スマホゲームのセルラン分析（2024年10月17日〜10月23日）。今週の1位は「パズドラ」。7月〜9月のパブリッシャ別世界収益ランキングも紹介

　データ分析を専門に行うSensor Towerによると，2022年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約2兆1422億円に達している（関連記事）。そんな世界有数のスマホゲーム大国となった日本で，いま最も売れているタイトルをはじめとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」である。

スマホゲームの国内収益ランキング
（2024年10月17日〜10月23日）

順位	前週	タイトル	DL数の成長率 （前週比）	収益の成長率 （前週比）
1	4	パズル＆ドラゴンズ	8％	69％
2	7	Fate/Grand Order	-31％	66％
3	3	ラストウォー：サバイバル	-2％	11％
4	14	eFootball 2024	-7％	128％
5	6	プロ野球スピリッツA	37％	-32％
6	8	ロイヤルマッチ	-7％	2％
7	1	モンスターストライク	49％	-76％
8	9	ホワイトアウト・サバイバル	13％	-1％
9	19	崩壊：スターレイル	-3％	67％
10	18	ゼンレスゾーンゼロ	35％	59％
11	2	ドラゴンクエストウォーク	-19％	-66％
12	-	Wizardry Variants Daphne（10月15日リリース）	-	-
13	10	学園アイドルマスター	-27％	0％
14	11	Pokémon GO	-8％	-8％
15	51	キノコ伝説：勇者と魔法のランプ	43％	250％
16	5	原神	-20％	-57％
17	15	荒野行動	-10％	0％
18	34	ブルーアーカイブ	33％	76％
19	20	ONE PIECE バウンティラッシュ	-14％	18％
20	12	プロジェクトセカイ	-22％	-26％
21	16	パズル＆サバイバル	-17％	-10％
22	49	メメントモリ	125％	120％
23	22	LINE ポコポコ	-44％	-3％
24	21	ガーデンスケイプ	-12％	-5％
25	30	トゥーンブラスト	25％	18％
26	29	ツリーオブセイヴァー：ネバーランド	-82％	10％
27	87	Identity V	1％	239％
28	135	転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚	156％	434％
29	31	勝利の女神：NIKKE	0％	-4％
30	17	ウマ娘 プリティーダービー	-12％	-41％
31	40	Age of Origins	30％	11％
32	27	モンスターハンターNow	-17％	-21％
33	52	にゃんこ大戦争	2％	65％
34	35	ホームスケイプ	-7％	-4％
35	36	フィッシュダム	4％	-4％
36	32	ドラゴンクエストタクト	-17％	-14％
37	23	あんさんぶるスターズ！！Music	-8％	-38％
38	33	ブロスタ	6％	-19％
39	37	信長の野望 覇道	4％	-13％
40	26	Pokémon Sleep	-11％	-36％
41	43	おねがい社長！	52％	-2％
42	84	妖怪ウォッチ ぷにぷに	6％	103％
43	50	キングダム 頂天	8％	13％
44	39	タウンシップ	17％	-17％
45	41	レーシングマスター	-14％	-20％
46	38	放置少女	-1％	-25％
47	44	Call of Duty: Mobile	0％	-15％
48	57	ドラゴンボール レジェンズ	15％	20％
49	107	三國志 覇道	107％	115％
50	72	コトダマン	-34％	37％

※データはSensor Towerから引用
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の実値は本連載では非公開

　国内収益ランキング1位は「パズル＆ドラゴンズ」（iOS / Android）だ。アニメ「デジモンアドベンチャー」との初コラボを10月18日から開催し，「八神太一＆アグモン」や「石田ヤマト＆ガブモン」などを実装した。前週比で収益を69％伸ばしている。


　「転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚」（iOS / Android）は3周年を記念したガチャを10月18日に開始した。極★5キャラクター「ミリム・ナーヴァ」「ギィ・クリムゾン」「イジス」「コクヨウ」が新たに登場し，前週比434％の増収を達成した。


　新作タイトルは，ドリコムが10月15日にリリースした「Wizardry Variants Daphne」（iOS / Android）が12位にランクイン。本作は，ダンジョンRPG「Wizardry」シリーズの最新作だ。ゲームの詳しい内容は，こちらのプレイレポートを参照してほしい。

スマホゲームのパブリッシャ別世界収益ランキング
（2024年7月1日〜9月30日）

　今回は，2024年7月〜9月の世界市場におけるパブリッシャ別収益ランキングを紹介しよう。参考までに前期（2024年4月〜6月，関連記事）の順位と，各社における今期の最高収益タイトルも併記している。

順位	前期	パブリッシャ名	最高収益タイトル
1	1	Tencent	王者荣耀
2	2	Scopely	MONOPOLY GO!
3	3	Activision Blizzard	キャンディークラッシュ
4	6	Playrix	ガーデンスケイプ
5	5	NetEase	夢幻西遊
6	4	Supercell	ブロスタ
7	7	Take-Two Interactive	トゥーンブラスト
8	9	Dream Games	ロイヤルマッチ
9	10	Roblox	Roblox
10	8	miHoYo	崩壊：スターレイル
11	16	Century Games	ホワイトアウト・サバイバル
12	11	Playtika	Bingo Blitz
13	14	Moon Active	コインマスター
14	17	バンダイナムコエンターテインメント	ドラゴンボールZ ドッカンバトル
15	15	Pixel United	Lightning Link
16	12	Netmarble Games	俺だけレベルアップな件：ARISE
17	23	Niantic	Pokémon GO
18	13	FirstFun	ラストウォー：サバイバル
19	18	AppLovin	Project Makeover
20	20	Lilith Games	AFK：ジャーニー
21	21	KONAMI	eFootball 2024
22	19	Electronic Arts	EA SPORTS FC MOBILE
23	22	37GAMES	パズル＆サバイバル
24	27	Garena Games Online	Garena Free Fire
25	28	NCSOFT	リネージュM

※データはSensor Towerから引用
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の実値は本連載では非公開

　4月〜6月と比べて，7月〜9月における世界スマホゲーム市場全体の収益は約3％増加し，Top25のうち収益を増やしたパブリッシャは16社，収益を減らしたパブリッシャは9社となった。

　前期比の収益成長率が最も高かったパブリッシャは，バンダイナムコエンターテインメントだ。とくに「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」の収益の伸びが大きい。

　また，収益成長率の次点はNianticだ。オンラインイベント「Pokémon GO Fest 2024：グローバル」を7月13日と14日に実施したことで，「Pokémon GO」が大きく収益を伸ばしている。


　Lilith Gamesの「AFK：ジャーニー」は，「Rise of Kingdoms ―万国覚醒―」の収益を上回り，今期の同社の最高収益タイトルとなった。「AFK」シリーズの最新作となるファンタジーRPGで，グローバルでは3月27日に，東アジアでは8月8日にリリースされている。

Sensor Tower 日本語公式サイト

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