ムービー
第14回「Independent Games Festival」グランプリ受賞作品,「Fez」の約6分半に及ぶプレイムービーが公開
FEZ TRIAL GAMEPLAY from POLYTRON on Vimeo.
「Fez」公式サイト
“フェズ”という名前の,トルコ帽を被った猫のような生き物を主人公に,2Dのグラフィックスの視点を3D的に変化させながらゲームを進めていく本作。マップが前後左右にずれると,それまで見えなかったものが見えてくるという,エッシャーのだまし絵風な画面構成になっており,プレイヤーは金色に輝くキューブを探して立体的なマップを動き回ることになる……と,文章で書いても分かりにくいので,ムービーが用意されたのだろう。
Fezは,ゲームデザインやアートを担当するフィル・フィッシュ(Phil Fish)氏とプログラミング担当のルノー・べダード(Renaud Bédard)氏が2007年から共同開発を続ける作品。サンダンス映画祭で好評を得たドキュメンタリー「Indie Games: The Movie」に独立系クリエイターの1人として登場したフィッシュ氏は,映画の中で「この作品が失敗したら,ゲーム業界でのキャリアはもうない」などと,この作品にかける強い思いを述べている。ちなみに,Phil Fishという名前は本名ではないようだ。
本作は,2010年の段階でXbox LIVE Arcade専用のダウンロードゲームになることが発表されており,現在Microsoftの審査待ちであるという。勢いのあるカナダのゲーム開発現場から,またしても注目作が登場してきたわけで,リリース後の評価も気になるところだ。
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Fez
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