」の結果(グラフ1)は,Single-Core(シングルコア)のスコアが「2241」,Multi-Core(マルチコア)が「6802」となった。どちらもGalaxy S24 Ultraと比べても遜色ない結果だ。
Snapdragon® 8 Gen 3搭載スマートフォンの場合,Single-Coreのスコアが2000〜2200前後,Multi-Coreのスコアが6000台後半〜7000前後なので,Galaxy Z Fold6はやや高性能と言える。改良した却機構が効果を発揮しているのかもしれない。
また,GPU性能を検証する「GPU benchmark」(グラフ2)では,グラフィックスAPIに「OpenCL」を指定した場合で「14133」,「Vulkan」を指定した場合で「18005」となった。
スマートフォンは,製品ごとに画面解像度が異なるので,スコアによる単純な性能比較は難しい。ただ,同じSnapdragon® 8 Gen 3搭載製品では,OpenCLで14000〜15000前後,Vulkanで16000〜18000前後というスコアを示すことが多く,Galaxy Z Fold6も同程度の性能を発揮できているわけだ。
さらに3Dグラフィックスベンチマークアプリ「3DMark」で,3Dグラフィックス性能も検証した。マルチプラットフォーム対応テストの「Wild Life Extreme」と,リアルタイムレイトレーシング対応テスト「Solar Bay」でテストを実施して,その結果を14133にまとめた。
スコアは,Wild Life Extremeが「4845」,Solar Bayが「8529」だった。
Galaxy S24 Ultraと比べると,OpenCLで若干スコアを落としているが,Vulkanでは逆転しており,ここでも甲乙つけがたい結果だ。
3DMarkの場合,Snapdragon® 8 Gen 3搭載製品は,Wild Life Extremeで4000台半ば〜5000台前半,Solar Bayで7000台前半〜8000台前半となっている。こちらもGeekbench 6同様にGalaxy Z Fold6の高い性能を示せたと言って良いだろう。
ゲームでも活用できる「Galaxy AI」
Galaxyシリーズの2024年モデルにおける目玉機能の1つが,AIを活用した機能群である「Galaxy AI」だ。日常生活はもちろん,ゲーマーにも役立つ機能がそろっている。
たとえば「翻訳」アプリを使ったリアルタイム通訳機能だ。日本語はもちろん,英語や中国語,韓国語,フランス語,スペイン語など幅広い言語に対応する。海外ゲーマーの配信動画を見るときに,動画配信サイトの字幕機能を使うと表示が見にくいこともある。Galaxy Z Fold6のログと対応する訳を一目で確認できるので,話の内容を追いやすい。
また,ゲームで活用できそうなのは,「かこって検索 with Google」だろう。本機能は,検索したい画像や文字が画面に表示されている状態で,Androidの「ホーム」ボタンを長押しすると,検索対象を指定できる。検索したい文字や画像を指などでなぞって囲むと,それらに関連したGoogle検索の結果を表示する。
検索結果の表示は,動作中のアプリにオーバーレイ表示されるため,いちいちアプリを切り替えなくてもいいのがポイントだ。
たとえば,ゲームを進めるなかで必要な素材や情報がどこで入手できるのか調べたいという場面はかなり多い。画像は分かるけど,キャラクターやアイテムの名前が分からないというケースでも,かこって検索 with Googleを使って簡単に調べられる。
SamsungのGalaxy AI特集ページ
ゲームのプレイ体験が変わる
折りたたみスマートフォンを試してみよう
それではまとめに入ろう。
Galaxy Z Fold6は,「かさばりそう」や「重そう」といった折りたたみスマートフォンにありがちな印象を,大きく変える製品だ。性能面も2024年のハイエンドと呼べるものとなっており,完成度が非常に高い。
また,折りたたみスマートフォンならではの,広い画面を生かしたゲーム体験もポイントである。とくに,ゲームとほかのアプリを1つの画面で表示しても見やすいのはかなり便利だ。
一般的なAndroidスマートフォンでもOSのマルチウインドウ機能で,2つのアプリを分割表示できるが,それぞれの表示が小さくなってしまうため,あまり使う機会がない。Galaxy Z Fold6では,もっと積極的に複数アプリの同時起動を利用できそうだ。
また,Galaxy AIの存在も重要だ。今回紹介したゲームでの活用例もあるが,何より通話での翻訳機能など,日常生活で生きる場面が多い。自分が海外旅行に行ったときだけではなく,海外旅行者から何かを尋ねられるケースでも落ち着いて対応できるだろう。
折りたたみスマートフォンが気になっているという人は,ぜひGalaxy Z Fold6を試してもらいたい。
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